協調介入だなんだかんだで注目を集めたドル円相場だけを見ていると見落とすが、いま為替市場ではドルがまた売られている。対ユーロの動きだ。その流れを映してドルインデックスは、昨年11月初旬の安値を下回ってきた。ちょうど1週間後のECB理事会は利上げ方向で市場は織り込んでおり、ユーロ圏金融当局関係者の発言もそれを示唆している。一方で、ポルトガルは10年国債の利回りは完全にレッドゾーン入りして市場から引導を . . . 本文を読む
自然の営みは順調に進んでいる。今年は関東以西は(?)入学式に桜が満開ということになりそうだ。暖冬傾向が続いた折には、入学式シーズンにはすでにピークを過ぎてかなり散っているということもあったっけ。
開花宣言の28日に「激甚の地に咲く今年の花は、やはり哀しいだろう・・・」と書いたのだが、ニュースで津波に耐えた梅や早咲き桜をみた被災者の方が、「勇気が湧く」という意味合いの話をしていた。あんなことがあっ . . . 本文を読む
6月末を期限に国債の買い付けを進めているFRB。すでに保有資産の比率では年始にMBS(住宅ローン担保証券)を抜いて国債が49%に達している。上限を総資産の35%とするという内規を棚上げしての買い付けだ。この面でも異例といえる。
先週末は、米地区連銀(連邦準備銀行)のひとつフィラデルフィア連銀のプロッサー総裁が「当局は利上げと共に(保有する国債や住宅ローン担保証券などの)資産売却計 . . . 本文を読む
暗く厳しい話題ばかりの中で、ふと桜の開花予想のニュースを見かけないなぁ・・・と思っていた。それどころじゃ、ないか・・と。
今日の昼、原発情報をとNHKのニュースを見ていたら都内で桜が開花と報じていたので、ならばとランチの帰りに足を延ばしたら、中にはほころんでいる木も。サイタ、サイタ、サクラがサイタ。しかし、荒涼たる激甚の地に咲く今年の花は、やはり哀いだろうなぁ。 . . . 本文を読む
今週は早くも3月最終週・・・というよりも3月期末。2月はいつものようにアッという間に過ぎ去ったが、3月は地震以降の非日常的時間の流れの中で、どこか潜在的に神経がピリピリしながら、これまたアッという間に過ぎようとしている。原発問題は、悪化の食い止めもできなくなりつつあるようだ。さすがにNHKの報道も最初に「深刻な状況が続いている」という枕詞を入れるようになってきた。すでに各方面で使われている「想定外 . . . 本文を読む
日本時間昨夜11時ころからのドル建て金価格の史上最高値突破だが、市場環境に前日と大きな変化はない中でスルスルと値を上げ、あっさりと高値更新という感じだった。北アフリカ・中東にユーロ圏そして日本と材料は複合的で、それぞれの材料は織り込みつつあり、その面でこれがという突出したものはない。それでも史上最高値圏を維持していることから、上値買いを仕掛けた筋がいて、意外に軽かったので順張り組(トレンド・フォロ . . . 本文を読む
昼間SMM市況メールに書いたが、NYコメックスの金価格(中心限月)は通常取引の終値ベースで過去最高値に。背景は、北アフリカ・中東情勢にユーロ圏でのソブリン・リスクへの関心の高まり。すでにここでは北アフリカ・中東問題は、従来感覚の地政学的リスクで片付けられるような問題ではないので、金価格への影響も一過性ではないとしたが、報じられているような経過をたどっている。今回のリビア攻めについては、当初から米国 . . . 本文を読む
ニュースにあるように東京では葛飾区にある浄水場のひとつでの水質のサンプル検査で放射性物質が発見された。乳児は飲用を避けるベシと。スポットで飲んでも「継続的な摂取」をしなければ健康に影響なし・・・って、水だからなぁ。ケイゾクテキニセッシュする類のものではある。小さな子供さんの居る家庭では飲用水を求めての新たなタタカイが始まる。この数日スーパーに行っていないので分からないが、ミネラル・ウォーターのコー . . . 本文を読む
「日本の出来事は不確実性が高まっている」、「地政学的出来事から世界経済は不確実性が高まっている」、「ユーロ圏の経済成長は継続して、インフレは高まっている」、「不確かなため、政策金利引き上げは明言できない」、「必要であれば、G7は再度介入する用意がある」・・・・いずれも今夜のシュタルクECB専務理事の発言となっている。必要あらば再度の介入の用意があるというのは、どう読むか。当方の解釈は、先日のように . . . 本文を読む
福島原発3号炉への注水。東京消防庁のハイパーレスキュー隊の(隊長でなく)部長のよどみなく、かつ分かりやすい状況説明そしてリスクを見極めたうえで果敢にそのリスクを取りに行ったスタンス、想定と異なる現場での状況判断などプロだなぁと感激した人は多かろう。ただし、その後のヒーローストーリーに仕立てようとの過剰演出気味のメディアには引いてしまったが・・そんなことしなくとも十分伝わったのに・・・と。しかし、そ . . . 本文を読む