欧米メディアのみならず国内一般紙も政府関係の内部文書を大々的に公開した「ウィキリークス」について報じている。ヒラリー・クリントンが「世界の安全保障への攻撃」と表現したと報じられているが、確かにネット上でのゲリラ戦の様相。これまでのようにハッカーが侵入し特定者の利益のために情報を盗むのではなく、公にしてしまうのだから、発言者の視点によりこれはプロ・コン入り混じることになる。ただし、どこも情報管理を厳 . . . 本文を読む
先週末11月26日のNY市場の金価格は、サンクスギビングの休暇明けの薄商いのなかで続落となった。北朝鮮による韓国への砲撃をきっかけにした地政学的リスクによる買いも一巡し、ユーロ圏のゴタゴタを嫌がるファンドの売りが薄商いのなか値動きを大きくした。したがって、あまり参考にはならない。
市場の関心はアイルランド救済というユーロ圏の信用リスクの高まりに向けられたが、ポルトガル、スペインと . . . 本文を読む
SOUNDS OF ARTILLERY FIRE HEARD OFF SOUTH KOREA'S YEONPYEONG ISLAND - REUTERS WITNESS
本日の午後にこのようなニュースが流れ、アララという感じだったが、結局伝えられたことに間違いはなかったものの、北朝鮮領内での演習と見られることが判明。これも示威行為のひとつなんだろうが、紛らわしいことをスナ!という感じ。この問題 . . . 本文を読む
報道されているように北朝鮮による「よもや」の韓国領への地上攻撃は、一報が伝わった直後から金は反応。逆にシルバーやプラチナは下げた。久々に「有事の金」という言葉がメディアに並んだ。「地政学的リスク」もイラク戦争以来のこと。ただし押しなべてこの有事モードの買いは持続力に欠けるのは経験則の教えるところでもある。状況を時間の経過とともに市場がドンドン織り込みに掛るのが特徴となる。地味ながら金が堅調展開を続 . . . 本文を読む
渋っていたアイルランドも結局周りのプレッシャーに負ける形で支援要請に。来年まで財政の方はファイナンスの必要なしといっても、問題を抱えた主要行からの預金引き出しは止まらず、国債を買い支えるECBも堪らずプレッシャーを掛けざるを得ない状況だったのだろう。アイルランドは、低い法人税率に金融立国が功を奏し一時は「ケルトの虎」と呼ばれるほど高成長を謳歌した国。結局その成功の道筋となったひとつである金融の暴走 . . . 本文を読む
本日の夜のセミナーを終え、関係者とのいつもの飲み会の後に先ほど自宅に帰りついたところ。話の間にNYスポットをネットでつなぎ、関係のある内容の所では時々価格を見ながらの進行。セミナー終了は10分ほど押してしまい、その終了時に確認したスポット価格は1359ドル近辺だった。いま1342ドルの急落。中国の引き締めのニュースが、売り材料になっているというのだが。。。
今夜はバーナンキFRB . . . 本文を読む
昨夜は、年間数回開かれる銀行、商社、専門商社など主に為替ディーラーを中心とした飲み会の年内最後(自動的に忘年会)の集まりだった。当方はディーラーではないが4年ほど前くらいだろうか、声が掛り毎回とはいかないものの顔を出させてもらっている。昨夜は隣が穀物担当の伊藤忠のKさんだったが、最近のトウモロコシや綿花などの話に加え用船料の値動きの特徴やレートの種類などの話が面白かった(話にあったいくつかの用語も . . . 本文を読む
引き続きアイルランド問題に揺れる欧州情勢への警戒感にインフレ警戒を高める中国による引き締め策の継続見通しから、ファンドを中心にしたリスク資産からの資金引き揚げの流れが再び活発化、世界的に株式市場から商品市場まで幅広く下落となった。この中で前日一旦は下げ止まった金価格だが、16日のNY市場では再び急落状態となった。
NYコメックスの先物価格は一時今月初めの11月3日以来となる132 . . . 本文を読む
例によって四半期末の運用資産報告。スパイダー(「SPDR Gold Shares」)の最大保有者ポールソンの持ち分に変化なし。もちろん金価格の上昇で評価は上がっている。一方、「金は究極のバブル」発言で年始に注目を集めたジョージ・ソロスのソロス・マネジメントは3四半期連続の売却で、昨年末から累計で持ち分の24%を売却し現在470万株保有。
ポールソンは、保有していた因縁 . . . 本文を読む
週末の市場全体の下げのきっかけは中国の引き締め観測だったのは確かだが、それだけで規模拡大したわけではない。このところ食品価格の上昇などインフレ傾向が高まっている中国(10月のインフレ率前年同月比+4.4%)では、海外からの資金流入による人民元高を抑える為替介入が途絶えず、ここまで続くカネ余りをもたらす構図に変化はないのは確かではある。このところ利上げに踏み切るなど引き締め方向に舵を切ったが、そもそ . . . 本文を読む