先週末5月29日のNY市場の金価格は続伸となった。前の日に中国の全国人民代表大会(全人代、今回に相当)が、香港の統制を強化する「国家安全法」の導入方針を採択。これに対し「一国二制度」を謳った英中宣言に違反するとして、トランプ大統領による対中制裁の発動が予定されていたことから、この日の金市場はアジアからロンドンの時間帯を通してプラス圏で推移。NYの通常取引入り以降は、発表された米国指標が予想以上に悪 . . . 本文を読む
新型コロナの緊急事態宣言が解除になって3日目の東京で郊外の病院でクラスター発生とのこと。本日の新たな患者数が15人とされる。クラスターであれば発生源というか地域・場所が特定できるが、第2波が心配されている北九州市は、感染経路不明者が市内に散在しているとのことで、本日は新たに21名の感染者とされる。こういう国内ニュースを見聞きすると、これは正常化は遠いと思うと同時に、欧米などとの温度差を感じてしまう . . . 本文を読む
3連休明け5月26日のNY市場の金価格は反落となった。下げ幅も比較的大きくなった。NYコメックスの通常取引は前日比29.90ドル安の1705.60ドルで終了した。欧米で広がる規制解除、ビジネス再開とワクチン開発に対する楽観的見通しが支配する中で米国株が大きく上昇。NYダウは前週末比529ドル高の24995ドルで終了。S&P500は一時3月5日以来となる節目の3000ポイントを突破、終値は2991と . . . 本文を読む
本日は夕刻16時30分からのラジオNIKKEI「マーケット・トレンド PLUS」にスタジオ出演だった。内容は文末の欄外にURLにて1週間聞いてもらえるので興味があればクリックをば。
短時間にかなり盛り込んだつもりでも15分間は短くて、やや早口にもなりながらも触れられなかったことがある。折に触れここに書こうと思っている。そもそも盛り込みすぎということもありそうだ。
ます最初にお断りするが、当サイ . . . 本文を読む
本日のNYはメモリアル・デー(戦没将兵追悼記念日)の祭日。先週末は米中摩擦の高まりから香港ハンセン指数が5.56%の暴落状態となり、週明けが注目されたが続落で始まった後に何とか下げ幅を回復してわずかにプラス圏で終了。
米中間については、1月に米中通商協議「第1段階合意」がなり、市場に安心感が広がり米国株式市場の過去最高値更新につながった。その当時は、合衆国大統領も新型コロナでは中国も頑張ってよく . . . 本文を読む
前日21日は大幅反落となった金は、米国市場は週明け25日がメモリアルデーの祝日の3連休ということで、このところの上昇に対する利益確定の売りが出たもの。アジアから売りが先行し、ロンドン、さらにNYの早朝にかけて水準を切り下げながら、NY入り後に新規失業保険とかPMIで買い戻されたものの一巡すると元の流れに戻り、昼前には1715.30ドルまで突っ込むことに。結局、30.20ドル安の1721.90ドルで . . . 本文を読む
欧米が段階的なロックダウン解除に入り、期待先行で株価が上がっているが、ここにきて欧州の浮上が目立っている。といってもどの国も地域も同じだが、比較の問題で4月が悪すぎたことによる。ただし、市場は常に方向を読む「ベクトル思考」につき、数値の改善は最悪を脱したとして評価されることになる。本日夕刻にも、ユーロ圏のPMI(購買担当者景気指数)速報値が発表され、総合指数は市場予想の25.0を上回る30.5とな . . . 本文を読む
昨日は、米上院銀行住宅都市委員会の公聴会に参加したパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の発言も、引き続き金にはサポート要因となった。17日日曜日のCBSの番組中のコメントと大差はなかったものの、当局による景気テコ入れ策は十分かどうかわからないとして、FRBおよび議会の追加措置が必要になる可能性があると強調した。日曜日の番組でも「FRBの手段に制限はなく、手段も使い果たしていない」としたり、金利を下 . . . 本文を読む
昨日のNY金はにわかに飛び出した米バイオ医薬品ベンチャー、モデルナが開発を進める新型コロナ感染症のワクチンの初期治験で有望な結果を示したとの発表に足元をすくわれ、急反落となった。NYの通常取引入り直前までは、前日夕刻のパウエルFRB議長の発言内容をテコにした買いが継続し1770ドルを上回る水準を維持し、5週前の4月14日に付けた終値ベースで7年5カ月ぶりの高値となる1768.90ドルを上回るか否か . . . 本文を読む
先週末15日の夜間取引の時点で円建てで6000円台に乗せていた金価格。本日週明けのアジア時間から(時間外の)NY金が強含みに推移したことから、本日18日の夜間取引では6100円台での推移となっている。ETF主体の買いに1700ドル台を固めていたNY金だが、今回の波で放れ、レンジ切り上げになるのか否か。
17日に米CBSの番組のインタビューに答えたパウエル議長が、13日のウェブ・セミナーと同じトー . . . 本文を読む