今日は、嫁さんと文楽へ。
本来は、第三部の「夏祭浪速鑑」が太夫も最高のキャストで良いらしいが、
6時半開演で、食事の時間が中途半端だったので
、第二部の「妹背山婦女庭訓」を・・・。
午後2時から5時30分までの長丁場・・・・・
さて、最後まで観覧通せるのか二人揃って不安ですな。
良かったですな。
文楽最高。
今回の上演は、五段構成の四段目にあたる部分とか、
この三時間半の公演の五倍もある大作も大作。
お三輪さんにまつわる部分を、まとめて上演と・・・・。
良かったのは、外題の「婦女庭訓」が詠み込まれた「道行恋苧環」の場。
太夫が五人、三味線方が五人、舞台は道行で闇の中でシンプルだが、
音曲の部分は立体的に豪華、あちらを観たりこちらを観たりというように、
ほんと上手にできた、文楽は総合芸術でおますな。
でも、話は複雑、お三輪の恋の行方と、入鹿退治に必要な品の入手をめぐる話が絡み合う。
うとうとしていた嫁さんに「筋、解かったか」と終わってから聞くと
「ぜんぜん、解からんと」まあ、ずっと起きて聴いていた私でも
話しの展開に戸惑うてたのに、まあ、途中抜けると、難しいでしょうな。
このはなし、牽牛織女の伝説が合わさって、夏にはもってこいの噺。
途中でてくる仕丁の掛けあい漫才のようなよころや、
官女の、からかいながらのおどけた表情や、脇役の人形がでてくる息抜きの場面が好き。
ほんと、三時間半が長く感じない素晴らしい公演でおました。
次の公演は、11月の「伊賀越道中双六」(いがごえどうちゅうすごろく)でおます。
仮名手本忠臣蔵と並ぶ敵討ちの名作、二十一年ぶりに本格上演の謳い文句。
一部五時間、二部四時間の通し狂言でおます・・・・それにしても長いですな。
2013年夏休み文楽特別公演
2013年8月4日(日)午後2:00開演
「妹背山婦女庭訓」(いもせやまおんなていきん)
井戸替の段
杉酒屋の段
仲入り
道行恋苧環(みちゆきこいのおだまき)
仲入り
鱶七上使の段
姫戻りの段
金殿の段
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