1月30日のNY金は続伸した。翌日に政策決定を控える米連邦公開市場委員会(FOMC)が始まり、市場全般が方向感の出にくい環境の中で、この日は米長期金利が低下。金市場では金利低下に沿ったファンドのプログラム的な買いが入ったとみられる。
米債の買い手掛かりとなったのは、米財務省による国債発行額の減額見通しだった。需給の改善を好感し買いが入り、利回りは低下しゴールドのサポート要因となった。発表によると . . . 本文を読む
先週末1月26日に発表された12月の基調的インフレ指標でFRBが注視しているコアPCEデフレーター(個人消費支出コア物価指数)は前年同月比2.9%上昇と3%割れとなった。
伸びは11月の3.2%から縮小し、21年3月以降で最小となった。ただし、ここでも26日に取り上げたが、前日25日のGDPに付随して公表されたインフレデータに対し、いわば2番煎じという印象で市場の反応は限られた。
それでもこ . . . 本文を読む
米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げの有無や、利下げを開始した場合の利下げ幅を読む手掛かりを得ようとしている市場。
25日はその中でも注目指標となる米10~12月期米実質国内総生産(GDP)速報値が発表された。結果は市場予想前期比年率2%の伸びを大きく上回る3.3%の伸びとなった。想定を大きく上回る経済の強さは、FRBが利下げを急がないことを示唆するが、GDP統計発表を受け . . . 本文を読む
地球温暖化はほんとかね?と言いたくなるような寒波襲来。風があるので外出時は顔が痛くなる寒さだった。この時期らしいと言うべきか。
23日アジア時間にブルームバーグ通信が株安が続く中国にて「当局が2兆元規模の資金を活用し株安対策を検討」と報じたことを受け、この時間帯に前日までリスク回避で買われていた米国債に売りが出て、利回りは上昇。米10年債利回りは直近の高水準である4.13%を超 . . . 本文を読む
週明け22日のNY金は3営業日ぶりにの反落となった。主要な経済指標の発表もなく手掛かり難の中で米国の早期利下げ観測の後退が上値を抑え、売り優勢の流れが続いた。先週末比7.10ドル安の2022.20ドルで終了。
ここにきて発表される米経済指標が悪化予想を覆すものも出るなど底堅さを示していることから、FRB高官の早期利下げ牽制発言も、こう書くと語弊がありそうだが、信ぴょう性を増している。
従来 . . . 本文を読む
米12月の小売売上高が予想を上回ったことに加え、もともと注目されていたものの内容的には新鮮味がなかったウォラーFRB理事の発言が意外に効く形で17日に一時2004.60ドルまで売られたNY金。18日には2000ドル割れを試すことも想定されたものの、むしろ逆風の中で地政学要因から踏みとどまった。
結果的に2000ドル割れに至らなかったことでテクニカル面で弱基調に転じることは回避されることになった。 . . . 本文を読む
連休明け16日のNY金は反落した。
FRB高官の発言により、早期利下げ観測が後退、米長期金利が上昇。ドルも主要通貨に対し1カ月ぶりの高値まで買われ、金市場では売りが広がった。通常取引は前週末比21.40ドル安の2030.20ドルで終了。
米ブルッキングス研究所のオンラインイベントで講演したウォラーFRB理事は、FRBが2%とするインフレ目標の達成は「射程圏内」にあるとの見方を . . . 本文を読む
先週末12日のNY金は、6営業日ぶりの反発で前日比32.40ドル高の2051.60ドルで取引を終了。前日の取引でいったんは買い手掛かりとなったものの、終盤には予想を上回ったCPIに打ち消された形の中東情勢の緊迫化いわゆる地政学リスクの高まりだが、前日の時間外取引さらに12日アジア時間に再び買い材料として意識され金価格を押し上げた。約1週間ぶりに終値ベースで2050ドル台に復帰。
足元のインフレ . . . 本文を読む
1月11日のNY金は5営業日続落で通常取引終盤は昨年12月中旬以来の低水準に。ただし取引開始前後に動意付き2050ドル超まで急伸していた。
この日の注目材料は、FRBの利下げのタイミングを測る上で重要指標となる12月の米消費者物価指数(CPI)だった。発表時間はNYコメックスの取引開始と重なる午前8時半。発表されたCPIの内容は、前年同月比で3.4%上昇と伸びは前月の3.1%から加速し、市場予想 . . . 本文を読む
1月9日のNY金価格は小幅に下落。3営業日続落となった。NYコメックスの通常取引は前日比0.50ドル安の2033.00ドルで終了した。
前日までの米連邦準備理事会(FRB)高官の発言を消化しつつ、11日(木)の米12月消費者物価指数(CPI)など週後半のインフレ指標の発表を控え、やや警戒モードが先行する流れが続いている。 というもの12月米CPIについては、前年同月比3.2%、前月比0.2%の上 . . . 本文を読む