11月28日のNY市場の金価格は3営業日続伸した。米連邦準備理事会(FRB)の利上げ打ち止め観測を後押しする、FRB高官の発言を手掛かりにした買い優勢の流れに今年5月上旬以来、約6カ月半ぶりの高値に水準を切り上げた。
NYコメックスの通常取引は前日比27.60ドル高の2040.00ドルで終了した。NYコメックスにてこれから取引の中心となる2024年2月物は、2060.20ドルと2050ドル超の水 . . . 本文を読む
〇1年後を言い当てていたブラード発言
半年遅れと言うべきだろうか。
米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げサイクルをフルに織り込む流れが表れている。ちょうど1年前の今の時期には、翌年5月あるいは6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げを最後に、今般2022年3月以降の利上げサイクルは打ち止めとの見方が市場の大勢を占めていた。
一方、5%超の水準まで引き上げる必要ありとの見方を示 . . . 本文を読む
11月21日のNY金は3営業日ぶりに反発。前日比21.30ドル高の2001.60ドルで終了。前週に高まった米利上げサイクル終了観測が広がる中で買い優勢の流れが続いた。終値ベースでの2000ドル大台回復は10月30日以来のこと。
午後に米連邦準備理事会(FRB)は、10月31日~11月1日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。今後の政策決定については9月会合と . . . 本文を読む
週明け11月20日のNY市場の金価格は続落となった。今週末はサンクスギビング(感謝祭)の連休が控えることから、前週からの利益確定の売りが先行する流れとなった。NYコメックスの通常取引は前週末比4.40ドル安の1980.30ドルで終了した。
NY金先物取引ではCTAと呼ばれる目先の投機筋(ファンド)の買い建て(ロング)が直近11月14日時点で重量ベース288トンとなっている。前週 . . . 本文を読む
先週は14日発表の10月消費者物価指数(CPI)、15日発表の生産者物価指数(PPI)といずれも、もともと減速傾向を読んだ市場予想をも下回ることになった。金利先物の値動きからFRBの金融政策を予想する「Fed Watch(フェドウオッチ)」では、17日夕刻時点で年内最終となる12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)にて現行の金利水準(5.25~5.50%)を維持する(変更なし)確率が100%となっ . . . 本文を読む
11月14日のNY金は続伸。朝方発表された10月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが予想以上に鈍化しインフレの一段の鎮静化を示した。FRBの利上げ局面が終了したとの見方が急速に広がり、NY金は長期金利急落を受け一時1975.30ドルまで買われて1966.50ドルで終了。前日比16.30ドル高。
上値の重さは、前週末発表のファンドのポジションが思ったほどには減っておらず、上値に売りが控えていること . . . 本文を読む
先週末のNY金は前日比32.10ドル安の1937.70ドルで終了。週足は5週ぶりの下げとなり、下げ幅も61.50ドル、3.08%と大きくなった。米長期金利先高観の強まりを背景とした売りが再燃し水準を切り下げた。また、パレスチナ自治区ガザへのイスラエル軍の攻撃は激しさを増しているものの、近隣諸国を巻き込む可能性は現時点では低いとの見立てから、金価格に乗った一定のヘッジプレミアムが縮小していることも、 . . . 本文を読む
11月9日のNY金は4営業日ぶりの反発で通常取引は前日比12.00ドル高の1969,80ドルで終了した。前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受け、米国の利上げ局面は終了したとの見方が広がる一方、中東情勢に対する過度の警戒感の後退を受け、金市場では買い建てを増やしていたファンドの手じまい売りが先行し、下げが続いて来た。前日まで3営業日続落で41ドル、2%の下げとなっていたが、9日は値ごろ感からの . . . 本文を読む
11月8日のNY金は3営業日続落となった。10月中に急激に積み増しされた先物市場でのファンドの買い建て(ロング)の利益確定あるいは見切り売りが、引き続き下げをもたらしている。8日の通常取引は前日比15.70ドル安の1957.80ドルで終了した。
NY時間外のアジア時間から水準を切り下げながら相場は進行。安値は通常取引終了後のNY時間外につけた1953.20ドルとなった。心理的節目の水準を維持した . . . 本文を読む
本日のNY金は、NY時間外のアジア午後、さらにロンドン時間を通して断続的に売り優勢の流れとなっている。
この3週間ほどで46トンの売り越しから330トンの買い越しまでロングのポジションを膨らませたファンドの投げが下げをもたらしていると見られる。
週明け6日のNY市場は、終盤に持ち直したもののドルが一時対ユーロで約8週間ぶりの安値まで下落した。この動きにドル指数(DXY)は一時 . . . 本文を読む