ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

呂好一人勉強会

2017-08-28 08:52:56 | 笑福亭呂好
船場センタービルにある「船場寄席」

本日のネタおろしは「ちりとてちん」

呂好さんを応援するファンの方々

詳細は・・後日。


一、笑福亭呂好・・・・・・「牛ほめ」

昔、演ったものの中で蔵出しというか、
最近演ってないものをしようと思っていますと・・・・・・。

でも、この「牛ほめ」、この頃一番聴く噺でおますが・・・。

最後の牛ほめまでいくのですが、娘を牛と間違えて泣かすとこや
山水の掛け軸、棗形の手水鉢などはいつも割愛、結構おもしろいとこなんですが
20分の尺に納めるよう省かれてるんでしょうか・・・淋しおます。

でも、いつ聴いても安定感のある、呂好さんの「牛ほめ」でおました。

そういえば、昔は「池田の牛ほめ」というてましたな。


二、笑福亭呂好・・・・・・「三人上戸」

笑い上戸に、泣き上戸、怒り上戸の、三人上戸。

うどん屋や首提灯(上燗屋)につながる、酔っ払いの噺。
酒好きの呂好さんにもってこいの噺ですが・・・・。

くだを巻くのも、絡むのも、怒るのも、すべて遠慮がち、
爆発した時にどんな感じになるのか、見てみたい気がしますな。

でも、酒飲みの噺もよろしおます、呂好さんの「三人上戸」でおました。


三、笑福亭呂好・・・・・・「ちりとてちん」

ネタおろし、この噺って難しいんですね、と実感。

吉弥さんで聴くことが多いのですが、おべんちゃらの喜いさんと、
けなしてばかりいる竹との、このメリハリがこの噺のキモでおますか。

この、手探り状態なのは、やはりネタおろしのせいですか。

でも、竹はん、「ちりとてちん」一度食べたあと、もう一度口に入れるとは
勇気のある男ですな。

茶碗蒸しを食べたり、「元祖」「本家」など、クスグリをすべて排除した形。
ますます、今後磨きがかかってくるんでしょうな、期待の一席でおました。


四、笑福亭呂好・・・・・・「長短」

最後に、ご自分も不完全燃焼だったのか、もう一席よろしいでしょうか。
とお断りを入れて、これは次回ゲストで出ていただく鶴志師匠につけて頂いた
「長短」を・・・・。

気の短い方の恐ろしいぐらいの大きな声、まさに鶴志師匠が乗り移った様な迫力。

これぐらいの、デフォルメされた方が、芸としては活きるんでしょうな。

この「長短」は、呂好さんの十八番(オハコ)、間違いなしでおます。

呂好一人勉強会
2017年8月28日(月)午後7:00開演
船場寄席

一、笑福亭呂好・・・・・・「牛ほめ」
二、笑福亭呂好・・・・・・「三人上戸」

三、笑福亭呂好・・・・・・「ちりとてちん」
 四、笑福亭呂好・・・・・・「長短」


次回は、10月30日(月)午後7:00開演
堺筋本町・船場寄席

 ゲスト・笑福亭鶴志

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