暗礁に乗り上げた米連邦債務上限引き上げ問題。どんなに引っ張っても22日金曜日まで・・というオバマ政権サイドの動きから早や1週間を経過した。週明けのアジア市場が開くまでに決着を見ないと市場の混乱が・・・・・という懸念は、株の下落その他細かなことはあれ、現実化しなかった。
米国財務省はデフォルト(債務不履行)という最悪の事態を避けるためには27日水曜日までに引き上げの法案を可決する必 . . . 本文を読む
市場の関心が米国債務問題に注がれているが、先週のギリシャ2次支援合意でひと段落というユーロ圏だが、こちらも落ち着いているわけではない。
27日はショイブレ独財務相が「一回のサミット(ユーロ圏サミット)でユーロ圏の危機が解決すると思うのは間違い」と発言。さらに「流通市場での債券購入で救済基金への全権委任に反対」とした。これは総額4400億ユーロの欧州金融安定化基金( . . . 本文を読む
さてこの時間(日本時間21時台)に入ってさらに金価格は高値を更新してきた。米国の膠着状態に市場はしびれを切らし始めており見切り発車的な動きになっている。それでも動きは現時点では穏やかで、売り物の薄い中をジワジワ上げている状況となっている。
今朝は7時台のNHKBS1の海外ニュースを取り上げる番組で、ロシアRTRテレビの「米債務引き上げ問題で金最高値」という見出しのニュースをやって . . . 本文を読む
連邦債務上限切り上げと財政赤字削減を巡るオバマ政権と野党共和党の話し合いは平行線のまま週明けも決着がつかなかった。本日午前に現地時間午後9時(日本時間午前10時)からオバマ大統領がこの件で国民に向けた演説を行うとホワイト・ハウスが発表した際には、何らかの妥協が成立したのかと思われた。
演説が始まって直ぐに合意に至っていないことが判明。
合意が成立しな . . . 本文を読む
金市場のほうは週初めから派手な展開を求めるような気配に満ちている。派手といっても上げ下げ両面でのこと。
ギリシャを中心とするユーロ圏の債務問題は問題を掛抱えながらも目先はひと段落ということで市場の関心は米国に向けられている。オバマ民主党と野党共和党の話し合いは、週末の決着を両サイドともに目指すとは言ったものの結局もの物別れに。来年に控える大統領選挙を睨んだ両党の攻防戦が、そのまま . . . 本文を読む
本日は、早朝から慌ただしい1日だった・・・・。夕刻は赤坂のラジオNikkeiのスタジオでタイミング良く生番組(「マーケット・トレンド」)。番組の中でギリシャ第2次支援と債務の軽減策は、これまでの建前論から現実に歩み寄ったという点で評価できるが、(ギリシャの)返済能力が高まらない中で結局は先送りの時間稼ぎ・・とした。
ところで今朝NHKBSのワールド・ウェーブで見た仏放送でサルコジ . . . 本文を読む
ギリシャ問題を中心議題とする本日のEU(欧州連合)臨時首脳会合は日本時間今夜20時
からとされている。もともと15日に開催が呼び掛けられたが、実質的にドイツ、オランダの反対で流れた経緯がある。日本時間の今朝7時台にメルケル、サルコジの独仏のトップ会談が持たれ、一定の合意に達したとの報道があった。どう合意したのかは不明だが、意見が集約されたと受け止めた市場は、ユーロ買い、金売りで反応した。ユーロは . . . 本文を読む
昨日のNYダウの押し上げ要因になった連邦債務問題への上院超党派6人組が取りまとめた案に対するオバマ大統領の受け入れ方向との発言。反応の良さはヨーロッパ同様に結論の出せない政治に対し市場のフラストレーションを示したものでもあるが、内外各種メディアが飛びついた程には、話し合いは進展はしていないのではなかろうか。両サイドともに来年の大統領選の主張の要の部分ゆえに、基本部分の主張を譲る妥協は難しそうだ。
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週明けドル建て金価格は続伸。NYコメックスは引値ベースでも1600ドルクリア。今月7月5日以来10連騰となるが、今回の息の長い上昇トレンドが始まって10年になるが、今朝調べたら10連騰は初めてのこと。7連騰、8連騰は比較的出やすいが9、10連騰はなかった。海外メディアが伝えるところでは、31年ぶりというから例の1980年の狂乱相場の際に記録したということ。先日書いたようにファンドが主導する相場、と . . . 本文を読む
週末に益出し売りにいったんは1570ドル台まで押し戻されたドル建て金価格だが、週明け本日のロンドンに入る辺りから上値にトライし1600ドルを突破。欧州ではストレステストの結果が発表されたが、昨年よりは厳しくしたとはいえ、そこはギリシャなど問題国の国債の扱い次第で内容が変化してしまう状況。さらに一度は15日金曜日に開催が決まったとされたEU(欧州連合)首脳会合は21日に開催されることになった。ドイツ . . . 本文を読む