NY金も先週まではクリスマス休暇の期間ゆえに商いも薄く、比較的小玉で上下に振れやすい展開。今週から休み明け、とはいえまだ通常レベルではないか。。
いよいよ今年の取引も今日明日の2日を残すのみ。昨日は、日経CNBC「デリバティブ・マーケット」出演だったが、2104年の総括的な内容にとの話だったが、金市場を取り巻く環境について、思うところを述べさせてもらったが、やや時間不足。金価格は、今年はならせ . . . 本文を読む
本日の市場は言うまでもなく欧米を中心に全面休業で静か。短縮取引となった昨夜のNYで目立ったのが原油の下げだった。前日、いったんは反発したWTI原油だったが反落で55.84ドルで取引を終了した。米エネルギー情報局(EIA)がこの日発表した週間石油在庫統計で原油在庫が予想外に増えていたことが嫌気された。クリスマス休暇明けに再び売り込まれるか否かが注目点のひとつになりそうだ。下げが復活するようだと、年 . . . 本文を読む
クリスマス休暇中で市場参加者の少ない環境の中で、やはり普段より値動きが荒くなってきた。とは言え、市場参加者が少ないといっても、既に人手を介した注文よりロボット・トレード(コンピューター・プログラム)が制する市場ゆえに、相場の質が変わっており、そもそもこうしたホリデーシーズンがどうのこうのという話自体の意味も薄れているのだろう。
昨日は、米7-9月期のGDP確報値は驚いた。5.0%にもなるとは . . . 本文を読む
週末12月19日のNY市場の金価格は小幅に続伸となった。19日の市場は、アジアの取引時間帯からロンドンそしてNYと1190ドル台後半の狭い価格帯での取引(レンジ取引)で推移した。この日は原油価格が反発に転じ、危機的な急落が小康状態となったこともあり、為替市場も落ち着きを取戻し、前の日に大幅高となったNY株も続伸する中で、ドルも主要通貨に対し上昇した。
特に主要6通貨に対するドル指数は、年始から . . . 本文を読む
昨日は、ロンドンの取引時間帯に急動意を見せた金だが、スイス中銀によるマイナス金利の導入が、買いを刺激したとされた。90年代末に大手ヘッジファンド「LTCM」の破たんにつながったロシア危機。その再来が懸念されたルーブル暴落の中で、逃避マネーの一部はスイスに向かい、対ユーロで上昇。スイス中銀は介入していたようだ。
1ユーロ=1.2フランを軸に無制限介入を行ってきたスイス中銀だが、今回は市中銀行が(預金 . . . 本文を読む
昨日ここに「問題は、結局ルーブルの暴落という波乱につながった原油の急落と国際金融の動揺の中で、それらを無視というと語弊があるが、それらに影響を受けず改善を示している国内指標に則り、利上げに向け次のステップに踏み込むのかということ」とした。
まさに記者会見でこの点に関して質問が出た。結局、原油安は米国にはプラスであって、ロシア危機はまったく飛び火しないとは言えないが、関係が薄いので悪影響は小さい . . . 本文を読む
さてさて日本時間の明朝4時に発表されるFOMC声明文。今回は経済見通し付き。さらにその後にイエレン議長の記者会見。今回は、この記者会見がいつも以上に重要になりそうだ。
市場では、10月の会合で残した事実上のゼロ金利を「considerable time(相当の間)」続けるとの表現を外すか、利上げを前に2004年に使った「patient(忍耐強く)」(低金利を続ける)に置き換えるという予想が多い . . . 本文を読む
早朝から騒がしい1日となった。ロシアが炎上したわけではないが、燻り始めたことから、浮足立ったマネーの動きが各方面をかく乱している。
相場というものは為替水準であれ原油価格であれ、都合のいいところでは止まってくれないもの。常に行き過ぎが付きもの。止まらぬ原油の下げは、ここまで来ると“市場の暴走”という域に入りつつある。そのスピードが問題なのです。当然ながら投機筋はチャンスと見るや攻勢を掛けてくるし . . . 本文を読む
今週は、何と言ってもFOMC(連邦公開市場委員会)。米国経済のここまでの状態を示す指標はおおむね良好だ。誰の目にもユーロ圏や日本さらに新興国との比較で、米国は比較優位に立っており、必然、為替市場ではドル高見通しが先に立つ。
月初の米雇用統計。就業者数の前月比増加数30万人超は、目先のピークを打ったのかと思わせるような数字だった。先週の小売売上高の伸びも申し分なかった。それでもここに来てのNY株の . . . 本文を読む
原油安の個人消費などへのプラス面を見てきた株式市場も、需要不足これすなわち世界経済の低迷を示唆するものとの捉え方が急浮上。そこにサウジの長期戦略(と見られる)も重なり、11日のNY株式市場では、エクソンモービルなどエネルギー関連銘柄の下げがインデックス(株価指数)を引き下げた。
10日の市場で注目されたのは原油価格の下落だった。NYのWTI原油は、前日比2.88ドル(4安の1バレル=60.94 . . . 本文を読む