先週末28日は、米7-9月期国内総生産(GDP)速報値が注目された。もともと上振れを予想するところが多かったが、そのとおり市場予想を上回る良好な内容となった。結果を受け長期金利が上昇、金市場は売り優勢の流れとなり、取引序盤で前日比8ドルほどの下落に。ただし、下げ局面での買い意欲も強く、まもなく売りをこなし前日の水準である1270ドル前後まで値を戻しその後は横ばいで推移した。ところが、午後に入り報 . . . 本文を読む
NY金は、静かに10月4日の急落以降の戻り高値を更新しつつある。25日のNY市場では、1270ドル後半まで買われ、その近辺を維持。前日は発表された日米欧の製造業関連の指数(製造業PMI)が予想を上回ったことから、銀やプラチナなど産業用需要が主体の貴金属が買われる中で金のみ反落となっていた。
市場環境としては引き続き米利上げ観測をもとにしたドル高基調が続いている。25日は、現地10時に発表された . . . 本文を読む
週明け24日のNYコメックスの金価格は小幅反落。マークイット調べの米製造業PMI景況指数が、1年ぶりの高水準ということで、ドルが全面高の中で、よく値を保ったという感じの展開。NY市場では、10月10日以降、日々の出来高は20万コントラクト(1コントラクト=100オンス)を下回るいわゆる“薄商い”が続いている。先週半ばからは15万コントラクトをわり閑散に売りもなければ買いもない・・・・結局、保ち合 . . . 本文を読む
先週末21日金曜日に、米政府機関CFTC(商品先物取引委員会)の発表するNYコメックスの金のファンドの買い越し残(ネット・ロング)が、10月11日時点で重量換算607トンとした。21日発表のデータでは、さらに減って559トンとなった。これで3週連続減。実際に“夏枯れ相場”のように狭い範囲のレンジ相場で商いは、薄いながらも取組は着実に減っていたので、手仕舞い売りがtapering状態ながら進んでいる . . . 本文を読む
今週は、スケジュール変更などで昨日までいろいろドタバタとしており、更新が滞りました。しかし、金市場のほうは大きな動きはなく、狭い範囲の値動きに始終、しかし着実に下値は切り上げというパターンが続いている。やはり、ファンドのポジション調整が峠を越えたことで売り圧力が弱まっており、むしろ需要期入りしているインドや来年の春節の仕込み時期に入っている中国などからの実需買いが伝えられており、それが価格を下支え . . . 本文を読む
週明け10月17日のNY市場の金価格は小幅に反発となった。NYコメックスの通常取引は、先週の初め以来続いている薄商いの中で目立った動きがなく、夏休み中のような展開となった。取引レンジは、上下7ドルほどに収まるもので、ドル相場や債券相場(金利の上下動)に多少反応するのみで、非常に静かな展開で、いわゆる「閑散に売りなし」状態。
通常取引は前日比1.10ドル高の1256.60ドルで終了した。ただし、取 . . . 本文を読む
先週末の金市場で注目を集めたのは、注目指標のひとつ9月の米小売売上高の結果とそれに対する市場の反応・・・・ではなく、CFTC(米商品先物取引委員会)が発表する建玉(ポジション)の状況だった。発表の時間帯が、NYコメックスの通常取引が終了した後になるので(日本時間の土曜日の早朝)、結果は週明けの取引に反映されることになる。
先週末土曜日の朝に、大阪でのセミナーに出かける前に自宅でチェックした結果に . . . 本文を読む
昨日の大阪でのセミナー、参加いただいた皆様ありがとうございました。先月と同じく、同じ日に他に規模の大きな集合体的な催し物がある中で、いつも通りに参加いただき良かったです。
その話は置いておいて、昨日は箱根駅伝の予選会の日だったようで、(言われてみればそうだった・・・と)何と中央大学は45秒差の11位で予選落ち。まぁ、このところの低迷からして(予選落ちも)あるかもな・・・とは思うものの、よもや・ . . . 本文を読む
本日は指標では、今週の最大注目事項の9月の小売売上高。先ほど発表されたが、市場予想に沿った内容で前期比0.6%増となった。前年比では2.7%の増加となる。このところ慎重路線を取り続け設備投資を控えている企業部門の不振を補い、景気の牽引役になっているのが個人消費。その動向をさぐる手掛かりが小売り売上高だが、好調に推移しているといえる。これで7-9月期は前期比で0.7%増となり前年同期比では2.7%増 . . . 本文を読む
さて日本時間の本日早朝に公開された9月のFOMC議事録要旨の内容には、サプライズはなく、年内の利上げを示唆した声明文やイエレン議長の記者会見の内容と整合的なものだった。その後も連日のように続いている地区連銀総裁などの発言とも符合するものだった。ただし、追加利上げの見送りを支持したうちの数人が「ぎりぎりの判断だった」としていることが判明した。FOMC委員の数名は「経済情勢が予想通りに展開すれば、比 . . . 本文を読む