市場の方は、この週末はレイバーデーの連休となることもあり、全般的に模様眺めで、金市場の取引量も薄くなっている。株式市場も同じで代表的な株価指数S&P500種平均は27日も過去最高値を更新し2000ポイント超を維持して取引を終了したものの、出来高は今年の最低となっている(祭日前などの半日取引を除く)。このところのドル高も一服意味となった。
日本時間の今夜は米4-6月期GDPの改定値が発表される。 . . . 本文を読む
ジャクソンホールでの金融シンポジウムは、このところの主役はFRB議長で今回もイエレン議長の講演内容に関心が集まったが、同じ日のドラギECB総裁の注目度は高かった。ユーロ圏でのインフレ率の低迷は広く知られるところだが、そうした状況は早晩抜け出ると言い続けてきたが、そうはならず逆に上昇率が落ちて来ているという現状がある。具体的にはECBは物価目標を2%手前に置いているが、昨年10月以降1%割れが続い . . . 本文を読む
ジャクソンホールでの注目のイエレンFRB議長の講演。リーマン・ショック後の停滞から「米経済は著しく改善した」と指摘し、「労働市場は予想より早く改善している」との判断を示した。現地時間の11時に始まった講演内容が伝わった金市場の反応は、初動は下げだった。しかしすぐさま反発となった。というのも、それでも「労働市場の回復はまだ完全ではないとして」、正常化へのステップとなる利上げの判断には慎重さが必要と . . . 本文を読む
昨日は日本時間の夕刻、ちょうどロンドンのオープニング前にまとまった売りにストンと1280ドル割れに落ちた金価格は、その後のNYのフロア取引(いわゆる通常取引)開始直後に発表された、週間ベースの失業保険新規申請件数の発表を受けて下げ幅を拡大した。
たしかに申請件数の30万件割れの結果は金の売りを膨らませる・・・・つまり、FRBのいうところの“想定以上の改善”を思わせる内容となった。今回でここまで5 . . . 本文を読む
注目のFOMC議事録については、利上げ開始について想定されている時期を前倒しするべきか否かについて活発な議論が行われていたことが明らかになった。ただし、これは予想されていたこと。元よりFRB内部でも意見が割れていることは知られており、このところのFOMCでは、全会一致で政策が決まったと伝えられても、実際にはかなりの論戦が繰り広げられていると思われた。
その中で、大勢的にどちらに傾いているかを市 . . . 本文を読む
今週はジャクソンホールのイベント週の一方で住宅指標の発表が重なる週でもある。18日は全米住宅建設業者協会(NAHB)の住宅建設業者指数の発表があった。8月は前月の53から55となり、これで3ヵ月連続の上昇となった。今年1月以来7ヵ月ぶりの高水準となる。さすがにここにきて10年国債が買われ、利回りが2.5%を割れ、足元では2.3%台まで入る低金利で、連動する住宅ローン金利も下がっており、それが効い . . . 本文を読む
レンジ内の動きながら1日の内にも上下に価格の振れが見られるNY金市場。地政学的要因を手掛かりにしたデイ・トレーディングのようなファンドの短期の売り買いが続いている。
今週の注目イベントは、例年に比べ開催時期が早まった観のあるワイオミング州の避暑地ジャクソンホールで開かれる恒例のカンザス連銀主催の金融シンポジウム。く21日から23日までの3日間の日程で、22日にイエレンFRB議長が労働市場をテーマ . . . 本文を読む
昨夜は7月の米小売売上高が前月比で若干プラス予想のところ、結果は“横ばい” ということで、またぞろ利上げ観測が後退したことで金が買われ、米国債も買われ(金利は低下)、さらに株式市場も低金利の長期化観測から買われることになった。
さて本日は、ユーロ圏18カ国の4-6月期GDPが発表された。結果は実質ベースで前期比で“横ばい” となった。ただしドイツ、イタリアがマイナス成長となり、フランスはゼロ成 . . . 本文を読む
今夜は米7月の小売売上高の発表に注目が集まっていた。結果は、良くなかった。市場予想は前月比0.2%の増加で自動車関連を除いたものは0.4%の増加が見込まれていた。結果は、総合指数が横ばいで、除く自動車関連が0.1%の伸びというものだった。細目は衣料品や食品・飲料などがプラスの一方で、自動車および部品、また家具やデパートなどがマイナスとなった。4-6月期GDPの速報値で個人消費が年率で2.5%の伸び . . . 本文を読む
週末は久々に和歌山で本格的な(?)台風に遭遇した。進路としては四国への上陸が予想されていたし、実際にそうなったが、となると和歌山は台風の右半円に入る。小さいころから父親に「台風の右半円は危険なんだ」と教えられ、理由も教えられたがピンとこなかったのは関心の対象がもっと別のところにあったからだろう。ただ「右側は危険」ということだけは、記憶された。長じて学校でその理由を習い、なるほど・・・・と。いずれに . . . 本文を読む