COVID-19禍の最中に県境を越えるには何がしかの決心がいるような時世ですが、一大決心をして島根県飯南町の赤名湿原に行ってきました。春のミツガシワの花の季節を終えて、湿原は夏の花々が咲くまでの間の花の端境期でしたが、ハンノキが繁り、ミツガシワが群落する湿原に延びる木道を歩いて小さな花々にも出会えて良い気晴らしが出来ました。
↓ ハンノキが林立し、ミツガシワが林床に群落する赤名湿原です。
↓ 杉林の中に延びる遊歩道を歩いて駐車場から湿原へと向かいます。
↓ まだ杉林の林床にシャガ(アヤメ科アヤメ属)の花が咲いていました。
↓ 湿原への入口近くの田圃の畔にレンゲツツジ(ツツジ科ツツジ属)が咲いていました。
↓ 湿原への導入路脇にフジ(マメ科フジ属)の花が咲き残っていました。
↓ 湿原には立派な木道が設えられています。
↓ 湿原に咲いていた花はサワオグルマ(キク科キオン属)。この時期には貴重な花です!
↓ 湿地に繁る樹はハンノキ’(カバノキ科ハンノキ属)、湿地を覆うのはミツガシワ(ミツガシワ科ミツガシワ属)です。本来は寒冷地で生育するミツガシワが赤名湿原のような南国の低地に自生するのは貴重です!
↓ ミツガシワの花期は春、辛うじて一輪だけ咲き残った花に巡り会えました。
↓ ミツガシワの葉の上で羽を休ませるシオカラトンボ。ハッチョウトンボの姿は残念ながらありませんでした。
↓ ニョイスミレ(スミレ科スミレ属)が湿原から茎を伸ばして咲いていました。
↓ 湿原の中にある長尾池です。農業用水のため池とのことです。
↓ 長尾池の奥にも湿地が広がり木道が伸びています。
↓ 湿原の中にオオカメノキ(スイカズラ科ガマズミ属)が咲いていました。
↓ 湿原を出た路傍にムラサキサギゴケ(サギゴケ科サギゴケ属)の姿が見えました。
↓ ムラサキサギゴケの隣にはキジムシロ(バラ科キジムシロ属)の花が咲いていました。
↓ 池畔の展望所から長尾池を眺めました。春にはミツガシワの白い花が岸辺を飾るそうです!
↓ 駐車場への遊歩道沿いの杉の林床にツルニチニチソウ(キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属)が咲いていました。