本日のNY市場は、イースター(復活祭)のGood Fridayの休日で取引はなし。金市場はGlobex(電子取引)も休み。したがって、平和。29日の取引も、すでに休みモードだった。
前日までのドル高も、金の2営業に連続の2ケタ安も、やはり期末の要素の濃いものだったことを表すように、29日は目立った動きはなかった。
今週合意した米韓自由貿易協定(FTA)改定に、為替条項が盛り込まれ韓国側のウォ . . . 本文を読む
28日の市場で金は水準を切り下げ、1320ドル台半ばで取引を終了した。NY市場は明日がイースター(復活祭)の連休初日、グッド・フライデーで休日。したがって本日の取引が週末、さらに月末、四半期末の末末末と末のトリプルに付き、ファンドを含む年金基金はじめ機関投資家の週末、月末、四半期末のポジション調整あるいは組み入れ比率の見直し(リバランス)の動きが、ドルの上げに、ひいては金の下げ幅拡大に作用した可 . . . 本文を読む
NY金は27日は5営業日ぶりの反落でコメックスの清算値終値は13ドル安の1342.00ドル。本日アジア時間の寄りは1345.00ドルで直ぐに1346.40ドルまで見たものの、アジアの午後からロンドンの早朝にかけて売り優勢で日本時間夕刻5時の時点では1339ドル前後での推移に。27日のNYの市況については、海外通信社は米中貿易摩擦について、すでに米中間の話し合いが始まったとのWSJ(米紙ウォール・ス . . . 本文を読む
先週後半のリスクオフ地合いがガラリと変わりリスクオン環境となった週明けのNY市場。NY時間の早朝に、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが、関係者の話として米中両国が貿易摩擦の激化を回避するために、水面下で交渉を開始したと報じたのが始まりだった。ムニューシン米財務長官が交渉のため、訪中することも検討しているとした。
この報道に、先週後半に急激に高まった市場の警戒感は軟化。週間ベースで1413ドル . . . 本文を読む
本日は、かなり長文。
先週末3月23日のNY市場の金価格は大幅続伸。米政治リスクの高まりから派生した形の米国による保護貿易政策への急速な傾斜が、株式市場をはじめ金融市場の不安定化をもたらし金が買われた。NY金は、終値ベースでは、2月16日以来5週間ぶりの高値となる前日比22.50ドル高の1349.90ドルで終了。高値は通常取引時間外終了後の時間外の1350.40ドルまで見た。週明けのアジアの時 . . . 本文を読む
注目の連邦公開市場員会(FOMC)は、市場が関心を寄せていた年内の利上げ回数という面では利上げ見通しは年内あと2回、合計3回の利上げを予想となった。つまり、金市場が恐れる利上げ加速見通しは見られなかった。ただし、“表面的には”との但し書きがつく。
というのも、経済成長率の上方修正、失業率の低下見通しの改善、インフレ率の上向き見通しなどを背景に、従来、2回を予想していた2019年の利上げ回数が3回 . . . 本文を読む
フェイスブックの顧客データ流出が当事者であるところのフェイスブック株の急落だけに留まらず、全体の売りに波及した19日のNY株。ナスダックのみならず主要指数軒並み大幅安に。報じられているように英政策コンサルティングで分析会社「ケンブリッジ・アナリティカ」による、フェイスブック・ユーザー5000万人分の個人データの不正利用問題が表面化した。
事件の内容が詳報されるにつれ、いろいろ飛び出してきた。20 . . . 本文を読む
森友学園をめぐる「文書改ざん問題」は、各種世論調査によると、内閣支持率の低下につながり始めたようだ。この問題に関する為替市場、ドル円の反応は、そもそも“アベクロ(安倍黒田)”相場との表現があったように、アベノミクスの本質は異次元緩和策に反応した円安との見方があるわけで、政権の揺らぎは円高に反映されやすいとされる。本質的には、ニッポン丸の舵取りが怪しくなる話は、円安要因というのがわかりやすいが、実 . . . 本文を読む
年始1月11日のここに「米国債をめぐる不都合な真実」と題して書いた。その際に、定期的に外貨準備の運用方針を見直している中国当局者の話としてブルームバーグが流した、「中国人民銀行に対し財務省証券(米国債)の購入減額ないし停止を勧告」というニュースを紹介し、その理由としては、「米国債が他の資産と比較で魅力が低くなったことのほか、米国との貿易摩擦が購入を減額したり停止したりする理由に挙げたというものを . . . 本文を読む
追加利上げが確実視されている来週のFOMC(連邦公開市場委員会)。参加者による金利見通しも引き上げられ、年内の利上げ回数もここまでの3回から4回になるとの見方も少なくない。先月末から今月初めにかけて連日続いたFRB高官による講演やインタビューなど発言内容を見ていても、例えばブレイナード理事などハト派と目されているメンバーでも利上げの必要性を説く内容に傾いている様子がうかがえた。そうした全体のセン . . . 本文を読む