結構大きな扱いで報じられたがアップルがiPadなど主力製品の円安による値上げを発表した。言われてみれば、円安による値上げはもっともだが、IT関連のハードは普及とともに価格が安くなっていくのが一般的で、他社との競争上も値下げこそあれ値上げは意外性があった。長らくデフレ環境の中での円高傾向に慣れてきた身にとって、製品単価の1万円以上もの値上げは、正直「ほぉ・・・!!」という感じだ。
昨年までの70円 . . . 本文を読む
29日のNY株式市場は、NYダウが一時180ドル近く売られるなど荒れた展開となった。このところ米国の景気関連の指標に好調さを示すものが増えたことから、FRBによる緩和策の縮小観測が株式市場に広がり始めている。それを映す形で米国債相場の値動きが荒くなっており、売りが先行し長期金利が上昇傾向を強めていることも株式市場には気掛かりな材料といえる。
実際に29日の米国10年債は時間外のアジアの時間帯に売 . . . 本文を読む
連休明けのNY市場。先週のバーナンキ議長の議会証言やその他FRB内部関係者の発言内容から考えて、雇用を中心に米国マクロの改善は、今まで以上に金の下げにつながりやすくなったと思われる。そもそも先週も取りあげたようにFRB自体でも米国景気の評価について意見が分かれており判断がつかない状況と見られる。
本日は米民間調査機関のコンファレンス・ボードが発表する消費者信頼感指数。5月は76.2
と、前月の6 . . . 本文を読む
週末土曜日に名古屋のパネル様式のセミナー。参加いただいた皆さん、ありがとうございました。当日は名古屋泊で翌日、桑名へ。こちらはプライベート。もともと名古屋での仕事が先に入っていたもの。その後、京都に回り本日午後東京に戻り、一旦体制を整え17時から日経CNBC「デリバティブ・マーケット」生放送に。再放送は本日19時40分から。
・・・・・で今は終了後に日経本社ビルの2階にある「TullY’s」にて、 . . . 本文を読む
にわかに発生した日経平均の急落。、カネ余りで金融相場化しているのは誰の目にも明らかで警戒感を引きずりながらの戻り高値更新ゆえに、“水鳥の羽音”に驚くのも無理からぬこと。
中国製造業PMI(購買担当者景況指数)が7ヵ月ぶりに50ポイントを割れ、縮小を示したことはきっかけに過ぎず別の材料でも同じことが起きたと思われる。それでもアジアの時間帯に飛び出すということではやはり中国関連か・・・。
いずれにし . . . 本文を読む
バーナンキ議長の議会証言が始まり発言内容が伝わるやNY金は急騰で1400ドルを上抜く状況となった。元より緩和策の継続を唱えるであろうことは予想されていたし、直近のFOMCでは景気や雇用の環境次第で締めることも、緩めることも両サイドの政策の用意があると声明文に謳った。前回FOMCの内容の確認をしたということだが、まず、市場は買いで反応。過去最高規模のショート(空売り)を抱えて推移しているだけに、その . . . 本文を読む
前夜は急騰、今夜は急落というわけではないがかなりsteepな下げに見舞われている。NYコメックスの金の話だが、価格展開が再び荒れ始めている。先週もストンストンと下げる局面がありオプションに絡んだ力技とでも表現できる売りが出たという話があった。ここまで荒れ始めるとアンタッチャブルな相場になってくる。週明け20日アジアの出だしの売りものにしても、何か強引なものを感じたが、昨日はそこから急反発したので2 . . . 本文を読む
FRBの緩和策の縮小・停止論議すなわち出口論に市場の関心は向いているのだが、世界規模で見た場合、日本は言うに及ばず世界的にここにきて利下げ合戦という感じだ。輸出といっても所詮同じパイを食い合うわけで、ならば景気下支えの利下げが結果的に通貨安につながったとしても日本を代表例にお咎めなしというならば、大型緩和策の上で通貨安を作り出そうと。当然ながら世はカネ余り。そのカネの向かうのは、株だけとは限らず書 . . . 本文を読む
金市場は再びファンドが売り攻勢を強め週末金曜日は一時1353.60ドルと1350割れを試すところまでやってきた。NYコメックスの通常取引は1364.70ドルで終了したが、その後の時間外の気配は1360ドル前後となっていた。4月16日の1321.50ドル方向に2番底を探る動きになっている。ドル高、株高の中で出てくる物価指標は低インフレ。さらに先週は、サンフランシスコ連銀ウィリアムズ総裁の(雇用の著 . . . 本文を読む
NY株が過去最高値更新でまた勢いを増してきた。現地5月15日はさすがに小反落で取引が始まっているが、なかなか押し目らしい押し目がないまま高値を更新している。今朝見たニュースで、いまはそういうことなんだろうと思ったものに、「株価を押し上げるのに十分なキャッシュがやってくるのだから乗り遅れるな」というものがあった。足元で進んでいる毎月850億ドルの資産購入を指す。過去数年の中で上昇相場を見事に的中させ . . . 本文を読む