亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

金市場をみる上でも目が離せない

2017年01月31日 17時28分48秒 | 金市場
昨日は「市場も落ち着いてはいられまい」としたが、さすがにこれだけ騒ぎが大きくなると、引かざるを得ないというのが30日のNY株の下げ。一度は副大統領候補にもなった上院外交委員会のボブ・コーカー委員長まで「直ちに大統領令の修正を行うべき」と反対の意を表明している。 ただし、むしろ懸念されるのは、こうした指摘や非難に対し、当のトランプ大統領が、メディアの間違った(「嘘の」)報道が混乱を大きくしていると . . . 本文を読む
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市場も対応に迷っているトランプ政権

2017年01月30日 21時15分38秒 | 金市場
NYダウの2万ドル台乗せで日曜日の日経ヴェリタスも一面で「トランプ・ラリー再点火」としていたが、さすがのカネ余り相場も、大統領令の中には市場も引かざるを得ないものもあり、どう対応していいのやらという感じだ。 報じられているように、入国制限の大統領令にはやり過ぎとの非難の声が高く、そのうち違憲判断で取り消しなどとなると、米国政治の混乱ということで市場も落ち着いてはいられまい。 この大統領令に関 . . . 本文を読む
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米金利再騰で金は売られているのだが・・・・・

2017年01月26日 22時55分23秒 | 金融市場の話題
NYダウが2万ドル突破に沸いた25日。リスク・オン環境の中で、“安全資産”とされる金は売られることになった。NYコメックスの先物価格は1200ドルを割れ、1192ドル台まで売られた。金と同じようにこうした環境下では、“安全資産”とされる国債も売られる。10年債が売られた結果、逆に利回りは上昇。米長期金利(=10年国債の利回り)は、前日の2.3%台から2.4%台に上昇。そして今夜はさらに2.5%台 . . . 本文を読む
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株も為替も金市場も、方向感が出難く、日替わりメニューで右往左往

2017年01月25日 20時40分50秒 | トピック
前政権の残した“オバマ大統領令”を“トランプ大統領令”が覆すということが進んでいる。 報じられているように、トランプ政権が矢継ぎ早に「大統領令」を発している。流れの変化を印象付けるという意味合いが強く感じられる展開で、おそらく政権移行チームが本人の意向と選挙戦中の公約とを照らし合わせ準備してきたのだろう。 「大統領令」は、連邦政府や軍に対して出す行政命令で、議会の承認を得なくても即座に法的拘 . . . 本文を読む
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トランプ政権 端から一部メディアと対立姿勢

2017年01月23日 23時28分32秒 | トピック
ホワイトハウスの大統領執務室の内装は既に変わっていて、カーテンの色はオバマ時代のブラウン系の落ち着いた色調から、キンキラキンのゴールドに変わったと報じられている。ほら、予想通りでしょ・・・という感じの報じ方。ここまでの言動から、メディアの報じ方も結構バイアスが掛って来ているとみられるので、受け取るこちらも気をつけねばならぬが、ツイッターをこれまでどおり続けると宣言したのは、やはり何かの騒動が巻き . . . 本文を読む
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トランプ政権 支持率の低さゆえの政策

2017年01月19日 23時25分06秒 | トピック
さて現地時間の1月20日午前11時30分から始まる予定とされる第45代アメリカ合衆国大統領就任式。現時点で民主党議員約50人が欠席の意向とされる。就任演説は、融和と結束を求める重厚な内容になるとの見方がある。そうかも知れないし、それが一般的な姿ではある。だからといって、トランプ政権の政策が順調に進むとは言えないし、そう思うほど市場は楽観的でもなかろう。 直近の情報では、政権発足とともに間を置かず . . . 本文を読む
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劇場型選挙が終わり、今度は劇場型政治が始まる

2017年01月18日 19時08分53秒 | 金市場
さてEUを中心に形作る単一市場からの完全離脱方針を示したメイ演説だが、事前に報じられていた演説草案を超える内容はなかった。つまり織り込み済みということに。さらに、EU側との最終合意は、上下両院に投票による承認を求めるとした。つまり、離脱通告後の交渉については、世論の動向も影を落とすということになる。一見、“ハード”に見えるものの手順や内容は“ソフト”ということで、この場は収まることになった。 . . . 本文を読む
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リスク・オフの金買い。事前のトランプ発言と共鳴現象を起こしそうなメイ首相演説

2017年01月17日 19時34分27秒 | 金市場
昨年、EU離脱を国民投票で僅差で決めた英国。それでも、移民の制限や司法権を自国に取り戻しながらも交易面では単一市場へのアクセスの道は残すという、いわゆる“ええとこ取り”の虫のいい方針を据えていた。それに対しEUサイドは、水面下での事前交渉は一切しない、英国に都合のいい取り決めにはしないと、予防線を張って来た。 まぁ、これは当たり前の話で、それを認めると追随するところが出るのは火を見るより明らか . . . 本文を読む
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トランプ正式就任後のツィートはどうなる

2017年01月16日 17時27分26秒 | トピック
11日に実施された初の記者会見を境に、トランプ次期大統領のメディアを通した発言が増えている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューでは、大統領選に際しての選挙期間中、ロシアがサイバー攻撃を仕掛けたとしてオバマ大統領が制裁を課した件につき、テロの戦いなどについて「ロシアがもし米国を助けるならば、なぜ制裁を課するのか」と解除の検討を示唆した。この件は制裁発表直後に、無反応で実質的にオバマ . . . 本文を読む
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息が合っているNY金と米長期金利とドル相場

2017年01月13日 21時48分04秒 | 金市場
前日のトランプ記者会見に対する失望感というかその会見スタンスが予見させる政権運営に対する懸念が12日の市場でも尾を引くことになった。とくにCNNの記者に対する高圧的な対応は、米系メディアを中心に批判が噴出することになった。自分の意に沿わない論調には聞く耳を持たないという印象を与えてしまうことで、政権スタート後のメディア対応は難しく・・・・と言うか、報道官は苦労しそうだ。首席戦略官・上級顧問なる新 . . . 本文を読む
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