先日TVの経済報道番組でゲスト解説者が声をそろえて言っていた来年「FRBはQEⅢ」だけはやっちゃいかん!と。私は思う、QEⅢをやらにゃいかん!と。
2010年も、ありがとうございました。早いですね1年。2011年、面白がっちゃいかんのでしょうが、面白くなりそうですね。
今日の東京は人も走っている車も減ったせいか空は澄みわたり夕焼けがきれいだった。富士の夕景を撮り . . . 本文を読む
昨日の更新で「金市場も今週は休暇明けで2011年に向けた先行組のポジションの組み直しに伴った動きが出ることも想定していたが、異常気象のあおりで取引に戻れずそのまま休暇の延長のような市場関係者も多いようだ」としたのだが、更新した後でやはり出て来た。欧州系の買いのようだ。
過去5年にわたり休暇明けの年末にかけて先行してポジションを作る動きが見られてきたが、先に仕込んでおこうというファ . . . 本文を読む
休暇明けのNYはロンドンは28日火曜日まで休場ということに加え、米北東部を襲った暴風雪の影響で交通網は寸断されており、休暇明けの市場関係者の市場復帰も遅れて閑散相場。NYコメックスの通常の取引(フロア取引)は8時20分開始のところを11時に遅らせて開始した。電子取引のグローベックスはあるがやはり薄商い。欧米の休暇中に発表された中国の利上げに反応した売りが、NY時間外のアジアの時間帯に見られ、その際 . . . 本文を読む
年末しかもクリスマス休暇の最中ではあるが欧米格付会社によるユーロ圏諸国の格下げや格下げの検討の発表が続いている。報道に詳しいのでここでは省略するが、要は緊縮財政をEUから強いられている重債務のユーロ導入国が、そのなかで一定の成長率を確保するのが難しくなっており、予定通り債務削減が進むのかと問われればそれは疑問でしょう、という話。当初から懸念されていたことといえる。ユーロ圏における南北問題とも表現で . . . 本文を読む
本日は午後新宿でセミナーの後にその足で関西に。しかし昼間の皆さんの熱心なまなざしは、印象的でした。話したように、金市場を基点に見た場合、日本円は世界最強通貨となっております。その日本円にもっとも弱気しているのが他でもない日本に住む人々で、また日本自体に自信を持てないのも日本人の特徴ということ。過去数年、一貫してドル安に主導される円高を話してきた。政府債務の大きさに焦点を当てた日本衰亡論に引かれ円を . . . 本文を読む
金融全般がクリスマス接近の休みモードの中でユーロ圏を中心に不安定な動きが続いている。金市場のほうは発表される米国関連の指標に改善を示すものが続く一方で南欧を中心としたユーロ圏のソブリン・リスクへの警戒がドルを押し上げており、年末を控えたファンドの益出し売りが下げにつながっている。16日は米商品先物取引委員会(CFTC)が、貴金属を含む先物取引に関して建て玉(買いや売りの持ち高)規制の導入を示したこ . . . 本文を読む
今回のFOMCでは当然ながら前回決めた政策の枠組に変化はなかった。ただし景気判断についてはやや改善を指摘している。それでも高すぎる失業率の修正には力不足という判断は変らず。そのために低金利策を「長期にわたり」続けることを確認。11月の前回会合で決め実行中の国債の買い取りには、「景気拡大ペースの加速を促す」として、「長期的に物価を安定させる(この場合 “低すぎるインフレ率を押し上げる&r . . . 本文を読む
FOMC声明文の発表を控え金も為替も上下に振れている。今週は注目データの発表が続くが、まず11月の小売売上高と同じく生産者物価(PPI)が発表された。最近の流れから良さげな数字が出るだろうとの目算はあったが、いずれも市場予想を上回る結果となった。小売は市場予想前月比0.6%に対し0.8%の伸び。衣料品などが伸びた。それよりも10月の数字が速報の1.2%の伸びから1.7%へと上方修正の値が大きかった . . . 本文を読む
週末のロンドンからNYの時間帯にかけて金市場の波乱要因のひとつになった中国の引き締め策(預金準備率の引き上げ)だが、結局NYコメックスの安値は1372.70ドルと直近安値の8日の1372.10ドルを割れることなく買い戻された。インフレ抑制を最重点課題としながら、(発表はしなかったものの)8%成長を目標にしている中国は、「積極的な財政政策」は継続を確認。結局、引き締めても成長削ぐまではできまい・・・ . . . 本文を読む
FOMCの決定に沿って11月12日から国債の買取りを始めたFRBだが、今週発表されたFRBの週間統計で国債の保有残高9496億ドルとなった。前週から322億ドル増。コンスタントに買い付けているということ。にもかかわらず国債は下げ金利は急騰したことになる。しかし、改めて気付いたのは、今回の買取りプログラムが始まる前の段階でFRBの米国債保有高は人民銀行や日銀とほぼ同じだったという事実。後者2行は . . . 本文を読む