国内金価格は為替相場(ドル安円高)とのせめぎ合いの状況になってきた。話を単純化すると、ドル円相場については、これまでドルが主要通貨に対し売られるなかで、ドル円だけは平行移動状態でドルが売られる時には円も共に売られるという状況が続いてきた。したがって金の国内円建て価格はほぼドル建て価格の推移に沿った値動きを続けてきた。ところが昨年秋の金融危機の深まりの中でこの構図は変化の様相を示す。すなわちドル円の . . . 本文を読む
事後報告ですが、本日日経CNBCの5時からの生番組「デリバティブ・ワールド」に登場しました。足元の金市場の注目材料について当方なりに思うことを述べさせてもらった。ポイントは、米国の金融政策に大きな変更は当面ないだろうということ。約1カ月ほど前にロイターのInsightに書かせてもらったが、出口戦略たるものは唱えるだけで実行は当面難しく当座は空手形に終わるということ。結局、あそこで書いたことは図らず . . . 本文を読む
先月8月の末、新丸ビルで仕事があり、時間があったので帰りに近くにある大型書店の丸善に立ち寄った。そこで見つけたのが「金融危機後の世界(ジャック・アタリ)」だった。タイトルに目がとまり、中身をざっと見て、面白そうだと即購入。「21世紀の世界」の著者と同一人物と知る。約1カ月そのまま放置。この週末の大阪出張で持ち出し、移動中を中心に読んだ。いろんな意味で勉強になる本だと思う。金融経済史の整理という面で . . . 本文を読む
24日のNY市場の金価格は、9月11日以降9営業日続いてきた終値での1000ドル台維持がついに途切れることに。といっても、たいした話ではないが。さすがに2週連続でファンドのロング(買い建て玉)が過去最高を更新となると、調整已む無しということだが、むしろ調整したほうが健全というか相場の展開としてはヨロシ、ということ。それでも、以前のような急落にはつながらない可能性がある。昨夜は、NYの午後に大所のフ . . . 本文を読む
今夕は、国立西洋美術館で開催されている「古代ローマ帝国の遺産」展の内覧会に声を掛けていただき行ってきた。内覧会は、同展に特別協賛している住友金属鉱山主催のもの。まず青柳館長による「本展の見どころ」と題したブリーフィングを30分受け、一般公開を終えたあとの時間を利用した内覧に。主な展示物の説明や発掘時など背景説明などの入ったヘッドセット付きのガイド機を借りて回ったが、なるほど展示物の説明文を読みなが . . . 本文を読む
さて連休中の金価格は、1000ドル大台キープを続けている。やはりドルの弱さが目立っている。急落後にも満足な自律反発も見られず戻るに戻れない展開は、弱い。ユーロは1.48ドル台に乗り、ドルインデックスは76ポイント割れに沈んでいる。アジア開銀がアジアの成長率の見通しを上方修正したとか、ニュージーランドが4-6月期に経常収支が黒字化したというニュースがきっかけにドル売りに拍車とされているが、これらニュ . . . 本文を読む
連休の前半の日曜日ということもあり、久々に静かな1日だった。午前中の東京は天気はいいものの沖合を台風が通過している関係で風が強かった。その風が収まった午後は、快晴。むしろ良すぎるくらいの天気だった。その中を家電量販店に。
今年の7月に携帯電話の電源が急に入らなくなり原因不明の故障。幸いにも週末の出来事だったが、仕事柄携帯不通状態は長くは放置はできない。すぐに買い替えた。その際、携帯の価格が高いの . . . 本文を読む
金曜日の昼前に東京を出て大阪から名古屋を回って帰ってきた。名古屋も涼しくなっていた。帰りの新幹線から見る田圃は稲刈りの終わったところ、まだこれからのところ、まだら模様。写真を取ろうと思い立った時には東京に近付いており、いい写真が撮れなかった(残念)。しかし、涼しくなるのが早かったので気分は秋深しという感じだが、まだ9月中旬なのだった。新大阪も、名古屋駅も連休初日で込んでいた。
今朝、大阪でチエッ . . . 本文を読む
9月17日のNY市場の金価格は反落。NY時間外となるロンドンのオープニング前に1010ドル台を上に抜け一時は1024ドルと年初来高値を更新した。この段階でドルインデックスも76ポイント割れ寸前まで売られ年初来の安値を更新していたので、金の動きもおおむねそれに沿ったものだった。さすがにこの水準では利益確定の売りが出始め、NYのオープニングで一時的に買い戻されたものの、反転下落という流れとなり1010 . . . 本文を読む
ロンドン時間入り直前から動意を見せた金価格は、上値を追いNY時間ではスポット価格も1020ドル超にタッチ。いわゆる買い方に回転が利いている状況。やはり、ここまでの展開は従来の1000ドル乗せとは異なったものとなった。金市場自体の“裾野の広がり(参加者と流入資金の拡大)”が変化をもたらしているといえる。ただし、それとて早晩調整局面入りは避けられないということ。
先週、世界最大の金鉱山会社バリック・ . . . 本文を読む