本日で夏は終りというわけではないものの、それでも「立秋」などより心理的な区切りということもあり、夏の終わりを感じてしまう8月末ですね。それにしても今年の8月は慌ただしい日々でしたね。心理的にも。こういう夏もあります。
写真は和歌山県熊野川の上流、奈良、三重、和歌山の県境近くで撮ったもの . . . 本文を読む
昨日の内容の延長線上の話題として金人慶中国財政相の予想外の辞任について書こうと思っていたが、日本時間の午前にWSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)ネット版が流したブッシュ政権によるサブプライム救済策に市場が反応したことから(当然反応するよね)そっちに変更。要は低中所得者の住宅取得促進策の債務保証をサブプライムの延滞者にも適用しようというもの。いい悪いは別にして市場原理に政府が介入し、スポイル( . . . 本文を読む
株価の乱高下が続いている。やはり利下げ期待が高まり、それに従い株価は反発した。もともと過去のものである発表される企業業績はいいので、足元は市場心理ひとつで如何様にでも、ということ。業績面では9月中旬に予定されている米系大手証券の決算あたりから、そして9月下旬にかけての住宅関連データの結果が市場を揺らすのだろうが、その前に9月18日のFOMCがある。
9月といえば中国の国営ファンド(外貨運用会社) . . . 本文を読む
昨夜のNYダウは報道されているように280ドル安だったが、時間の経過とともに下げ、特に引け前に急落状態となった。最後は8月7日のFOMC(連邦公開市場委員会)の議事録が公表されると、下げ足を更に速めた。議事録自体は読み手の基準の置き方によっては、好材料とも悪材料とも読めるものだが、株式市場はインフレ警戒の方が景気より優先課題と読んだことから下げにつながった。ところが皮肉なもので、こうした不安定な市 . . . 本文を読む
サブプライム問題は一巡しつつある。もちろん完全に鎮静化ということではなく、総すくみ状態の市場(ショック状態)に動きが戻りボチボチとビジネスが復活ということ。その過程で散発的な地雷が炸裂する可能性もあるが、大半は織り込み済みということだろう。格付けが比較的高いものまで評価すらままならないという事態に多くが震え上がったが、それは市場参加者全員で作り上げた部分も大きいのではないかと思われる。その面で一時 . . . 本文を読む
仙台(土)、福岡(日)と回って疲れもあって(いやはや)更新を逸してしまった。まぁ、サブプライム騒動も週末は、やっと沈静化ムードであったことも更新見送りの背景。本日の日経はご覧になった方は多いでしょう。フロントページに「(東証)金で運用の投信上場」。そういうことです。金融業界からはコモディティ(モノ)という見方をされる金は、それを扱うサイドはマネー、通貨(カレンシー)という側面を前面に出したい。それ . . . 本文を読む
世界各国主要市場の混乱を他所(よそ)に上海総合株指数が昨日初の5000ポイント台乗せとなっている。今日も1.5%ほど上昇し5100ポイント突破。以前、複数回ここにチャイナ・マネーの国際金融市場への還流が限界にきているグローバル市場をさらに拡大させるというふうに書いてきた(またセミナーなどでも1年前位から話してきた)。この20日、中国は突然、投資規制の緩和を発表した。個人投資家による香港市場上場株式 . . . 本文を読む
大阪は午前の早い時間に雷雨。現地13時に今回の予定を終えて東京に戻ったが、その足で最寄りのコインロッカーに荷物を入れ羽田からひとりで神宮に行ってみた。・・・・結果は、行かない方がよかったのかも知れない・・・。さてこの2日間は出先で詳しくは書けなかったが、調査会社GFMSの調べで鉱山ヘッジの解消が4-6月期に161トンに上ったというデータが公表されていた。四半期ベースで過去最高となる。7月はじめにニ . . . 本文を読む
引き続き大阪にいるのだけど大証の金ETFの上場は、コモディティの関係者よりも証券関係者などに商品分野への取り組みを促す働きをしていることを感じる。まぁ、これまで全くといっていいほどノータッチで来たので、残された収益フロンティアというふうに映るのかもしれないし、それよりも顧客への訴えかけの新たな切り口にしようとの意図を感じる。ポートフォリオに商品分野というのは、理にかなっているし、(何度も書くように . . . 本文を読む
夕刻、大阪に移動。今日のポイントは既にコメント欄に指摘があったが、この環境のなかで金ETFが全体で資産が最高水準に並んでいること。具体的には最大のNY証取上場のGLDが8月16日に3トンほど解約されたものの、この混乱のなかで減少はそれだけ。昨日20日は1日で7トンの増加。残は過去最高へ。ここまでのヘッジファンドの広範囲の手仕舞いや金融動乱のなかで解約が目立ったのはロンドン証取上場のGBS(Gold . . . 本文を読む