立川生志らくごLIVE・「ひとりブタでっせ」
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この一ヶ月に、談春さん、談四楼さん、そして生志さんと立川流が
立て続けの落語会・・・・・どんな、高座か楽しみですな。
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五十人弱の少なめのお客様。
但し、小佐田定雄さんや、やまだりよこさんの顔もみえる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
良かったですな。・・・この前の ●春さんとは、大違い。
二席でも、充実感、たっぷりでおます。
江戸落語の大ネタ「明烏」と「芝浜」を、生声でじっくり聴けるなんて幸せの極み。
二時間の間に、生志さんの良き人柄が伝わってきて、ファンに・・・・・
友人を誘って、来年の第5回・「ひとりブタでっせ」は必ずいきまっせ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一、マクラ噺
私服で、舞台の前で、立ったままでのトーク。
今回で、4回目。普通4回目あたりになると、客の入りが落ちるもんなんですが
前回と横ばい・・・と、喜んでも、前の入りが、たいした事がなかったりして。
まあ、40名ぐらいの、入り。
チリのカプセルでの救出劇の事であったり、JALの機内で王監督と
座席が、丁度、横並びであった時の話とか・・20分程喋る。
途中、立川流のブラックユーモア話を語るが、「あれれ」の表情
こんなに少ないから辛口トークをと思うが、客はひいている。
客層をみても、米朝一門の先に江戸落語があるような、
上方でも、上品な部類のお客様である。
東京では、立川一門の位置は、やはり過激でとらえ方が違うのか。
そのあと、着物に着替える時間、年末に博多の博多座での、
談志、生志、親子会、開催の為、福岡市長への会談の時のビデオを
スクリーンで見る。生志さんの、緊張と緩和の表情がかわいい。
二、立川生志・・・・・・・・・・・・・・・・・・「明烏」
最初に、源兵衛と太助の会話から始る。
そのあと、若旦那が帰って来てから噺があじまる。
「明烏」と言えば、八代目文楽の十八番。
CDでは、たまに聴いてはいますが、若旦那を起こしにいく時
花魁の茶箪笥の甘納豆を見つけ、一粒、一粒、ぶつくさ言いながら食べる。
若旦那のウブさが、この噺の勝負どころ。
素の生志さんは、若の花みたいだが、親父さん、若旦那、お茶屋の女将と
その度に、表情が変わり、年が15才ぐらい上ったり、下がったり、
オーバーアクションではないが、人物像が浮かびあがるののは、凄い。
(一番見えないのは、花魁だが、体つきのせいか(笑い)・・・)
肩を張らずにいて、噺自体のおもしろさが伝わる。
・・・・・私は、こんな噺家さんが、好きだ。
三、立川生志・・・・・・・・・・・・・・・・・・「芝浜」
中入りをはさんで、二席目。
この会、2月、6月、10月と年三回のペースでやってますが、
来年できるかどうか、予算の都合で?・・・是非、次回、開催できますよう
各自、御友達を一名ずつ、連れって、来て頂きたいと・・・。
その月、その季節のものを演じていますが、今年はもう、お伺いすることも
ないので、早いですが、年末の噺を・・・。
「あんたー」これでは上方、「おまえさん、・・・・、おまえさん」
あっ、「芝浜」だ。・・・・・良かったですな。・・・最高。
これも、三木助さんのCDを聴いているが、「夢の皮財布」とは違い
「芝浜」として聴くのは、初めて。
おかみさんが好かったですな。
普通でいうと、三年近く亭主を騙し通せるなんて、厭味そのものだが、
生志さん、騙す動機が、拾ったお金を黙って自分のものにするのが
お上に知れたら、亭主の手が後に回ると、町役に脅され、
単に亭主を罪人にしたくないという、女の人らしい理由で一芝居をうつ。
夫が改心するためとか、ぐうたら亭主で信用できないからという
理由でないところに、ほっとする。
最高に良いのは、女房の打ち明け話に、一度は激怒する亭主が
最後には、・・・お互い「あるがとうよー」、「ありがとうよー」と礼を言いあう
二人に、この噺への温かみを感じる。
落語は、人間の業であり、落語は、落語家の人、そのものであると思う、私。
「明烏」、「芝浜」、二席だけで、生志さんのトリコになってしまいましたな。
立川生志らくごLIVE・「ひとりブタでっせ」
2010年10月25日(月)午後7:00開演
トリイホール
一、マクラ噺
二、立川生志・・・・・・・・・・・・・・・・・・「明烏」
仲入り
三、立川生志・・・・・・・・・・・・・・・・・・「芝浜」
10-52-222
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この一ヶ月に、談春さん、談四楼さん、そして生志さんと立川流が
立て続けの落語会・・・・・どんな、高座か楽しみですな。
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五十人弱の少なめのお客様。
但し、小佐田定雄さんや、やまだりよこさんの顔もみえる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
良かったですな。・・・この前の ●春さんとは、大違い。
二席でも、充実感、たっぷりでおます。
江戸落語の大ネタ「明烏」と「芝浜」を、生声でじっくり聴けるなんて幸せの極み。
二時間の間に、生志さんの良き人柄が伝わってきて、ファンに・・・・・
友人を誘って、来年の第5回・「ひとりブタでっせ」は必ずいきまっせ。
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一、マクラ噺
私服で、舞台の前で、立ったままでのトーク。
今回で、4回目。普通4回目あたりになると、客の入りが落ちるもんなんですが
前回と横ばい・・・と、喜んでも、前の入りが、たいした事がなかったりして。
まあ、40名ぐらいの、入り。
チリのカプセルでの救出劇の事であったり、JALの機内で王監督と
座席が、丁度、横並びであった時の話とか・・20分程喋る。
途中、立川流のブラックユーモア話を語るが、「あれれ」の表情
こんなに少ないから辛口トークをと思うが、客はひいている。
客層をみても、米朝一門の先に江戸落語があるような、
上方でも、上品な部類のお客様である。
東京では、立川一門の位置は、やはり過激でとらえ方が違うのか。
そのあと、着物に着替える時間、年末に博多の博多座での、
談志、生志、親子会、開催の為、福岡市長への会談の時のビデオを
スクリーンで見る。生志さんの、緊張と緩和の表情がかわいい。
二、立川生志・・・・・・・・・・・・・・・・・・「明烏」
最初に、源兵衛と太助の会話から始る。
そのあと、若旦那が帰って来てから噺があじまる。
「明烏」と言えば、八代目文楽の十八番。
CDでは、たまに聴いてはいますが、若旦那を起こしにいく時
花魁の茶箪笥の甘納豆を見つけ、一粒、一粒、ぶつくさ言いながら食べる。
若旦那のウブさが、この噺の勝負どころ。
素の生志さんは、若の花みたいだが、親父さん、若旦那、お茶屋の女将と
その度に、表情が変わり、年が15才ぐらい上ったり、下がったり、
オーバーアクションではないが、人物像が浮かびあがるののは、凄い。
(一番見えないのは、花魁だが、体つきのせいか(笑い)・・・)
肩を張らずにいて、噺自体のおもしろさが伝わる。
・・・・・私は、こんな噺家さんが、好きだ。
三、立川生志・・・・・・・・・・・・・・・・・・「芝浜」
中入りをはさんで、二席目。
この会、2月、6月、10月と年三回のペースでやってますが、
来年できるかどうか、予算の都合で?・・・是非、次回、開催できますよう
各自、御友達を一名ずつ、連れって、来て頂きたいと・・・。
その月、その季節のものを演じていますが、今年はもう、お伺いすることも
ないので、早いですが、年末の噺を・・・。
「あんたー」これでは上方、「おまえさん、・・・・、おまえさん」
あっ、「芝浜」だ。・・・・・良かったですな。・・・最高。
これも、三木助さんのCDを聴いているが、「夢の皮財布」とは違い
「芝浜」として聴くのは、初めて。
おかみさんが好かったですな。
普通でいうと、三年近く亭主を騙し通せるなんて、厭味そのものだが、
生志さん、騙す動機が、拾ったお金を黙って自分のものにするのが
お上に知れたら、亭主の手が後に回ると、町役に脅され、
単に亭主を罪人にしたくないという、女の人らしい理由で一芝居をうつ。
夫が改心するためとか、ぐうたら亭主で信用できないからという
理由でないところに、ほっとする。
最高に良いのは、女房の打ち明け話に、一度は激怒する亭主が
最後には、・・・お互い「あるがとうよー」、「ありがとうよー」と礼を言いあう
二人に、この噺への温かみを感じる。
落語は、人間の業であり、落語は、落語家の人、そのものであると思う、私。
「明烏」、「芝浜」、二席だけで、生志さんのトリコになってしまいましたな。
立川生志らくごLIVE・「ひとりブタでっせ」
2010年10月25日(月)午後7:00開演
トリイホール
一、マクラ噺
二、立川生志・・・・・・・・・・・・・・・・・・「明烏」
仲入り
三、立川生志・・・・・・・・・・・・・・・・・・「芝浜」
10-52-222
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