おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ブルガリアはヨーグルトの国?2

2005-08-10 18:53:00 | ブログ
ヨーグルトは物価の安い国ブルガリアでも、最も入手しやすい食材です。それでいろいろな料理に使われます。
先日、友人のリリーとラディのところでごちそうになったとき、前菜のサラダが出ました。当人たちによると「リリー&ラディサラダよ・・・」といっていましたが、ドレッシングはヨーグルト!!(それに「たくさんの愛も入れて・・・」なんて言ってましたが)
少しにんにくとねぎが入っていて、そのおいしかったこと!
中東に「タヒニ」というヨーグルトソースがあるそうですが、それにもやはりにんにくが入っているそうです。
日本では、「ヨーグルトは朝食のときにフルーツやシリアルと一緒に、少し甘くして食べるもの」というのが固定観念になっている気がしますが。
ヨーグルトをサラダのソースにするときはオリーブオイルを上からかける!これがポイントのようです。
そのほかにも「タラトゥール」というきゅうりの冷製スープがあります。
暑い夏にぴったりのさっぱりメニュー。つくり方も超簡単!!!(基本的に先回のヨーグルトのときに書いた塩入アイリャンに細切りのきゅうり、マグダノスというパセリの一種、あと好みでオリーブオイルも入れます。)
ブルガリアの女の子に「得意料理は?」ときいて「タラトゥール!!」との答えなら、たぶんその子は料理はあまり得意でないかもね・・・、と心配するくらい簡単な料理なのです。
しかし、生でヨーグルトを食べるのは、まだまだ初級!
mehana
(写真のたらいまわしですみません。ちょうど「タラトゥール」と「ムサカ」だったので・・・)

先日のメハナの回に写真に載せたムサカという料理、ジャガイモとミートソースをオーブンで焼くオムレツのような料理ですが、そのジャガイモの上にのせて焼いてある白いものがとてもおいしいのでディディ(よく出てくるブルガリア語の先生)に聞いてみると、
「ヨーグルトと小麦粉と卵を混ぜてかけるのよ、あとカシュカバル(黄色いチーズ)もけずって入れるとおいしいわよ。」
え~っ?ヨーグルトをオーブンで焼くの?酸っぱくならないかな?恐る恐るためしてみると、確かに「ムサカ」の上の「おいしい白い部分」になりました。酸っぱくなくて普通のホワイトソースのよう!
大きな発見でした。本当にブルガリア料理は奥が深いなあ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザヨ・バヨ

2005-08-08 18:51:05 | ブログ
zaiyobaiyo

久しぶりにチェックした「世界の車窓から」のサイトの撮影日記でルーマニアの「ジョー」というウェハース菓子になぐさめられる、というくだりがありました。ブルガリアにもありますよ。スナック菓子。ブルガリアではウェハース菓子は「バフラ」、チョコやキャンディは「ボンボンチェ」で、どこの駄菓子屋でも売られています。
うちの下のアパートに住む友人マリナにすすめられて買ったスナック菓子があります。名前は「ザヨ・バヨ」。日本でいうところの「カール」のようなお菓子ですが一袋14~18円。でも値段のわりにおいしくて、ついいつも2~3袋買ってしまいます。いろいろなフレーバーがありますが特にお気に入りは「ルク(たまねぎ)」味です。
さて、「ザヨ・バヨ」とはどういう意味なのでしょう?
袋にはウサギがこのお菓子を抱えている絵が描かれています。ウサギが何か関係あるのかな?と思って辞書を引くとウサギは「ザエク」です。「ザヨ・バヨ」または「ザエチェ」とは、ちょうど「ウサちゃん」とか「バニー」という意味になるそうです。
ブルガリア語のおとぎ話や子供向けの物語では動物たちはそういう愛称で呼ばれていて、たとえばブタは「スビンスク」なのですが「ブタちゃん」という意味で「スビンチェ」や「プラスンチェ」と呼ばれています。(ちなみに、ブルガリアで「モルスコ・スビンチェ」という動物がいるんですが何かわかります?これはブタの一種ではなく「ギニーピッグ」つまり「モルモット」です。そのまま訳すと「モルなブタ」、なんのこっちゃ?)
子供向けスナック菓子らしいネーミングですね。・・・と思っていたのですが街中でこの「ザヨ・バヨ」を食べている大人をよく見かけます。トロリーバスの中でも、パザールでも、この前は70歳くらいのおばあさんがぽりぽり食べていました。
駄菓子好きの大人は私だけかな?とおもっていたのに。
紹介者マリナいわく、
「安いし、おいしいし、手軽だし・・・・」
ん?それってつまり、これが食事の代わりということかな?ちょっとさみしい気がしますが。
本物のウサギも時々肉屋に並びます。そこには「ザエク」とかかれています。ふさふさの毛とトレードマークの長い耳がお肉にはないのでなかなかわかりませんでしたが。「プロビンカ」つまり半分だと、脳天から真っ二つに割られた(?)状態で、切った断面を上にして売られています。あまりにグロいのでさすがに手が出ません。
当分は私の「ウサちゃん」は「ザヨ・バヨ」スナックです。


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブルガリアはヨーグルトの国?

2005-08-06 20:12:56 | ブログ
確かに!ブルガリア人はよくヨーグルトを食べます。
でも、ブルガリア語ではヨーグルトとは言わず、「キセロ・ムリャコ」つまり、すっぱい牛乳というのです。

kiselomlyako1
スーパーマーケットなどで売られているものは、コップのような容器に入って1個400g入りが22円~40円くらいです。安いものは乳脂肪分が少なくさっぱり、ちょっと高いものは乳脂肪分が5%くらい入っていてクリーミーです。私はクリーミーなほうが好きで、「ベレヤ」というブランドのものをよく買います。(ちなみに写真のものはアイーダという安いものです)
さて、地元の人のヨーグルトの食べ方ですが、これがおもしろい!

女性は、ヨーグルトの容器にブスッとストローをさして飲んでいます。男性はふたを少しだけ開けてそのまま飲んでいることが多いです。
kiselomlyako2

「地球の歩き方」に「アイリャン」という飲み物が、「ぐびぐびいけるヨーグルトドリンク」として紹介されています。それで最初は「アイリャンという別の飲み物があるのかな?」と思っていました。こちらに来てすぐの頃、友人のイヴァンに「アイリャンって何?」と聞いてみると、
「よーし、じゃあ今作ってあげるよ~」といい、
使いかけのヨーグルトをおもむろに冷蔵庫から取り出して水差しに移し、
水道の蛇口から水をジャーと入れているではありませんか。
えっ?アイリャンってヨーグルトの水割り?
「できたよ~」
スプーンでかき混ぜながら出されたその飲み物は、まさに水で薄めたヨーグルトでした。
kiselomlyako3
(左の写真は飲み終わったヨーグルトの容器に水を入れて、それからすすぐところ。すすいだ水も飲んじゃいます。ヨーグルトドリンクというと甘いものを想像しますが、ここでは砂糖、または塩を入れて飲みます。)
kiselomlyako4


つまり、この国には「飲むヨーグルト(ヨーグルトドリンク)」があるのではなく、「ヨーグルトを飲んでいる」のです!
でも、考えてみればヨーグルトドリンクとヨーグルトが別物だと思っていたのがおかしかったのかも・・・・ どうしてかなぁ。日本の概念ではヨーグルトは食べ物で、それとは別に「飲むヨーグルト」というものが売られているからかもしれませんね。
でも、私のヨーグルトの概念をまたも打ち壊すことが分かってきたりして・・・・(大げさ、かな?)

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これ、スパゲッティ?

2005-08-04 19:16:41 | ブログ
自他共に認めるラーメン好きの私。福岡のラーメン、特に「久留米ラーメン」のこってりしたのがお気に入りです。
ブルガリアに来て最初の3週間、イーチェーセー(ソフィア大学付属言語専門学校、らしい)でブルガリア語の超基礎コースを受けている間に泊まっていたホステルにはキッチンがなく温かいものをまったく食べられませんでした。そこで恋しくなったのがラーメン。果たしてこの国にラーメンはあるのか!?
同じクラスに中国人でデザイナー志望の若者、ミゴがいました。彼に聞いたら何かわかるかな?と思い、メモ帳に書いて尋ねてみました。確か、中国語ではスープは「湯」、だから「湯麺」。ミゴは「知ってるよ!つれてってあげるよ!」とあっさり。
その日の昼、彼はお迎えの車(運転手つき)で私たちをソフィア中心部に程近い、日本人や韓国人もかなり利用するといわれている結構大きな中華料理店に連れて行ってくれました。(ミゴは結構ボンボンなのでした。)
そこで特注でつくってもらった、まさしく「湯麺」!!。もちろん日本のラーメンとは違うけど、温かいスープがはらわたにしみわたるおいしさでした。
その後、今すんでいるところに引っ越して料理ができるようになり、さて買い物に行こうと「ビラ」(外資系スーパー)に行ってみると、なんと!!!インスタントラーメンがあるではありませんか!!!
ramen


韓国製の「チョイス」ラーメン(ビーフ、ポーク、チキン、野菜、えび、しいたけ、の6種類)は1つ35円くらい。(ちなみにカップもありますがこれは倍以上します) ベトナム製のラーメンは1つ25円くらい、すごく高いので買ったことはないけど(といっても日本と同じく1つ120円くらいですが・・・)あの有名な「辛ラーメン」もあります。でも、これを買っている地元の人を見たことはありません。
この「チョイス」ラーメン、結構いい味出しています。熱いスープと一緒に麺をすする。・・・ああ、うれしい。暑いときはここのおいしいキャベツや安いハム(下ハムと呼んでいますが)を使って激辛つけ麺もできます。
でも、久留米ラーメンのような「ドボドボ」スープが好きなので、このスープをどうにかしてもっと濃くできないだろうか、と考えていました。そんな時、骨付きの牛肉が筋っぽくて焼いただけでは食べられない、ということがおきました。じゃあ、これでだしをとってみよう。水もくんできた湧き水でにんにくも入れて・・・そして食べてみたらこれがまた格別でした。牛肉でだしをとるなんで贅沢な限りです。
にしても、ひとつ納得がいかないことが。このインスタントラーメン、ブルガリア人は「ゴトビ・スパゲッティ」つまり調理済みのスパゲッティと呼んでいるんです!ここでは麺類はみんなスパゲッティ!?
ちょっと違うんだけどなぁ・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キロ買いの野望・・・トマト

2005-08-03 15:34:07 | ブログ
ジャガイモ、キャベツと並んで、この国に来て本当においしいと思った野菜はトマトです。今が旬のトマトは、下は1キロ21円から上は140円くらいまでいろいろな大きさやランクのものが市場の店先に並びます。そのどれもがおいしい!!!
shopskasalata

毎日でも食べたいのが、このトマトときゅうり、たまねぎ(またはねぎ)、そしてシレネ(白いチーズ)をいれ、塩とオリーブオイルで味付けをした「ショプスカ・サラタ」です。塩気の強いシレネとトマトの相性は抜群です。
でも、安いランクのトマトを買うと、少し腐りかけたのも入っていたりするので、本気で「腐るほどあるトマト、どう使おう?」と悩むわけです。
これだけ安いと、そのまま食べてもおいしいトマトを加熱して使うという贅沢ができます。スープ、ギョベチェ(以前の記事を参照)、パスタのソース、など、いろいろ浮かびますが、日本の料理が恋しくなったときにつくって、好評だったメニューが、なんと「カレーライス!!」です。
ブルガリアにカレーなんて、と思って日本からルーを持ってきたのですが、それでつくると野菜にルーの味が負けていまひとつだったので、しばらくつくらなかったのです。が、暑い夏にどうしてもスパイスの効いたカレーが食べたい、ここの国はハーブやスパイスが結構豊富なのであるかなと思って探すと、ありましたありました。カレー粉が販売されているんです。しかも香りがかなり鮮烈で辛い!
パザールで青唐辛子、なす、ズッキーニ、にんじん、ジャガイモ、そしてトマト、それにひき肉を使い、小麦粉をバターでいため思いつく限り(パプリカ、クミン、コリアンダー)のスパイスとカレー粉を入れてつくったルーを入れ、仕上げにさらにマスタードやブルガリアのハーブ塩(これはまたいつか話しますね)を投入した、名づけて「ブルガリアン・カレー」(安直で勝手なネーミング!!!)
ご飯を炊いて、カレーをかけて食べると、
「これは何かといわれるとカレーライスだね。」
でも日本でつくっていたカレーライスよりも野菜のうまみが強いので違ったおいしさになります。何よりトマトのやわらかい酸味と深い甘さが効いて、暑い夏にぴったりの味になりました。さらにこの国のおいしい豚肉に、安くておいしいパンから作ったパン粉をまぶしてとんかつを作って「カツカレー」なんていうのも「暑い夏にカツ!」(ちょっと寒気が走るほど定番でしたね)という感じでとてもフボボでございました。
また、別メニューとしては、すり下ろしたにんにくと、トマトとバジルと塩でやわらかくゆで、水でしめたバミセリをあえてオリーブオイルをかけるのもうちの定番になっています。
日本で食べていた味を、もっとおいしくしてここブルガリアで食べられる。うれしいじゃあないですか! でも、トマト料理はもっと研究する余地がありそうです!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする