先週末のNY金は、6週間ぶりの高値となる1270ドルまで見て1268.40ドルで終了。週足は3週連続で上昇となった。戻り高値の更新は、6月の米雇用統計前、さらに6月27日のポルトガルはリスボン郊外のシントラ(でのECBシンポジウム)前、そして6月のFOMC前の水準に王手をかけることになった。
7月7日(金)の終値ベースでの直近最安値(1209.70ドル)からちょうど3週間で60ドル弱上昇したこ . . . 本文を読む
本日の日本のトップニュースは、稲田だ蓮舫だと、もういいよという感じだだが、日本時間早朝の米ABCはホワイトハウスの内紛を取りあげていた。今月21日に元ゴールドマン・サックスでファンド主宰者のアンソニー・スカラムチ氏をトランプ大統領が、ホワイトハウスの広報部長に据える人事を発表。そして即日、スパイサー報道官が辞任。政治や広報の未経験者を自分の上に据えられたことが辞任の理由だが、ロシア・ゲート問題へ . . . 本文を読む
連邦公開市場委員会(FOMC)は、特にサプライズのない結果となった。波乱を起こさないように慎重にが、FRBのスタンスでもあるのでその線に沿った流れというべきか。声明文には昨日取り上げた、“relatively soon(比較的早く)”という表現も用いられ、9月にはFRB手持ちの債券で償還分(=満期分)からの乗り換え金額を段階的に減らす政策(バランスシートの縮小)が発表されるのは、ほぼ決定といえる . . . 本文を読む
本日はFOMC(連邦公開市場委員会)声明文発表のイベント日で日本時間では明朝午前3時の発表。7月は声明文の発表のみのFOMCゆえに、その文言の微妙な変化から、FRBの意志を読み取ることになる。今年2月1日の声明文にて“relatively soon”という表現が使われ3月に利上げに踏み切ったことから、今回も「資産縮小の着手時期」に関しこの文言が使われるのではとの見方あり。
市場の関心事はそれよ . . . 本文を読む
NY金は、大方の予想を超える6連騰で1250ドルを突破。夏休み入りで大きな動きはないという見方もあるが、確かに大きな動きはないが、休んではいない。先週末のCFTC(米商品先物取引委員会)発表のデータでは、オプショント取引抜きで前週とロング(買い建て)、ショート(売り建て)ともに、ほとんど変化がないという非常に珍しい結果になった。
7月11日時点で、ファンドのショートが過去最高規模の490トンま . . . 本文を読む
昨日の欧州中銀(ECB)政策理事会、声明文は市場が読んだ緩和バイアスの文言を削除することなく、そのまま政策変更ナシ、変更を示唆するものもナシというハト派的内容のものとなった。市場内で高まっていた“出口”に向けたECBの政策転換見通しは、冷や水を浴びせられることに。
この段階で6月27日以降前日まで買われ続けていたユーロは急反落状態に。ところが、その後ドラギECB総裁の記者会見が始まると、状況は . . . 本文を読む
19日は、米国指標で6月の住宅着工件数が注目された。というのもこのところ米国の住宅関連指標は弱気の結果が続いて来たことによる。発表された結果は、(年率換算)前月比で+8.3%の121万5000戸と市場予想の115万5000戸を上回り2月以来の高水準となった。ここまで3、4、5月と3ヵ月連続で減少となっていたが4ヵ月ぶりの増加となった。着工件数の先行指標となる住宅建設許可件数も+7.4%の125万 . . . 本文を読む
18日はアジア時間の午前に伝わった内容そのままに、オバマケア代替案は採択断念ということになった。オバマケアの廃案を含む修正は、トランプ公約の目玉ともいえるもので、それが採決もかけられない状況は、“決められない政治”の象徴といえるもの。マコネル共和党院内総務は、来週にでも今度は「廃案」を掲げ採決を試みようとしていると伝えられているが、これも難しいと見られる。共和党穏健派が、黙ってはいまし。
そも . . . 本文を読む
週末に米政府組織のCFTC(商品先物取引委員会)が公表した7月11日までのデータでは、金先物取引におけるファンドの買い越し量が、5週連続で減少していることが目に付いた。オプション取引を除いた重量換算で187トンと2016年1月以来の低水準となっている。6月6日以降、ファンドが買い建て(ロング)を減らす一方で、売り建て(ショート)を急増させているのが特徴で、ショートだけをみると490トンと最大規 . . . 本文を読む
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが13日に伝えた、毎年8月下旬に米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれるカンザス連銀主催のシンポジウムにドラギECB(欧州中銀)総裁が3年ぶりに出席するというニュース。議長の記者会見付きの9月のFOMC(連邦公開市場委員会)を前に、これまでFRB議長がこの会議に表われ政策方針の示唆をし、市場に織り込ませる機会として使われることが多かった。
今回の主役はドラ . . . 本文を読む