9月27日のNY金は3営業日続落となった。この日も16年ぶりの水準をさらに切り上げた米長期金利と、他の主要国との金利差拡大を手掛かりとしたドル高に促される形で金市場では売りが広がった。
ここまで逆風の環境に耐える形で1900ドル大台を維持してきたNY金だったが、心理的節目の水準を下回ることになった。
NYコメックスの通常取引は、8月に付けていた直近の安値(1913.60ドル)を下回るとテクニ . . . 本文を読む
このところ続いている米長期金利の上昇がこの日も止まず、金市場はNY時間外のアジアからロンドンと売りが先行した。
そしてNYの通常取引に入り、下げ足を速めることになった。 NY金の通常取引は、前日比16.80ドル安の1919.80ドルで終了。8月21日以来1カ月ぶりの安値水準となる。その後の時間外取引でも1917.20ドルまで安値を見て1919.00ドルでこの日の取引を終了した。
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週明け25日のNY金は反落。前週末比9.00ドル安の1936.60ドルで終了。
前週末には騰勢一服となっていた米長期金利が再び上昇に転じ(価格は下落)、あわせてドルも対ユーロを中心に主要通貨に対し上昇し、金市場は売り優勢の流れが終日続いた。 主要な米経済指標の発表がない中で、FRBが当初予想よりも長期にわたって金利を高水準に維持するとの見方が米国債売りを促し、償還年限を問わず利回りの上昇につなが . . . 本文を読む
米長期金利の上昇も、先週末22日は一服となった。
S&Pグローバルがこの日発表した9月の米PMI(購買担当者景気指数)速報値を受け、米景気の減速が意識された。急ピッチで金利が上昇した後でもあり、週末を控え債券市場では終盤に買いが先行し利回り低下につながった。
金市場では、もともと前日の大幅安に対する自律的な動きもありNY時間外のアジア、ロンドンと買いが先行していたが、指標を受けNYの . . . 本文を読む
結局FOMC明けのNY金は6営業日ぶりの反落で前日比27.50ドル、1.4%安の1939.60ドルで終了。1日の下げ率としては8月1日以来の大きさとなる。
昨日書いたように20日のNY金は、FOMCの結果とパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見を受け、時間外取引の時間帯にそれまでの上げ幅をすべて失っていた。21日の通常取引をその下げを含んでいることから、目立った下げとなった。水準としては . . . 本文を読む
さて注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)。
結果が判明した9月20日のNY市場の金価格は、結果が判明する前の時点で通常取引は終了。前日比13.40ドル高の1967.10ドルと5営業日続伸で終了となった。水準としては9月1日以来の高値となる。 しかし、その後のFOMCの結果を受けたパウエルFRB議長の記者会見が、総じてタカ派的と受け止められたことから、債券市場で売りが膨らみ米債利回りは償還年数 . . . 本文を読む
今後の米連邦準備理事会(FRB)の政策を見通す手掛かり材料と目された、8月米消費者物価指数(CPI)が発表された13日のNY市場の金価格は、続落となった。
発表された内容は、受け取る側の立ち位置により良くも悪くも解釈できる方向感の出にくいものだった。
ひとつはっきりしたのは、来週開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)はメンバーによる経済予測の発表を含むいわば節目の会合では . . . 本文を読む
さて本日は注目の米8月のCPI(消費者物価指数)だが、総合指数は前年比3.6%と7月の3.2%から加速が予想されている。一方で、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比0.2%と前月と変わらず、前年比では4.3%と4.7%から鈍化が予想されている。
このところインフレは鈍化傾向をデータは示しているが、本日分に関しては上振れを警戒する見方も多いようだ。これもこのところの原油の上昇が影を . . . 本文を読む
昨日は夕刻、関西方面からの移動で羽田混雑で離陸待機がかかり、飛行機が遅れたこともあり未更新に。
先週は再び米長期金利とドル高が目立ち、週を通して金市場は売り優勢の流れとなった。原油高も目立ちインフレの高止まりが意識されやすかったことも、米長期金利の押し上げにつながった。
特に8日発表の8月のISM非製造業景況指数が想定外の上振れとなったことから、米景気の強さでインフレの高止ま . . . 本文を読む
想定外といっていいと思うが米国経済の好調さを示すデータが続いている。
先週は一服気味だった米長期金利が、前日に続きさらに上昇。あわせて午前を中心にドルも主要通貨に対し強含みに推移する中で、NY金は堅調な米経済指標を受け上下した後に、下値を探る流れに転じた。6日のNY金の通常取引は前日比8.40ドル安の1944.20ドルで終了。
米長期金利とドルを押し上げたのは、朝方に米ISM . . . 本文を読む