日銀の金融政策決定会合(展望レポート付き)。政策変更ナシでドル円が大きくドル安円高に振れ、連鎖反応として日経平均も大幅安に。当初はそうでもなかったと思うが、決定会合の日に接近するにつれて追加緩和策への期待が高まり、いつしかそれが大勢を占めるという流れだった。元より当方は、やっても賞味期限が短い・・・つまり円安への流れは長くは続かないと思っているので、たいして気にしていなかった。
結果論ではある . . . 本文を読む
続伸となった昨日のNY市場の金価格。流れが変わったのは、通常取引に入って間もなく発表された3月の耐久財受注の数字だった。このところ低迷が続いていたが、3月以降のドル安傾向もあり米国の製造業分野の指標には明るさが出始めており、今回の耐久財受注はプラスが予想されていた。ところが発表された数字は、プラスではあったものの予想を大きく下回るもの。製造業がいまだ低迷から抜け出せていないことを印象付ける結果は . . . 本文を読む
本日からFOMC。すでに3月のFOMC議事録にて4月の利上げについても話し合われた経過が示されていたことから(これ自体がサプライズで、いろいろ勘ぐってしまう要素ではある)、今回は追加利上げ見送りで市場のコンセンサスが成立している。マーケットも利上げがないことを前提に動いており、そこに敢えて“利上げだ!”と切り込む必要もなく、無用な混乱を招くばかりか信頼性も落ちることになろうかと・・・・・。したがっ . . . 本文を読む
週末4月22日のNY市場で前日比20ドル安の大幅続落となった金価格。前日21日の値動きは、欧州中銀(ECB)理事会の結果とその後のドラギ総裁の記者会見での発言内容に大きく反応して上下に振れたユーロ・ドルの動きに沿ったものだった。週末金曜日は、午後に入って急な値動きとなったドル円相場の上昇、つまりドル高の影響を受けたものだった。
22日アジア時間の午後にブルームバーグが流した「日銀は金融機関が資 . . . 本文を読む
昨日の金市場は、ECB政策理事会とその後のドラギ総裁の記者会見に反応するかたちで急騰そして急落となったユーロ・ドルの動きに沿って、こちらも上下することになった。一時は3月17日の1271.90ドルを超えるところまで買われたものの、このところ先物市場でロング(買い建て)が急増したこともあり、待ってましたとばかりに売りが出ることになった。前日比でマイナス圏での引け値となったので、日足としては上ヒゲの長 . . . 本文を読む
長期金利つまり10年国債の利回りがマイナスに転じて久しい。もう2ヵ月以上は経っただろうか。今ではすっかり常態化(当たり前の世界)しており、過去最低の更新を続けている。
国債がマイナス利回りということは、額面金額を超えて相場が上昇していることを意味する。つまり、買って償還(満期)まで持てば損をする。額面価格以上の高値で買ったものが、額面金額で返ってくるからだ。その間にもらえる利息を考慮しても、損を . . . 本文を読む
中国が本日から上海市場(上海黄金交易所)にて人民元建てのfixing価格(指標価格)の値決めを始めた。国内10行と海外2行合わせて12行の参加で午前午後の2回値決めが行われる。初日は午前がグラム当たり256.92元、午後は同じく257.29元となった。この値決めのスタートを祝うということでもなかろうが、19日の市場は、貴金属全般が強含みで、特にロンドンのオープニング辺りから水準を切り上げ金は12 . . . 本文を読む
楽観的見方もあったが、やはりドーハでの産油国会合は何も決められなかった。10時間も話し合いをしたとされるが、争点はひとつ、サウジはイラン抜きでは合意に加わらないということ。やはり、この溝は深い。しかし、この方針はサウジの副皇太子の属人性の強い決定ということなのかも知れない。いずれにしても結果はNOで次回の予定も決めることは出来なかった。またまた「ドーハの悲劇」ということに。
結果が明らかになっ . . . 本文を読む
夏時間になって少し経つが米国関連の指標の発表が1時間早くなって何かと都合いいというのは個人的なものだが、昨日のCPIが予想を下回り、インフレ指標の上向きも一過性のものかも・・・というイエレン議長の見方の正しさを思わせるような結果だった。本日は、まず4月のNY連銀製造業景況指数は2ポイント台の市場予想に対し、それを大きく上回る9.56。前月の0.62から大きく上昇し、2015年1月以来の高水準に。製 . . . 本文を読む
本日は午前に書いた解説の抜粋(一部加筆)を掲載します。
「前省略」
13日の市場は、アジア時間に発表された中国の3月の貿易統計で輸出が前年同月比で昨年6月以来9ヵ月ぶりにプラスとなったことを好感、中国経済の見通しが改善というふうに解釈され銅や鉄鉱石などが上昇、逆にこれまでのリスク・オフ(リスク回避)の流れの中で買われていた円や金が売られることになった。貴金属市場でもパラジウムを除き、銀やプラ . . . 本文を読む