さて本日のカンザス連銀主催金融シンポジウムだが、バーナンキ議長の出番は日本時間の午後11時が予定されている。講演の演題は「危機後の金融政策」。このテーマなら幅広い分野をカバーできるので、「QE3」は置いておいて、純粋にどういう考え方をしているのかという点で興味深い(おもしろい)。かつて1930年代後半のルーズベルト2期目の緊縮財政の失敗と、当時のFRBの失敗にも言及するのだろうか。さらに量的緩和策 . . . 本文を読む
8月29日のNY市場の金価格は、引き続き31日の金融シンポジウムを前にした思惑主導の取引となった。29日は前日に続き続落。ここにきて発表される経済指標がQE3を必要とするまでには悪くないという見方が金市場では売りを誘っている状況。一方でこのところのETFの残高増加など新規資金の流入に注目する論調も見られる。ETF全体では29日時点で2457トンと過去最大の残になったと見られている(Bloomber . . . 本文を読む
週末のジャクソンホールでの金融シンポジウムへのドラギECB総裁の参加が多忙を理由に取りやめが発表された。8月の定例理事会後の記者会見で「数週間以内に」詳細を詰めると表明した国債買い取りなどの方針の準備と見られている。優先順位の高いのは、言うまでもなくこちら(理事会)だろう。発表後に、市場が9月6日のECB理事会に対する期待を高めたのはわかる。しかし、バーナンキ議長としては、この機会を利用して意見交 . . . 本文を読む
まさに “陰の極”という状態から2週間。NYコメックスの出来高や取組を見るにファンド資金の流入が認められるようになってきた。ETFは主力銘柄スパイダーの増加が目立つ。先週だけで11.76トン、その前の週が16.59トン。結局月初から先週末までで34.57トンの増加となった。金ETF全体でも増加し、過去最高残高を更新。
今週はワイオミング州ジャクソンホールで開かれる金融シンポジウムでのバーナンキ議 . . . 本文を読む
さて1週間を終えて金は週足で53.5ドル高の陽線。4ヵ月ぶりの高値に。出来高面で極端に細り陰の極という状況が8月2週目で、“煮詰まった状態”にあったが、動きが出始めた。きっかけは8月1日のFOMC議事録だが、その前段階から動きはあった。いずれにしても来週、そしてレーバーデーの連休明けの9月へと取り組みも増えていくと思われる。つまり初動はショートカバーだが、ここから新規資金が入ってくることで本格化す . . . 本文を読む
8月14日のここに「圧倒的スポーツ情報で迫ったオリンピックも終わり8月も後半。FOMC議事録要旨、ジャクソンホール、ISM景況感、雇用統計を経て1カ月後にはFOMCも終わっている。ここからテンポも上がりそうだ」と書いた。その時点で金価格に目立った影響を与えそうなイベントを、到来する順に挙げたものだった。
その最初、FOMC議事録要旨(7月31日、8月1日分)が発表された。週初に、「声明文の内容、 . . . 本文を読む
今朝は日の出前がきれいだったので思わずカメラを持って外に。
遠くにスカイツリー。
昼間は東京でもこんなに空が青かったっけ??という感じ。真夏の昼下がり・・という感じ。実際に暑かった。
夕方、西の空に面白い雲が
全体はこんな感じ
時間とともに光の加減で表情を変える
立秋はとうに過ぎ、今週は処暑
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週明け20日の取引も一言で表して供給不安(ちと大袈裟だが)を囃すプラチナの値動きに先導されるような展開。・・・・というのも20、21日と主要な経済指標の発表がないこともある。一番反応したのは出遅れていたシルバーで、ファンドのショートカバーに約3%の大幅上昇となった。この値動きの荒さはシルバー特有のもの。
プラチナの場合200日移動平均線が1500ドルのところに位置しており、突破すればテクニカル上 . . . 本文を読む
市場の小康状態が続いている。ひとつにユーロ圏情勢が次の展開待ちではっきりしないことから、ファンドも動きが取り難いということがある。米国では言うまでもなく、政策判断の時間帯が迫る。金市場では、追加緩和に対する期待の強弱が、レンジ相場ながら上下動を支配する環境が続いている。先週は、小売売上高が前月比で4ヵ月ぶりにプラスとなったことで追加緩和期待が後退したことが金が週足でマイナスとなった背景といえる。
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いまや金業界でも恒例のイベント、SEC(米証券取引委員会)登録ファンドの四半期ごとの資産開示が公表された。金ETFの最大銘柄「SPDRゴールド・シェア」の筆頭株主であることから毎回その動向が注目される。
2012年6月30日時点で前期(53.84トン)比14.08トン増加の67.92トンとなっていた。メディアではポールソンと並んで毎回報じられるジョージ・ソロスのソロス・ファンド・マネジメントは倍 . . . 本文を読む