what's?? のなんちゃってアスリート日記

陸上競技と筋トレを中心に、日々の生活について書いています。100mで11秒5が当面の目標です。

もっと早く読めばよかった…

2009-02-26 17:45:16 | 陸上競技

つい先日から佐藤多佳子「一瞬の風になれ」という作品を読んでいます。
ある高校の陸上部が題材と言うことでだいぶ前に買ったんですが、
読む暇が無くてそのままほったらかしておいたんですね(汗)
先日部屋の整理をしていた時に見つけて読み始めたら…これがメチャクチャ面白いじゃないですか!
ああ、何でもっと早く読まなかったんだろうとちょっと後悔です。
まだ全部は読んでいませんが、このままだとあっという間に読み終わってしまいそうです。
早く先を読みたいけれど、あまり早く読んでしまうともったいない…
いい作品に出会った時の悩みですよね。

主人公の新二は中学までサッカー一辺倒だったものの、限界を感じてやめてしまいます。
一方、その幼馴染の連は陸上界のエリートで中学から全国大会で活躍するも、
とある理由で陸上をやめていました。
そして同じ高校に入った二人が共に陸上部に入ってやがて強いチームを作り上げていくという物語です。
陸上部ならではの専門用語がバンバン出てきますから、作者も陸上部出身ではないかと思います。
一つ一つのエピソードに非常に共感出来て、レベルは違えど自分の高校時代を思い出してしまいます。
しかし内容は陸上競技を知らない人でも十分楽しめるようになっています。
努力家の新二と天才肌の連、二人の対照的なところがこの作品の見所だと思います。
陸上に限らずスポーツをやっていれば誰でもこの「才能の壁」というものを痛感するんですよね…
どんな結末になるのか、今からとても楽しみです。

僕はやる気が無くなってくるとそれに関連した物語や漫画を読んでやる気を出すようにしているんですが、
この作品は間違いなく陸上競技に対するモチベーションを上げてくれそうです。
興味を持った方はぜひ読んでみて下さいね。
それでは。