さて注目のFOMCだが、大方の予想通り政策変更は見られず月間850億ドル(約8兆5000億円の資産買い取りは継続されることになった。声明文の内容も前回と大きな変更がみられなかったが、それでも市場は細かな表現の変化や文言の追加や脱落などを見つけ、その背景を読み反応する。
全般的には現況の判断について前回9月の会合後、やや弱い内容の経済指標が続いたものの、「幅広い経済の底堅さも強まってきている」と . . . 本文を読む
注目の9月の小売売上高は前月比マイナス0.1%となった。市場予想は「変わらず」だったので、下回ったことになる。下回ることになった。しかし、落ち込みの背景が自動車とその部品であり、主要13項目中9項目が増加していたことから、全体の数字ほど弱くはないというのが市場の反応だった。実際に、NY株式は上昇し、NYダウは1ヵ月半ぶりに最高値を更新した。新車販売台数は月初に発表されるが、確かに9月の新車販売台 . . . 本文を読む
金市場では今月も月初10月1日からNYコメックスの時間外取引や通常取引の時間帯に突然大口の売り注文が出たり、逆に買い注文が出たりして時に取引の中断(サーキット・ブレイク)まで見るような急落、そして急騰が見られてきた。本日からFOMCが始まるが、週明けのNY市場の金価格は、比較的結果の良かった9月の鉱工業生産指数よりも結果の悪かった9月の中古住宅販売制約指数に反応する形で、どちらかというと上昇バイ . . . 本文を読む
昨日は午後、都内恵比寿にあるスタジオで来月売りの日経マネーの別冊企画でマーケットアナリストの豊島さん、スタンダードの池水さんとのフリートークのような鼎談。フリーアナウンサーの大橋ひろこさんが舵取り役という展開で、ああだ、こうだとやっている内にアッという間に2時間経過で終了。予定では6ページの企画とのことで、6ページにまとめる編集者は大変でしょう。終了後は、軽く所要を済ませた後に以前から約束してい . . . 本文を読む
発表が遅れていた米9月の雇用統計だが、市場の関心は11月8日に発表予定の10月の結果に移っていた。財政論議が膠着するであろうことは予想の範囲内だが、政府機関の閉鎖期間が市場の予想以上に続いたのも確かだ。そもそも9月については、そこそこの雇用増が見られるだろうと市場の油断があったようにも見受けられた。実際に大手JPモルガンの予想では19万5000人の雇用増、失業率は7.2%となっていた。結果の14万 . . . 本文を読む
40ドル超の上昇を見た10月17日のNY金市場だが、この日の金EFT(上場投信)は代表的な銘柄の「SPDRゴールド・シェア」は3.3トンもの減少となっていた。結局先週は、1週間で8.75トンの減少となり、週足で3.3%の上昇となったにしては一方で資金流出が続いている実態を表した。上昇の原動力は、売り方の買戻しの動き、いわゆるショートカバーと見られるが、こちらも新規資金が入っているか否かがポイントに . . . 本文を読む
昨日17日は再びロンドンのオープンニングの時間帯に金市場では投機的な動きがあり、まとまった買い注文に急騰となった。その2日前の15日には、同じ時間に大きな売りが出て1251ドルまで急落の後戻りに入り通常取引の引けは1273.2ドルだった。こうした仕掛け的な動きはこの2週間ほどで5回目とされる。17日の急騰は、ショートカバーすなわち空売り玉の買戻し、踏み上げと見られるが、このところ米国政府機関の閉 . . . 本文を読む
報じられているように混迷の米財政協議は、大方の予想通り土壇場で妥協がなり・・・・と言うよりも共和党議会指導部が折れる形で決着がついた。当方の注目点は、合意のために、どのような条件、とりわけ見返りとして、どの程度の歳出削減の規模などが盛り込まれるかということにあった。結果的には、何も条件などは決められず、まずは危機回避のために債務上限条項は先送りし、暫定予算を組み評判の悪い政府機関の閉鎖はまずは解 . . . 本文を読む
昨夜は最後に「かかる状況を格付け会社は、どう処理するのだろう」と書いた。言うまでもなく膠着状態を続ける米財政協議についてだが、格付け会社フィッチ・レーティングスが米国の格付け見通しをネガティブ(格下げ方向)に変更を発表した。しかし「「引き続き、債務上限が早期に引き上げられると信じているものの」という但し書き付きの判断となっている。
たしかに常識的には、いいことのないデフォルトを巡るせめぎ合いな . . . 本文を読む
昨夜は最後に「かかる状況を格付け会社は、どう処理するのだろう」と書いた。言うまでもなく膠着状態を続ける米財政協議についてだが、格付け会社フィッチ・レーティングスが米国の格付け見通しをネガティブ(格下げ方向)に変更を発表した。しかし「「引き続き、債務上限が早期に引き上げられると信じているものの」という但し書き付きの判断となっている。
たしかに常識的には、いいことのないデフォルトを巡るせめぎ合いな . . . 本文を読む