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大好きな歌人、俵万智さんの文藝別冊の特集版。私は俵万智さんとの出会いがなかったら、短歌を詠むなんてしなかったと改めて思い知りましたな。
「焼肉とグラタンが好きという少女よ私はあなたのお父さんが好き」この歌、私が沢山の歌の中で常に心に流れる歌。俗っぽいですが、原点です。
そして、枡野浩一さんの質問の中で、佐藤真由美さんの短歌をほめていられたと、・・・俵万智→佐藤真由美→千原こはぎ、さんと私の好きな歌人がつながって流れているとは嬉しおます。
そして、穂村弘さんとの対談で、「言葉がいわゆる大人の言葉になったら短歌は書けない。人との衝突を避けたりする知恵や方便としての言葉は、生きていく上では必要だけども、短歌を書く上ではむしろ邪魔になる。」「サラダが美味しかったという何でもないことを記念日にしてくれるものが自分にとって短歌だと、歌にしなかったら、サラダが、美味しかったというささやかな記憶は流れてしまう。でもそこに立ち止まって歌にすることで。自分にとって大事な時間がそこにとどめられる。」
そうなんです、肩を張らずに「思いをそのままにとどめる」そんな歌を詠みたいですな・・・・。
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