NY金は連日の年初来高値更新もNY時間の午後に入り急速に値を消し、いわゆる行って来い状態に。終値(コメックス清算値)でもかろうじて引け値ベースの年初来高値更新となった。形としては200日移動平均線に跳ね返されることになった。
気になるのはETFの動向がピタリと止まっていること。2月20日のPresidents Day 以降先週火曜日からここまで機関投資家の動向をもっとも反映する「SPDRゴール . . . 本文を読む
週末のNYでの金の1260ドル台乗せ。以前にここに1250ドルは節目として押し目を買っているファンドが1250接近局面では売っているとみられるとした。節目の1250ドル超えは、テクニカル要因からロボット・トレードでモメンタム相場かも・・・とも。24日の金市場の上げは、米長期金利の低下に集約されそうだ。一時10bp(0.1%)以上下げているので、金利とのプログラムで金買いに動いたファンドがあったとみ . . . 本文を読む
23日のNY市場で金価格はやっと1250ドル台乗せ。米大統領選後の昨年11月11日、トランプ候補が選挙戦で訴えた大型減税、破格のインフラ投資を前取りして前々日9日から米長期金利が上昇を開始し、それに合わせてドル高トレンド始まっていたが、一気に加速したのが週末のこの日だった。金市場はファンドの大量手仕舞い売りが出て大幅下落に見舞われる。その前日の引け値が1266.40ドル、安値が1251.90ドル . . . 本文を読む
週明けはNY市場が連休につき、話題はヨーロッパ関連。フランスの大統領選挙の候補者支持率をめぐる世論調査の結果が話題になった。以前は、第3の候補と目されていた中道左派のマクロン前経済相が、フィヨン元首相の敵失を機会に本命に浮上、いまや話題の中心のルペン国民党党首と一次選挙のトップを競うという構図。ただし、本選はマクロン、フィヨン両候補の支持者がまとまることで、ルペンの勝ち目は薄いというのが大勢的な . . . 本文を読む
今週は、22日に1月31日-2月1日のFOMCの議事録の公開がある。この時は声明文では3月の利上げを示唆するものは見られず、12月の会合からは景気判断の上方修正されたものの内容的にも大きな変化はみられなかった。ただし、先週の上下院2日にわたる議会証言ではイエレン議長が3月を含め利上げは議題に上る(Live)としたことで、3月利上げ見通しが高まることになった。金は一時急落したものの、直ぐに買い戻され . . . 本文を読む
来週の月曜日のNY市場は、Presidents Day(大統領の日)の祭日。つまり3連休を控えるが、昨日のNY市場もすでに連休を控えた手仕舞いモードという印象。
株式市場の方は、1週間前に名古屋弁風に書くならば、「2~3週間のうちに税制について、どえりゃ~~発表をするでよ」というトランプ大統領の発言に、待ってました、そういうのを聞きたかったんです!とばかりに、過去最高値の更新を続け、気が付けば . . . 本文を読む
昨夜はちょうど更新しようとした時に、CPI(消費者物価指数)と小売売上高の発表があり、金には売りが膨らんだ。どこまで押すのか見ものと思っていた。午前中にある老舗の専門誌の編集者の方から電話取材を受けており、イエレン議長の利上げ前向き発言に好調な経済指標という組合せでは、以前ならとっくに1200ドル割れになっているところを値を保っているのは、不確実性を材料にした、大口資金の再参入があればこそ・・・ . . . 本文を読む
本日の日経夕刊の4ページ(・・・・といっても、地域によっては、明日の朝刊かもしれないが)「ウォール街 ラウンドアップ」に、世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツのトップ、レイ・ダリオが、今年に入り、不透明な相場環境につき、「一極集中せず、いつでも売れる銘柄にすべきだ」との書簡を顧客の機関投資家に送ったという話が紹介されている。この話は、先月に流れていたが、もともとトランプ・ . . . 本文を読む
日本時間の本日早朝(午前3時前)に、トランプ大統領が「貿易で素晴らしいアイデアがある。近く実行する」と述べたとのニュースを今朝見て、何だろうと思っていたら、WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)がカバーしたところでは、対中貿易に関連した話だった。
対中強硬派で知られるピーター・ナバロがトップに就いたホワイトハウス新設の「国家通商会議(NTC)」がまとめたもので、為替操作を為替安誘導=「不当 . . . 本文を読む
日米首脳会談は報じられているような状況で、安全保障面での緊密な日米関係を世界に発信、通商面は今回の首脳会談マターにはせず別途ということで、まずは懇親を深めましょうということで成功裏に終わった。時間のない中での外交、経産両省の担当者のお膳立てがうまく行ったことだろう。米国側も政権の体制が固まっていない段階で、正規の首脳会談で大統領の個人的な考えや感情での発言が独り歩きするリスクを避けるという側面も . . . 本文を読む