3月30日のNY金は反発した。為替市場で終盤に向け対ドルでユーロ高が進んだタイミングで買いが先行する流れが生まれた。主要な経済指標の発表のない中で複数の米連邦準備理事会(FRB)高官による発言が伝えられ、いずれも金融不安が沈静化する中でインフレ抑制の利上げ継続が示唆された。ただし、やはり銀行問題発生による金融収縮を考慮し、利上げに対するスタンスは以前より後退している。
NYコメックスの通常取引は . . . 本文を読む
3月29日のNY金は反落となった。米銀破綻に端を発した金融システム不安がひとまず和らぐなかで、株式市場にも買いが広がり、相対的に安全資産とされる金には利益確定の売りが広がった。この日からNYコメックスでは指標となる取引が4月物から6月物に移行したことで、通常取引の終値は5.90ドル安の1984.50ドルとなった。
総じて静かな市場環境で、10年債は横ばいで推移し、利回りは前日とほぼ変わらずの3 . . . 本文を読む
3月28日のNY金価格は3営業日ぶりに反発。NYコメックスの通常取引は前日比19.70ドル高の1973.50ドルで取引を終了。27日ファースト・シチズンズがシリコンバレー銀行(SVB)の買収を正式に発表。銀行懸念が緩和する中、米国債利回りは先週24日に付けた6カ月ぶりの低水準から上昇する一方で、主要通貨に対しドルが弱含みに推移。ドル指数は前日の103ポイント台からは1ポイント1近く低下し、金は買わ . . . 本文を読む
週明けの市場はNYの早朝の時間帯にあたるが、欧州市場で前週末に下げが目立っていたドイツ銀行株が上昇するなど、信用不安の拡大懸念の後退が確認され金市場は売りが先行する流れが続いた。
安心感をもたらしたのは、26日米連邦預金保険公社(FDIC)が、経営破綻した米中堅銀行シリコンバレー銀行(SVB)について、米地方銀行ファースト・シチズンズ銀行が一括買収で合意したと発表したこと。前日25日には、ブル . . . 本文を読む
本日午前は10時45分から同58分まで東京MXTVのStock Voiceに生電話出演。
ほぼ月1での登場だが、これまで事前に資料はスタジオに事前に送り画面に反映されているものの、これまで自分自身はそれを見ないでしゃべっていた。本日はハウリングを避けるために無音声でTV映像を見ながら話せる環境だったので、やはり、やりやすかった。
22年1月以降、直近までのNY金のチャートを基に22年11月3 . . . 本文を読む
3月23日のNY金は続伸となった。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)が0.25%の利上げを決めたものの、米国内での中堅銀行の破綻をきっかけにした中小金融機関の経営不安が意識され、利上げの早期打ち止め観測が急浮上し、金は買われた。
前日の通常取引終了後の時間外取引で、FOMCメンバーによる経済予測にて23年末の金利水準が前回12月会合と同じ5.1%(中央値)になったことや、パウエル議長の発言内 . . . 本文を読む
注目の連邦公開市場委員会(FOMC)は大方の予想通り0.25%の利上げを決め、政策金利はこれで4.75~5.00%となった。声明文ではこれまでの「継続的な利上げ」という文言が削除され、先行きの利上げへの慎重さが意識されたことから、発表後の時間外取引でNY金は大きく水準を切り上げた。
この日の金市場は、NY時間午後2時のFOMC声明文発表を控え、NY時間外のアジアからロンドンの時間帯は、前日に大 . . . 本文を読む
3月21日のNY金は、3営業日ぶりに反落なった。
前日20日のNY時間外ロンドンの午前の時間帯には、一時2014.90ドルと22年3月10日以来の高値を付けていた。週末にまとめられたスイス金融大手UBSによる同クレディ・スイス・グループの吸収合併だったが、それでも不透明感強く、市場の安定に時間を要するとの見方から、金市場では買い先行の流れが続いていた。NY市場に入って以降は、米国内での過度の金融 . . . 本文を読む
先週末17日に通常取引が50.50ドル高の1973.50ドルで終了したNY金。週足では116.10ドル高、5.4%の上昇と、値上がり率は20年4月以来の大きさとなった。
先週末17日のNY金はNY時間外のアジア午後からロンドン、NYの早朝まで1930ドル台半ばの横ばいで推移した。動意づいたのがNY株式市場の通常取引前のプリマーケット(時間外取引)の時間帯。金融株の下落が目立ったことに反応したも . . . 本文を読む
3月14日のNY金は4営業日ぶりの反落に。といっても5.60ドル安の1910.90ドルで終了ということで1900ドル台を維持した。
前日までのリスク回避姿勢が落ち着く中で、金市場ではやや売りが先行する流れとなり、反落となった。NYコメックスの通常取引は5.60ドル安の1910.90ドルで終了した。
米中堅行2行の破綻の影響で前日まで銀行株中心の下げが目立った米国株式市場も売りが一巡し、反発。 . . . 本文を読む