近くの廃園の草むらで撮った、ツバメシジミのメスです。表側のきれいな色を見せてくれた、うれしい一枚。オスは全体的にきれいな青色になりますが、メスはこのように深いグレーか、グレーに少しかすんだ青を帯びる感じになります。
緑の中にとまっていると、印象的な光を放っているようです。きれいだな。
これはその裏側の模様です。下翅の小さな紅が印象的。なかなかに品のよいおしゃれ。目立つほどきれいではないけれど、見るものが、あらっと、微笑む。幼い女の子が、お母さんのまねをして、ほんのちょっと紅をつけて、どう、きれいでしょって、言ってるみたいだ。
とろい私にとって、シジミチョウは私に写真を撮らせてくれるありがたい存在です。わたしが見る限り、ここらへんでは、ヤマトシジミが多いですね。ヤマトの名がついたのは、やはり日本に多いからかな。
それにしても、オスのきれいな青色の写真も、撮ってみたい。このメスの深いグレーもきれいですけれど。
今日は、公園の、ハルシャギクの写真も、おまけです。落ち着いたグレーもいいけれど、少し物悲しくなるかな。明かるい光の色が少しほしい気がする。
野原に落ちた、青い悲しい一滴。何かの痛みのように見えるのは、どうしてかな。