円建て国内価格の過去最高値更新が続く金価格。そもそも国内商品でない金価格を円建ての水準で高安を判断することはあまり意味はない。ドル建て価格で考えるべき。そのNY金を鋭く分析するブログ . . . 本文を読む
26日の米株式市場では金融システム不安が連日でくすぶることになった。
米中堅銀行ファースト・リパブリック・バンク(FRC)の経営不安が再燃し、他の地銀株にも売りが波及した。FRCは前日49%下げたが、この日も下げ止まる気配がなかった。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、FRCが保有する融資債権や保有債券を、時価を上回る価格で買い取る内容の追加支援策を複数の米銀大手に対し . . . 本文を読む
4月25日のNY市場は忘れかけていた銀行不安の残照が浮上し、市場の反応につながった。その中でNY金は続伸で終値で2004.50ドルと2000ドル台に復帰して終了した。
前日24日夕刻に決算発表をした米地銀ファースト・リパブリック・バンク(FRC)で大規模な預金流出が判明し、地銀が融資に慎重になり景気に悪影響が及ぶとの懸念が再燃、リスクオフ(リスク資産回避)ムードが広がった。さら . . . 本文を読む
昨年秋(11月)から、2023年のNY金を展望するにあたって注目材料のひとつとして 米国の連邦債務上限問題を挙げてきた。
それがここにきて動きが出始めている。
米国は国家(連邦政府)の債務(借金)の総額の上限を法律で決めている。財政面で日本に比べると健全な国といえる。トランプ政権時代の2019年に債務上限の不適用を決めた時限立法が切れたのに従い、31兆4000億ドルの上限を決 . . . 本文を読む
昨日のNY金はロンドン時間に下げ足を速め2000ドル割れから、投げが加速して急落状態となった。その時点で売られていたのはNY金だけでなく、原油などコモディティ全般だった。俄かに起きた下げに、その後の「NY時間の値動きを注視ということになる」と書いた。
NY時間に入り判明したのは、ロンドンの取引時間帯に発表された英国のインフレ指標が前年同月比10.1%上昇と市場予想を上回り、イン . . . 本文を読む
4月18日のNY金は3営業日ぶりの反発となった。NYコメックスの通常取引は前日比12.70ドル高の2019.70ドルで終了。
連邦準備理事会(FRB)関係者が連邦公開市場委員会(FOMC)を前にして政策を巡る発言を控えるブラックアウト期間に22日から入るのを前に、今週は連日複数のFRBメンバーによる講演など発言機会が予定されている。18日は早朝の時間帯に市場でも注目度の高いメンバーのタカ派発言が . . . 本文を読む
週明け4月17日のNY金は続落となった。昨日はここで「引いては寄せる波のように」と表現したが、週明けには発表された指標は、いずれも米国経済の底堅さを示す内容となり、米景気悪化への過度な懸念が和らいだ。
4月第1週は労働市場の減速を示唆するデータが続き、先週は総じてインフレは鈍化しているものの、人件費や家賃に関連する指標の鈍化は見られず強弱混在していることが示された。米国経済は冷え始めているもの . . . 本文を読む
先週末14日のNY金は4営業日ぶりの反落で、下げ幅も39.50ドルとやや拡大した。それでも下値は2006.00までで引けは2015.80。時間外取引も2017.60ドルで終了となった。
週明けはNY時間外アジア時間を2014.10ドルでスタート。日本時間午前に2008.20ドルまで下げ反転。アジア午後は2010ドル台後半で横ばい。ロンドン早朝から水準切り上げ2020ドル台に。日本時間の19時時点 . . . 本文を読む
13日は朝方発表された3月の米生産者物価指数(PPI)は前年同月比2.7%上昇と、2年超ぶりの低い伸びを記録。
前日の米消費者物価指数(CPI)に続いてインフレ圧力の緩和を示唆し、連邦準備理事会(FRB)の利上げ停止時期が近いとの観測を後押し、金は買われやすい状況となった。
NY時間外から買いが先行していたNY金には、PPIの結果はいわばブースターという感じになった。それで節目の2050ドルを . . . 本文を読む
4月12日のNY金は続伸となった。通常取引は前日比5.90ドル高の2024.90ドルで終了した。
注目の3月の米消費者物価指数(CPI)の結果を受け、乱高下した。総合指数の鈍化を受け一時急伸し2043.90ドルと1週間ぶりの高値を付けたものの、データの細目から基調的なインフレ圧力が継続していることが確認されると一転売り圧力が高まり急落し、2015,70ドルの安値を付ける荒れた展開となった。その後 . . . 本文を読む