前日は、英中銀Bank of England(BOE)が市場安定化に向け同国の20年物など超長期国債の一時買い入れ開始を発表。当の英国債はじめ米国債利回りも急落(国債価格は急伸)となったが、29日の市場は、やや落ち着きを取り戻した。英ポンドは(1ポンド=)1.1123ドルと、前日の1.0891ドルから大きく上昇。1日としては2020年3月以来の大幅な上昇率(2.1%)に。週初には1.0349ドルと . . . 本文を読む
報じられたようにロンドン時間の28日午前、NY時間の早朝に英中銀Bank of England(BOE)が英国債の緊急買い入れを発表。期間20年以上の超長期国債を無制限に買い入れすると表明した。
月初9月1日の2.882%から4.5%を上回っていた英10年債利回りは、発表後 4%近くに低下し、NY市場にも国債買いが波及し米10年債利回りは前日の3.948%から3.736%に大きく低下した。
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為替も米債に限らず債券相場も値動きが荒くなっている。
為替市場は英ポンドの乱高下もありドル指数(DXY)の値動きも大きくなっている。27日は114ポイント台で始まったものの113.322まで低下。ところがする一方で114.472と前日に付けた20年ぶりの高値水準に接近するなど、値が飛びやすい状況が続いている。それでも終値は114.106と114ポイント台を維持したことで、27日は一時1650.1 . . . 本文を読む
本日は16時30分からラジオNIKKEI、マーケットトレンドPLUSにスタジオ出演だった。このところのNY金の下げ加速の背景にあるドル指数(DXY)と米長期金利の上昇の話。ゴールドのみならず市場横断的に節目となった8月下旬以降のイベントの話。NY先物市場で5週連続で積み増されているショート(売り建て)の話、さらに来週から始まるインドの祭礼シーズン入りの話など。
週明け9月26日の . . . 本文を読む
先週末23日NY市場の金価格は3営業日ぶりに反落となった。
FOMCが3会合連続の0.75%の利上げを決定し、メンバー全員による経済、政策金利見通しでは、22年末に4.4%に上昇し、23年末には4.6%が予想されていることが判明。この結果を受けても、前日は小幅上昇となっていたNY金だが、この日はドルが全面高となり、米長期金利が一時12年ぶりの高水準に上昇する中で売られた。
NYコメックスの通常 . . . 本文を読む
注目のFOMC(連邦公開市場委員会)は、政策金利(FF金利の誘導目標)の引き上げ幅は0.75%と予想に沿ったものとなった。これで政策金利の水準は3.00~3.25%となった。
記者会見でのパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の発言内容も、過去1カ月以内の複数の会合や講演での発言と大きな違いは見られなかった。ややサプライズともいえたのは、今回新たに発表されたFOMCメンバー19名全員による経済・金 . . . 本文を読む
さてもともとここまでの大幅利上げの流れが一巡するタイミングが9月FOMC(連邦公開市場委員会)というのが、市場の見通しだったが、すっかり景色が変わりFRB(連邦準備理事会)の政策方針は今や、より高くより長くに変更となった。
8月26日のジャクソンホールでの8分40秒のパウエル議長“インフレ退治決意表明”に続き、9月8日にワシントンで開かれた金融政策関連会議 . . . 本文を読む
本日の米国株はCPIショックに続き、フェデックス・ショックになるのだろうか。
物流大手が急遽発表した23年5月通期予想の公開撤回は、理由が国内外の貨物需要の減少で予測不可能というもので、世界経済の先行き懸念をカナリヤが示したということで、警戒感が一気に高まっている。米国株先物はアジア時間から売られることに。
米国債も時間外で売られ、FRBの政策を映すことで知られる2年債利回りは前日まで6営業日 . . . 本文を読む
8月の消費者物価指数(CPI)は、報じられているように、伸びが市場予想を上回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締め加速への警戒がさらに広がり、米国株式市場は下げ率が今年最大となった。
昨日はここに「賃金や家賃など基調的なインフレを示す数値が予想以上に上昇した場合、株式市場などには波乱材料となりそうだ。エネルギー価格の上昇などが収まれば沈静化するインフレでなく、基調的なインフレ . . . 本文を読む
本日は注目の8月の米消費者物価指数(CPI)の発表がある。
ほんの1週間前まで今回のFOMCでの利上げ幅を占う判断材料との位置づけだったが、先週までのパウエル議長はじめFRB高官の発言から、0.75%の利上げが織り込まれたことで材料性は後退した。一方で、品目別の物価上昇の分析から、この先の利上げペースを占うヒントとの位置づけになっている。
市場予想はガソリン安などから前年同月比8.0%上昇と . . . 本文を読む