さて本日夕刻の日経CNBCテレビ「デリバティブ・ワールド」出演は、いつもは事後にここに書いていたが、事前に知らせてほしいとの書き込みがあり、そうしたものの直前過ぎて実質的に変わりなしということになってしまった。来週金曜日は、毎度米雇用統計の日にラジオNikkei「マーケット・トレンド」17時30分から。こちらも生放送。ネットで聴いてもらえます。
本日の日経CNBCのタイトルは「逆風強まる金相場 . . . 本文を読む
ETFの減少が止まらない。27日も売られこれで2月の累計は「SPDRゴールド・シェア」は約70トンの減少になった。売りの中心はヘッジファンドとみられるので、必然ポールソン?という見方もそのうち出そうだ。しかし、真相は5月中旬まで不明ということだろう。
これより日経CNBC「デリバティブ・ワールド」です、短い時間にどれだけ話せるか。
また、夜にでも書きます。 . . . 本文を読む
注目のバーナンキ議長の議会証言。バランスシートの急拡大を受けにわかに・・・・というか、さすがにというか高まってきた内部の声を一蹴するような切れの良さ、というふうに思えた。以前から非伝統的と呼ばれる政策の撤収については、混乱を起こすことなくやれる自信があると繰り返し表明している。ただし、具体的な方法については発言はなし・・・・知る限りでは。初日の証言では、リスクはどんな政策にもある、しかしそのリス . . . 本文を読む
今週のイベントは政治絡みが2本と後は今日明日のバーナンキ議会証言。議会証言については約1年前の証言ではQE3に対する明確な言及がなかったことを材料にしてファンドの集中的な手仕舞い売りがストップロスを次々にヒットさせ、一時100ドルの下げにつながったという因縁の舞台。結局1800ドル超えを間近にして急反落状態となった。そこからギリシャのユーロ離脱懸念の高まりの中で5月下旬に向けて値位置を切り下げた。 . . . 本文を読む
このところの金市場の下げの主役は買い建ての手仕舞い売りから新規売り(フレッシュ・ショート)に転じたファンドの動きだと書いて来たが、週末のCFTC(米商品取引委員会)のデータでは、ネット・ロング(ファンドの買い越し量)は322トン(オプショ抜き)に急減。2008年12月に並ぶ低水準に。ショートが増えた結果だが、そのショートは(グロスで)9万枚を超え(1枚=100オンス)重量換算で286トンとなった。 . . . 本文を読む
このところの金価格の下げは、年末に見られたファンドの買い建て(ロング)の手仕舞い売り(取引解消の売り)に主導されるものではなく、下げを見込んで利益を上げようとする新規の売り建て(フレッシュ・ショート)によるものと見られた。同じ下げでも趣は異なるわけで、それだけ足元の市場内では下げを見込んだ取引が貯まっていると見られる。したがって昨夜のNY市場の戻りは、値ごろ感からの新規の買いというよりも、目論見通 . . . 本文を読む
昨日は最後に「本日は日本時間の明朝4時に発表される1月のFOMC議事録の内容が焦点だが、前回同様にQE3早期終了論議を予想しての足元の売りと見られる。出口を模索する話し合いはされているだろうが、それを前回ほどのトーンとなっているかについては疑問」とした。結果的には、市場の反応は今回の議事録は前回以上にタカ派的と捉えたということだろう。それが金も株も売られたということだと思う。ハッキリ言って論議さ . . . 本文を読む
株式などでも弱気(bear)相場入りの目安として、高値から10(~15)%の下落を超える水準を用いることがある。海外勢が好む指標でもある。今朝も別件で書いたのだが、昨日2月19日のNYコメックスの通常取引(フロア)の引け値1604.20ドルは、昨年10月4日の引け値ベースでの高値1796.50ドルから10.7%の下落の水準となった。見渡せば概ね逆風という風情の金市場のモメンタムは下向きゆえに次の波 . . . 本文を読む
NYが休日の18日月曜日のアジアの時間帯に前週末に売り込まれた金が反発を見せ、さすがに春節(旧正月)明けの中国勢も、連休中に水準を切り下げた価格帯では積極的に買いに入ったと見られた。実際に上海黄金交易所の出来高も過去最高と伝えられた。しかしコメックス(先物)主導での下げは、レバレッジが利いているので目先的には現物買いを蹴散らして下げトレンドを持続させることも多い。どうなるか。中長期の下支え役といえ . . . 本文を読む
週末金曜日の市況・・・といってもNY金の話だが、ファンドの売りにこのところ軟調展開の金が15日に貴金属全般や原油なども下げる中で大幅続落、一時昨年8月15日以来となる1600ドル大台を割れた。ちょうど前日の14日にSEC(米証券取引委員会)への届け出期日(期末から45日以内)の関係で、(昨年末時点での)大手のヘッジファンドや金融機関の持ち分の方向が明らかになったタイミングでもあった。知られる名前 . . . 本文を読む