本日7月31日、宝島社より新著が発売開始になりました。
タイトルは「通貨の凋落で金急騰がはじまる!」です。定価は1700円+消費税
新型コロナ禍の中での金についての値動きのポイントから、FRBの異次元緩和策と米国を筆頭に各国の財政赤字の急拡大を踏まえた金市場の動向。
また過去の特徴的な値動きと、その時々の金融経済環境との関連もとりあげております。したがって、足元の値動きの背景のみならず、金につい . . . 本文を読む
FOMCは声明文に「景気の道筋は新型コロナ感染動向に大きく左右される」と、わざわざコロナ問題を掲げた部分以外はほぼ前回と同じ。やはり6月中旬以降の感染再拡大の影響が労働市場や消費に表れ始めたことの現状認識と対応策の必要性にパウエル議長の発言は集約された。「経済を支えるためにあらゆる手段を使う」や、ゼロ金利政策は雇用や物価などFRBが掲げる政策目標が「軌道に乗ったと確信するまで維持する」という発言は . . . 本文を読む
前日のアジア時間午前早々にNY時間外の薄商いの中で、何の抵抗もなく節目の1950ドルを突破したNY金。そのままこの日の高値となった1974.70ドルまで駆け上がり、約1時間1970ドル手前で滞留。その後ややまとまった売りに1930ドル近辺まで40ドルほど急落。しばらく滞留した後のロンドンのオープニングで売られ一気に30ドルほど下げて1900.20ドルの安値を見ることに。アジア午前早くの高値から74 . . . 本文を読む
足元の金市場の材料は、まず、米国内の新型コロナの感染再拡大に終息の兆しが見えずスペインなど欧州でも再拡大が認められ米国内は元より、世界的にも景気回復の期待が後退していること。さらに、この環境下で米中の対立が激化し、世界経済の先行きにさらなる不透明感が浮上していること。その景気見通しを映し米国の実質金利が記録的水準に低下しマイナス1%に接近し、金利差への関心もありドルが対ユーロはじめ全面安状態となっ . . . 本文を読む
所用で先週末を挟み更新できないことが予想されたことから、22日に「ステージが変わったNY金相場」 としておいた。シルバーが急騰するなど、投機マネーの流入の兆しを嗅ぎ取ってのもので、ゆえにこれからシートベルト着用サイン点灯とした。
その後、日本が連休中に海外市場では一気に水準を切り上げ、週明けのアジア時間から金とシルバーの上昇は加速した。いわゆるWhite Hot(白熱)状態で、CTAなどモメンタ . . . 本文を読む
NY金が2011年以来の戻り高値を更新した。昨日のロンドンの中盤あたりから買いが先行する流れに転じたが、NYの通常取引に入って以降、騰勢を強めた。前日比26.50ドル高の1843.90ドルの終値は2011年9月9日以来の水準。取引時間中の高値(1844.90ドル)は同年9月14日以来の高値水準となる。来週以降、大阪取引所に移管される東京商品取引所(TOCOM)の金先物価格は22日14時30分時点ま . . . 本文を読む
週明け7月20日のNY金は終値が1817.40ドルと、7月8日の終値ベースでの年初来高値1820.60ドルに届かなかった。先週末のCFTCのデータでは、3週連続で買い建て(ロング)を増やしていたファンドの方は、ネットの買い残は減少となっていた。1800ドル超で出た売りは、やはりファンドの利益確定の売りだったようだ。NYコメックスの先物証拠金が1年前と比べて倍以上の9020ドルになっているので、益出 . . . 本文を読む
一昨日、6月の米小売売上高を取り上げ「可能性は小さいがマイナスとなった場合ネガティブ・サプライズで波乱含みに」というような内容で書いたが、前月比で7.5%増となった。(今は窮地に追いやられている)一部の州が先行してロックダウンの解除に踏み切ったことと、失業手当の臨時割り増しなど各種政府支援で個人所得が増加したことが、数字を押し上げていた。つまり急収縮後の反発に金融財政支援策がモメンタムを与えること . . . 本文を読む
7月に入り米国内で1日あたりの新規感染者数がこれまでの最多を更新した州が、28州に上っている。カルフォルニアやフロリダなどが感染抑制の活動制限を再導入する動きがみられる中で、経済失速を懸念するFRB高官が増えている。米経済指標は5月を底に急反発したものの、その後勢いが減衰し想定を下回るのではとの見方による。ここでも各種経済指標の落ち込み方が前例のない急激なものだったことから、各種市況と同じように( . . . 本文を読む
日本国内でも東京など感染者数の増加が目立ち、いよいよ次のステージに入りそうな状況になってきた。米国では1日の新規感染者数が過去最多の記録を更新、7月12日までの4日連続で約6万人と拡大がとまらない。入院率と陽性率もアリゾナ、カリフォルニア、フロリダ、テキサスの各州で増加、過去1週間では全米17州で感染者が前週より増加となっている。米ABCテレビはウイルスが変異し感染力を高めた可能性を指摘する専門家 . . . 本文を読む