昨日取り上げたミズーリでのトランプ大統領による税制改革についてのスピーチは、政権としての希望を口にしただけで、中身はなかった。敢えてこうした場を設定する意味がどこにあったのかという結果に。コーン国家経済会議(NEC)委員長が、事前にこのスピーチに注目してくれ、というニュアンスで語っていたようなのだが、結果は??となった。
大統領は、「理想としては税率を15%に引き下げたい」とすでに難しいと見ら . . . 本文を読む
昨日の北朝鮮弾道ミサイルによるリスクオフ相場は、結局、NYの早朝で終息することになった。より具体的には、安寄りしたNY株が下げ幅を縮小し、結局プラス圏に入る強さをみせたことで、長期金利も反転上昇、ドルも反転上昇、逆に金は上げ幅を削って終了ということに。
北朝鮮の行動に対するトランプ大統領の反応が、ホワイトハウスが発表した声明文のみで「あらゆるオプションを検討」という一般的なもので、これは“ホワイ . . . 本文を読む
このまま沈静化とは誰も思っていていなかった北朝鮮情勢。次なる摩擦も引き続きミサイル発射でもたらされるであろうことは想定内といえた。しかし、本日早朝に各テレビ局を緊急放送対応に走らせた状況は、はやり一線を超えたことを表す。
予告なしに日本の上空を通過したということは、北朝鮮側の技術の未熟さから日本国内に着弾というケースもありえるわけで、こちらは迎撃ミサイルの発射で対応ということになる。失敗なのか . . . 本文を読む
先週のジャクソンホールは、報じられているようにイエレンFRB議長もドラギECB総裁も金融政策の言及はなかった。FRBに関しては、すでに6月のFOMCにて保有資産の縮小について別途工程表まで発表済みで、7月のFOMCでも“早期の実施”ということで、9月の次回会合での決定、10月から着手という方向性は市場でも織り込み済みとなっている。イエレン議長も、記者会見では「(米国の金融システムについて)マイナ . . . 本文を読む
昨夜は、中野サンプラザでの自社セミナー。予定より多くの申し込みをいただき、2人掛け予定のところ3人掛けとなり狭い中で2時間、参加いただいた皆様ありがとうございました。
さて、本日はワイオミング州ジャクソンホールでの経済シンポジウムの2日目で、この後日本時間の23時からイエレンFRB議長の講演が予定されている。このところのNY金は、高値保ち合いを続け、昨日まで6営業日連続で終値は1290ドル台で . . . 本文を読む
意外と上昇の幅が大きかった22日のNY株。何か材料でも出たのかと思ったが、目立ったものはなし。基本的には、北朝鮮情勢やホワイトハウス内の人事のゴタゴタに象徴される政治リスクの高まりに反応した先週の下げに対する、自律反発ということか。ただし、トランプ政権の変化を映したものではと思わせる要素もあったように思われた。
それは、トランプ大統領が21日のテレビ演説にてアフガニスタンでの米軍のプレゼンスを . . . 本文を読む
週明けの金市場は、1306.90ドルの高値まで見たものの、その後に売り崩され、いわゆる“行って来い”状態になった相場に対する自律反発的な動きとなった。「米韓軍の合同演習による地政学リスクの高まりを映し買われた」というのは、否定はしないが、一度は1300ドルを超えた相場ゆえに、1300ドル以下を買い進むファンドがいたという自律反発といったところか。買い上がったものの1300ドルは超えられず、上値は . . . 本文を読む
日本では8月もお盆が過ぎて後半に入ると、夏の勢いにもピークアウト感が漂い、盛りは過ぎたなぁという感情が沸き起こる。小中高生は宿題が気になり始め、出遅れを自覚している受験生は秋に向け焦りを感じ始める頃合いでもある。そもそも、今年の7月後半からここまで関東以北では、夏らしいギラギラ太陽も白い雲も見られなかったので、物理的にはピークアウト感もあまりないが、カレンダーイヤーで捉える習性が見についている身 . . . 本文を読む
さて今週末のNY金は、年初来高値を更新して1306.90ドルと昨年の11月以来9ヵ月ぶりの高値まで見たものの、その後は益出し売りに値を消す形で、結局、前日比0.80ドル安の1291.60ドルで終了。1300ドル突破で、ストップロスのショート・カバーなどを巻き込む形で1306ドル台まで駆け上がったものの、援軍来たらずモメンタム一巡の後に徐々に値を消すことになった。
ちょうどホワイトハウスが、今政 . . . 本文を読む
NY時間外のロンドンの取引時間帯に金は1300ドル突破。材料は、南部バージニア州シャーロッツビルで起きた白人至上主義団体と反対派が衝突をきっかけにした、一連のトランプ発言に対する批判の広がりが、大統領としての適性への疑いにまで(ようやく)広がっていること。もっとも、前日のFOMC議事録要旨にてインフレ見通しに対する疑念が以前より高まっていることがベースになっている。民主党の議員からだが、ついに弾 . . . 本文を読む