4月23日のNY金は続落。イランとイスラエル間の緊張状態が沈静化したことを受けた短期筋のファンドのポジション(持ち分)調整の売りが、NY時間外のアジアからNY早朝にかけて続いた。
この時間帯に一時2304.60ドルと2300ドル割れを試すところまで売られた。ただし、NY時間に入って以降に発表された4月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値が前月から低下し予想値も下回ったことから、米景気の先行き不 . . . 本文を読む
週明け4月22日のNY金はNY時間外のアジア時間の寄り付きから売りが先行し、そのままアジア午後、ロンドンさらにNYと終日下げトレンドが続き予想外に下げ幅は拡大した。
イランとイスラエルが互いに相手の領土を直接攻撃したことで、中東で全面戦争が勃発しかねないとの警戒が強まったが、イラン政府はイスラエルの攻撃をそれほど重大視せず、
報復しない意向を示唆した。市場には、国内での政権基 . . . 本文を読む
日本時間の午前11時前に、イラン首都テヘランの南方方向に位置するイスファハン州で爆発音とイランメディアが報じたと伝わった。NY時間外のアジア時間のNY金は急伸し一時2433.30ドルまで買われた。
同州ナタンズには核施設があることで知られる。ただし、急騰から1時間半後には2400ドル割れとなっていた。イスラエルによる報復攻撃と思われたが、金市場の反応からは、被害規模は限られたものなのかとの推測が . . . 本文を読む
4月16日のNY金価格は4営業日続伸。前日比24.80ドル高の2407.80ドルで終了。初めて2400ドル台で取引を終えるとともに、4営業日連続で史上最高値を更新した。
イランによるミサイル・無人機攻撃を受けたイスラエル側の報復が一段の中東緊迫をもたらすことへの警戒が、一定の買い要因として働いている。
一方で、想定を超える堅調さを示す米経済指標を受けたインフレ高止まりへの懸念が . . . 本文を読む
先週末4月12日のN小幅に続伸した。
中東情勢の緊迫化を受け安全資産としての買いが膨らみ、さらに史上最高値を更新した通常取引は前日比1.40ドル高の2374.10ドルと終値ベースで高値を更新して終了。
前週に発表された複数の米インフレ指標からは、米国のインフレの沈静化に時間がかかり、FRBによる利下げ開始が後送りされるとの見方が強まった。実際に複数のFRB高官からも、「利下げを急ぐ必要ない」と . . . 本文を読む
昨日は、「一般的にFRBの利下げが先送りされたからと言って、金融マクロ環境からの買い要因が消えるわけではない。金融の先行き不安定さに変化はない。結局、上昇一服となってもそれが上昇トレンドの終了ということにはならないと思う」と書いた。
11日に発表された3月の米生産者物価指数(PPI)は、伸び率が予想を下回り市場を一定落ち着かせた。
毎度のことだが寄せては引く波のように市場の利 . . . 本文を読む
NY金の史上最高値更新の上昇が8営業日で途切れた。
10日のNY金は、4営業日ぶりに反落した。NYコメックスの通常取引は前日比14ドル安の2348.40ドルで終了。
米連邦準備理事会(FRB)による利下げのタイミングを測るうえで注目されていた10日発表の3月米消費者物価指数(CPI)は、市場予想を上回る伸びを示しNY金は売られた。 改めて目標の2%に向けて下がりにくい粘着型の . . . 本文を読む
昨日は2350ドルまで水準を切り上げたいま、その持続性を見るためにNY通常取引開始後の値動きを見たいと書いた。
このところのパターンとして、NYの通常取引入り後に買い優勢に転じる上値追いの流れが続いて来たが、昨日は逆だった。
昨年末に初めて2100ドルを超える急伸を見せた後のパターンとして、週末に急伸すると翌週明けNY時間外のアジアのスタート時に値を飛ばす例が多く見られてきた . . . 本文を読む
先週末5日金曜日の米雇用統計発表前のここに、「結果次第でNY金上振れも」というタイトルで「雇用統計は波乱なく通過するというより、仮に賃金の伸びが予想を下回れば、さらに上値を伸ばすのではないかと思うが、果たしてどうなるか」と書いた。
結果を受けNY金は急伸し、通常取引は前日比36.90ドル高の2345.40ドルで終了。史上最高値を更新した。
その後の時間外取引では一時2350.00ドルまで買わ . . . 本文を読む
4月4日のNY金は8営業日ぶりに反落した。通常取引は6.50ドル安の2308.50ドルで終した。
前日はパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を好感して買いが入り最高値を更したが、さすがに警戒感も強まり上げ一服となった。それでもこの数日見られたように、通常取引終了後の時間外取引では買い優勢の流れに転じ、一時2325.20ドルと取引時間中の高値を更新した。時間外取引は2310 . . . 本文を読む