熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

北東北ツーリング④ 角館~大湯温泉~鳥海(完)

2011-09-11 22:31:40 | ツーリング・バイク全般
ツーリング4日目は能代を出発して角館で武家屋敷を見学し、この日の宿、小安峡近くの大湯温泉に向かった。
そしてツーリング最終日は、仲間4台と鳥海ブルーラインを走行した。

能代から国道7号線(羽州街道)を大館方面に向かい、途中から105号線(阿仁街道~大覚野街道)に入る。初めて走る道だがツーリングマップルではお勧めルートの表示になっていて期待が高まる。
暫くは通行車両も多く何の変哲も無い道だったが、途中からは信号も無く通行車両もまばらになる一方、自然の景観も豊かになり、なかなかのルートだった。何しろ距離がある。


道の駅「あに」の付近は、かってマタギが盛んだったようで、マタギ資料館まであるそうだ。
 

能代を出て2時間半で角館に到着。
観光案内所でお勧めの屋敷を尋ねると「石黒家」の屋敷がほぼ完全に昔の状態を保っていて、解説も聞けるということで、この屋敷を見学。


武家屋敷通りを1時間ほど散策した後、この日の宿、大湯温泉「阿部旅館」に向かった。
ここは、日本秘湯を守る会・会員宿で開湯は1810年頃と随分古いそうだ。源泉は露天風呂脇にあって、98度の温泉が勢い良くふんだんに湧き出していた。
露天風呂の横には渓流が流れていて秘湯ムードたっぷり、立ち寄り湯も出来る。料金の割には、部屋・温泉・環境とも申し分く、個人的には評価の高い温泉宿だった。
  
  

今回のツーリング最終日は、昨日宿で合流した仲間4台と鳥海ブルーラインを走った。
高度を上げるにつれ、日本海の雄大な景色を眺めながらのワインディングは何度走ってもいいものだ。
 

鳥海ブルーラインを走り終えた後は酒田市で昼食を済ませ、山形道~東北道と乗り継いで無事、帰宅した。
二つの世界遺産、平泉と白神山地に加え、過去の東北ツーリングでは素通りしていた場所もゆっくり見学ができ、自分なりに充実した5日間のツーリングだった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北東北ツーリング③ 白神山地一周

2011-09-10 08:11:40 | ツーリング・バイク全般
ツーリング3日目の昨日は、弘前を後に岩木山の西側を回るコースで日本海に抜け、白神山地を一周する形で能代に向かった。

弘前の街を出る前に折角なので弘前城天守を見学。
元々は1611年に築城されたが1627年に落雷で消失、江戸時代の1811年に再建されたものとか。現存する天守として価値が高いようだ。国の重要文化財。


弘前を後に、岩木山とりんご畑を眺めながら、一路日本海を目指す。


途中から「ミニ白神・くろもり館」の標識があるR190に入る。この施設ではブナ林の中をプチハイキング出来る。


ようやく日本海に抜けた。この後は国道101号線で能代まで海を眺めながらの走行となるが、車が少なく快適だ。




途中、千畳敷海岸を見物。寛政4年の地震で出来た岩浜で殿様が酒宴を開いたとか。


国道101号線沿いの温泉と言えば、「黄金崎不老ふ死温泉」は余りにも有名。
この日も平日にも関わらずひっきりなしに入浴客が訪れていた。
潮騒を耳にしながらの温泉、なかなか味わえない。伊豆半島にも海岸の温泉施設があるが、不老ふ死のほうが規模は大きい。


次に十二湖に立ち寄った。1704年の能代地震により崩山が崩壊、塞き止められた川から形成されたのではないかと推定されている。実際は大小33の湖沼群から構成されているとのこと。
十二湖を代表する池、青池のコバルトブルーの湖面が神秘的だ。


青池から10分ほどのところにある沸壷の池もコバルトブルー


延々と続く海岸沿いの国道101号線




道の駅「はちもり」で白神山地からの恵み「お殿水」を補給。


今日の最後のイベントは白神山地でのプチ登山。
国道101号線から秋青林道に入り、「二つ森登山口」を目指す。国道から分岐して18キロの距離、全面舗装されている。途中、狭い箇所があるが全体的に走り安いコース。登山をしなくても林道の走りを楽しむだけでも価値はある。ただ、紅葉の時期などは避けたほうが無難。因みにこの日、すれ違った車はゼロ。登山口では1台が止まっていただけ。






登山口から約40分ほどで二つ森の山頂に到着。世界遺産の白神山地の山並みを眺めて下山、この日の宿泊地、能代に向かった。
 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北東北ツーリング② 十和田・奥入瀬~八甲田

2011-09-09 20:50:21 | ツーリング・バイク全般
ツーリング2日目は、後生掛温泉の宿を後に、十和田湖~奥入瀬(瀑布街道)~八甲田、そしてこの日の宿泊地、弘前に向かう200キロ弱のショートコース。

十和田湖に行く途中、縄文時代の遺跡、「大湯環状列石」を見物。
縄文後期、約4千年前の遺跡で世界遺産への登録を目指しているようだ。
率直な感想としては、ただ石が並んでいるだけで、いにしえの時代に引き込まれるようなインパクトは感じられなかった。



環状列石の遺跡から数キロ離れたところにある大円寺の樹齢2千年の大杉。高さ42m、周囲9m。秋田県指定天然記念物。
周りの他の杉と比べると大きさが分かる。


発荷峠で十和田湖の全景を眺めた後は湖畔を目指す。


十和田湖のシンボル、「乙女の像」。高村光太郎作で、国立公園指定15周年を記念して50年以上前に建立されたもの。メインテナンスが行き届いているのか、50年前の物とは思えない輝きだ。


十和田湖を後に、奥入瀬渓流沿いの瀑布街道を走る。大小様々な滝が見物できるが、中でも一番有名なのが銚子大滝。


白糸の滝、こちらは小ぶり。


滝ではないが「阿修羅の流れ」も有名なようだ。


遊歩道が整備されているが、まともに歩くと4時間近くかかる上、これが滝?と言いたくなるような小さな滝(流れ)があったりと、滝見物だけではモチベーションが上がらない。やはり奥入瀬渓流を訪れるなら紅葉時期に限ると実感した次第。

奥入瀬渓流を後に、八甲田周回ルートに向かった。十和田ゴールドラインは以前に何度か走っているので、今回は北側のルートR40(青森田代十和田線)を走行。
田代平高原あたりからの八甲田連峰の眺めが良い。この日は生憎、雲が多かったのが残念。

 

八甲田周辺の道は快適ワインディングの連続で、やはり北東北を代表するツーリングルートだと思う。ここも紅葉の時期に再度訪れたいところだ。

途中、雪中行軍遭難者慰霊碑がある。1902年日本陸軍の歩兵隊が八甲田山で冬季訓練中に遭難した事件で、210名中199名が死亡した。
直立したまま仮死状態で発見された後藤伍長の銅像。


八甲田から今日の宿泊地、弘前に向かう途中に架かっている「城ヶ倉大橋」。
津軽と南部を結ぶ国道394号線の最大の難所だった城ヶ倉渓流にかかる橋で平成7年に完成。橋長:360m、 橋の高さ:122m


弘前に入るとリンゴ畑が目立つようになって来た。青森県に居ることを実感させられる光景だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北東北ツーリング① 世界遺産の平泉~八幡平へ

2011-09-08 21:28:58 | ツーリング・バイク全般
1日目最初の訪問地は世界遺産に登録されて間もない平泉。
高速の早朝割引の関係もあったが、早く宿について温泉に浸かりたい気持ちも手伝って朝3時半に出発。
常磐道~東北道と乗り継いで9時過ぎには平泉に到着。

見所は6ヶ所ほどあるようだが、全部は見切れないので中尊寺と毛越寺の2ヶ所にした。

中尊寺は約20のお堂や塔から構成されていて、中でも一番有名なのが、金色堂。
ただ残念なのは、覆堂の中にあって、更にガラス張りケースに納められているため近くで見れない上、内部が薄暗くどのように装飾が凝らされているのか良く分からない。
しかも撮影禁止。これなら、パンフレットを眺めたほうがましではと思ったほど。

ご参考までに金色堂内部のパンフレットの写真。


金色堂を収納する覆堂。金色堂の復元に合わせて新たに建設されたもの。


能舞台。舞など催された建物。


壁には装飾があるが、いつ頃のものか不明。復元されたものとは思うが。


これ以外にもお堂を見学したが、長くなるので割愛させて頂くことに。

中尊寺を見学した後は、徒歩20分ほどのところにある毛越寺を見学。

1千年以上前に建立されたが、その後火災によりほとんどの建造物は消失したとのことで、今の本堂は平成元年に建てられたもの。


本堂の内部


中尊寺と毛越寺の中間辺りにある平泉文化遺産センター。平泉の歴史を詳しく紹介している。


平泉の文化遺産に触れた後は、再び高速で八幡平を目指す。
高速を降りて八幡平に向かう途中、ひときわ目を引く山、岩手山が見える。


八幡平アスピーテラインに入り高度を上げて行くにつれ安比高原を眼下に臨む。


風に加え、雪の重みも手伝って芸術作品のように曲がりくねった枝。厳しい気象条件を思い知らされる光景。


平日ということもあって車はまばら。快適に走れることができた。


樹海ラインとぶつかる見返峠では気温12度まで低下。風も強いので、この日の宿、後生掛温泉に直行することにした。
この日の走行距離は約600キロでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東北の世界遺産を巡るツーリング

2011-09-07 12:00:23 | ツーリング・バイク全般
先月はあまりの暑さでツーリングどころではなく、結局一度もバイクに乗らず仕舞いだったが、このところ、ようやく暑さも和らいできた。その上、今週は後半にかけて東北方面の天気も良さそうと言う事で急遽、今日からツーリングに出掛けることにした。

走りに加え、途中、世界遺産に登録された平泉の史跡見学と白神山地のブナ原生林を眺めながらのハイキングを予定している。

今日のルートは、取りあえず平泉を見学の後、八幡平アスピーテラインを走り、後生掛温泉泊。

今回は久々のロングツーを予定している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする