日本時間の早朝に流れたトランプ裁判の有罪評決。
陪審員全員一致が条件に付き、こんなに早く結論が出ると思っていなかったし、流れる可能性も考えていた。
それにしても当事者で、あのキャラからトランプ発言は想定通りだが、下院議長までもが単なる非難でなく自国の司法制度を否定する状況は、米国の権威を失墜させながら進行している米国政治の分断を実感させる事態といえる。いずれにしてもこの秋の米国 . . . 本文を読む
5月29日のNY金は反落した。
米財務省による国債の大量入札が今週に入り連日実施されており(今週中に6000億ドル超=約90兆円超)、需給悪化懸念から利回りが上昇。この日も基準となる10年債利回りは約4週間ぶりの高水準に上昇。金利裁定からNY金は売り優勢となった
。米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、発言自粛期間入りする来週を前に、米連邦準備理事会(FRB)高官によるタカ派発言が続いている . . . 本文を読む
メモリアルデーの3連休明け5月28日のNY金は、5営業日ぶりの反発。前週末比22.00ドル高の2356.50ドルで終了した。
金市場の内部要因としては、自律反発ということになる。
大量に買い付いた目先筋のファンドのロング(買い建て)が、一斉に手じまい売りされ整理が一気に進み、あく抜けした形で連休明けに反発した。
イスラエル軍のガザ地区ラファ侵攻を巡る地政学リスクの高まりも意識された。28日は . . . 本文を読む
先週末24日に米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したデータでは、NY金先物取引における目先筋のファンドのポジション(持ち分)は5月21日時点で603.32トンの買い越し(ネットロング)で前週比65.41トン増となっていた。
2020年4月14日の617.6トン以来の規模となる。20年4月と言えば、新型コロナパンデミックにより金融経済が大混乱に陥っていた時期でもあり安全資産として金(ゴールド . . . 本文を読む
さて、ポイントとした23日発表の5月S&PグローバルのPMI(購買担当者景況指数)速報値は、予想を上回る堅調さを示した。
FRB利下げ観測がさらに後退し、米長期金利とドルがともに上昇し、ゴールドのさらなる売り手掛かりとされた。
ここまでの今月に入って発表された米主要経済指標は、4月分だった。総じて鈍化や予想比下振れとなった。その点でS&PグローバルのPMI(購買担当者景況指数 . . . 本文を読む
「反落とはいえ下げ幅は限定的な印象が強いと言える」として、「今週は本日の4月30日~5月1日FOMCの議事要旨より、明日のS&PグローバルのPMI(購買担当者景況観)がポイント」と昨日、ここに書いた。
その一方、5月22日のNY金は続落した。NYコメックスの通常取引は前日比33.00ドル安の2392.90ドルと節目の2400ドル割れで終了。
この日の午後に予定されてい . . . 本文を読む
5月21日のNY金は3営業日ぶりに反落した。通常取引は前日比12.60ドル安の2425.90ドルで終了した。
前日に取引時間中および終値ベースでの史上最高値を更新しただけに、高値警戒感とともに利益確定売りに下押すことになった。
一方で、押し目買い意欲も強く、反落とはいえ下げ幅は限定的な印象が強いと言える。
売り圧力が高まったのはアジア時間で、日本時間の昼前には一時2408. . . . 本文を読む
4月中旬から1カ月余りの調整局面を経て、NY金の立ち直りの早さが注目されている。
先週末のNY金は反発した。週末17日の通常取引は前日比31.90ドル高の2417.40ドルで終了。終値ベースで4月19日に付けていたこれまでの高値(2413.80ドル)を上回り、過去最高値を更新。一時2427.40ドルまで買われ、4月12日に付けた取引時間中の過去最高値(2448.80ドル)を視野に . . . 本文を読む
先週末10日のNY金が、前日比34.70ドル高の2375.00ドルで引けたことを受け、その日のアジア時間を中心とする上昇の買いの中身はともかく、3週間ぶりの高値水準でありNY金の調整も一巡感が出てきたと見ると書いた(マネックス証券、マネクリゴールド)。
そして、今週の見通しを以下のようにした。
「今週のNY金の見通しは、調整に一巡感と前述したが2350ドル割れの水準は買い拾 . . . 本文を読む
先週末5月10日に続伸したNY金は不思議な上昇だった。
終盤に水準を切り上げた前日のモメンタムを維持する形で、NY時間外の10日アジア時間を2353.50ドルでスタートした取引は、派手さはないものの一貫して買い先行の流れが続いた。
アジア時間の午後には2360ドル台に乗せ、ロンドン早朝には2370ドル台へ、そしてNY時間の早朝には一時2385.30ドルの高値を付けた。
そこか . . . 本文を読む