28日のNY金は前日比21.60ドル、1.6%安の1295.50ドルと1300ドル割れとなった。前日もNY時間の午前にまとまった売りが出されたが、その際は5ドルほどしか下げなかった。28日は、やや動きが異なった。通常取引入り後にまとまった売りが出て節目の1300ドルを割り込むと、スットップ・ロスを巻き込み下げが加速することになった。
前日にスイス・ローザンヌでのコモディティ・グローバル・サミット . . . 本文を読む
「決められない政治」のトップランナー英国のEU離脱問題は、この期に及んで何をやっているんだろうという体たらくで処置なし。法的拘束力のない議案を何度採決しても今さらという感じだ。長期延期になってEUに縛られながら国民投票をまたやる、やらないで時間を空費というところがせいぜいか。あるいはDesperateにhard Brexitに突入ということに。メイ・EU合意案を飲まなければ、実質的にこの2者択一と . . . 本文を読む
本日は欧州というか金市場の感覚では、ロンドンの時間帯から米債のボラが上がっている。10年債の利回り(つまり長期金利)は、日本時間の夕刻5時頃にかけて急低下し2.352%まで低下。買いが入り価格が急騰しているわけだが、26日はそれなりに落ち着いた動きだった。それでも長短金利の逆転現象は続いている。本日は現時点で、それが拡大している。ドイツ10年債も買われマイナス利回りは深化中。市場が勝手に深掘り中。 . . . 本文を読む
週明けNY市場は、前週の長短金利逆転劇の余韻が残る展開で、その中で金は続伸となった。金市場でいうならばロンドンの時間帯に予定されていたのが、ドイツのIFO経済研究所が発表した3月の同国企業の景況感指数だった。結果は99.6と市場予想の98.5を上回り前月比で7ヵ月ぶりに改善。前週末の悲観的ムードは後退し、ドイツ10年債利回りは上昇し一時プラス圏に浮上。欧州株を下支えした。ユーロは対ドルで買われ上昇 . . . 本文を読む
先週末のNY市場で起きた長短金利の逆転現象(逆イールド現象)。卵が先かニワトリかという感じで、ユーロ圏製造業PMIとともに発表されたドイツの3月の製造業PMI速報値が44.7と2012年8月以来の低水準で、3ヵ月連続の50ポイント割れとなったところで(当然フランスも他も低下して)、欧州株全般が売られドイツ債は買われ長期金利(10年債利回り)はマイナスに。流れはNYに飛び火した。米国のそれは(PMI . . . 本文を読む
グーグルがゲーム参入。ストリーミングでダウンロード不要、ゲーム機も必要なし。なるほど、そうだようなぁ・・・・と。5Gで2時間余りの映画が2秒もかからずにダウンロードできるという時代でインフラが出来ているわけで、なるほどと。やはり、先を行っている。任天堂やソニーは今日のところは売られたが、さてどう対抗するのか。
話しは変わって貴金属市場では、パラジウムが連日の高値更新でスポット価格が一時1600ド . . . 本文を読む
米国株式はFOMCを前にして、すでにハトが舞い飛ぶ金融相場の様相で、長短金利が低下しS&P500種、ナスダックが戻り高値を更新。しかし基本的には出来高面で難ありということか。米企業の1-3月期は11四半期ぶりの減益見通しとされるものの、ハトの舞にモメンタム系が浮かれて、“ええじゃないか♪ええじゃないか♪ええじゃないか!!”と踊り狂う・・・という感じか。思惑通り、ハト派の内容となっても目先の材料出尽 . . . 本文を読む
Brexit、(英国のEU離脱)騒動は、伝えられているように延長戦入りするにあたって、これまで2度にわたり否決された離脱案の可決を前提にしたうえで、6月末までとするというもの。否決されると、どうなるか未定ということで、それではEU側も延長を認めにくかろうということのよう。そもそも6月末までとしたのは、5月のEU議会選挙を経て新議員の任期が7月から始まるので、6月末までに切るのがよかろうということら . . . 本文を読む
昨日は午後に都内で講演会。金市場を語るにあたり、主要国中銀の政策方針について触れることになるが、日銀について取り上げるのに格好のニュースが前日12日に飛び出した。雨宮副総裁が、日銀保有の株式ETFについて、「日経平均株価が1万8000円程度を割り込むと、日銀の保有ETFの時価が簿価を下回る」と参院財政金融委員会で語ったというもの(日経クイックニュース)。共産党の大門実紀史議員への答弁とされる。ちょ . . . 本文を読む
米政府機関閉鎖の影響で、データがそろっていなかったNY金先物取引におけるファンドの動向だが、先週末でやっと通常ペースに戻った。発表されたデータでは、先週3月5日までの2週間で約180トンもの売りが出たことが判明(オプション取引を除く重量換算)、1300ドル割れに至った背景がやはりファンドの利益確定、あるいは取引解消の売り(手じまい売り)が主体であったことが示された。
一方で、ここでも指摘して来た . . . 本文を読む