今日の東京の夜明けは、こんなきれいな朝焼けだった。時間の経過とともに色合いを変えていくのだが、徐々に反対側つまり西側の空まで茜色が差してきて日が昇っているのを感じさせる。その西の空には月がポッカリ浮かんでいた。ワタシ、カエリ、ソビレマシタ・・・みたいな風情。このわずか2時間後くらいから雨になった。結局東京は1日雨模様で日の出の時間帯の天気は嘘のような荒れた天候になった。
「朝焼けは雨」は、ほんと . . . 本文を読む
まず金価格の話から。さすがに1150ドル接近の水準では、売り買い交錯といった状況。欧州金融機関のストレステストは基準の甘さが指摘されるものの市場に混乱なく受け入れられたこと。さらに米国景気回復の足踏み状態は続いているものの、発表されている4-6月期企業業績がおおむね良好であることから、金融市場の環境は落ち着いたというか、状態としては宙ぶらりんの状況。金市場にとっては動きずらい環境といえる。
そこ . . . 本文を読む
さて今夜もNYの取引時間帯に入り金価格はやや弱含み。スポットは1159ドル程度で推移中。昨夜は手仕舞い売りに、このところの取り引きレンジの下限(1170ドル)を下回ることになった。
昨夜の下げの特徴は先物市場主体という点にあろう。NYコメックスの先物取引は「限月交代」と呼ぶ期日接近による乗り換えのタイミングに差し掛かっている。具体的には現在の「10年8月物」から「10年12月物」へと取引の中心に . . . 本文を読む
本日は早朝より入稿の遅れた原稿を気にしつつ、しかしそれに掛れず、いろいろ動きまわっていた。いまは21時だが、皆居なくなった事務所で原稿書きをしている。5時に起き、海外市況などチエック。そのまま自宅にて作業をしたうえで金融誌(ファイナンシャル・アドバイザー)の企画で編集者と大手町の三菱UFJ信託銀行に赴き、同行企画部門の担当者に金ETFについてあれこれと質問。その使い勝手、特徴などを浮き上らせようと . . . 本文を読む
欧州銀行監督委員会(CEBS)が発表したストレス・テストについて、JPモルガン・チェースがその甘さを指摘したレポートを出していた。その指摘している内容は、確かにこれは「甘い」と思わせる内容だった。いくつかの点をここで紹介すると、以下のようになる。
まず経済環境について。例えば失業率の見通しだが、スペインの場合ストレス・シナリオ(悪化時の想定失業率)は20.3%となっているのだそうだ。ところが10 . . . 本文を読む
ストレス・テストは市場がその結果をどう消化すればいいのか戸惑いのなかで週末の取引時間切れという感じに見えた。その面では、今後時間の経過のなかで発生する出来事が、遡ってこのテスト結果の妥当性を判断するということなんだろう。言われているように償還まで持つことを前提にした国債はリスク分析から外されたことが問題点とされている。そもそも為替変動を考えなくていい環境のなかで国債の相互保有(もちつもたれつ)によ . . . 本文を読む
ご無沙汰しておりました。1週間ぶりの更新です。農業気象の専門家の話として4月の低温はそのまま8月の気温の低さ、すなわち冷夏につながる可能性が高い・・・・という話を見かけたということをここで取り上げたのが5月だったか。どこの国の話なんだ?という連日の猛暑。ぬるま湯のような東京の空気はまったりと淀んでおります。先ほど外出したら、おそらく体温かそれ以上と思われる生温かい風が吹いていました。暑中お見舞い申 . . . 本文を読む
先行きの金価格の方向性を読むにあたって大きな要素は米国の金融政策の方向がどうかということ。当方は昨年末から、出口は遠いとしてきた。このところは、今後の目立った上昇には、FRBによる資産買い取りの再開が条件となるとして、機会をみて話したり書いたりしてきた。ここにきて5、6月と各種統計とりわけ住宅部門と雇用のデータ悪化から急速に出口論議は引っ込み、先月下旬あたりから米国メディアでも刺激策の再開について . . . 本文を読む
NY市場の金価格は3週間ぶりの大幅上昇となった。NYコメックスの先物価格は前日比14.80ドル高の1213.50ドルで通常の取引を終了。一時1218.80ドルまで買い上げられた。
南欧を中心とした財政危機や域内での金融システムに不安を抱えているユーロ圏に関連した動きが、材料となった。13日は米格付け会社ムーディーズがポルトガル国債を2段階格下げを発表したことが、金市場についてはまず押し上げ要因と . . . 本文を読む
先週ここのタイトルを「益出しして夏休み」というふうにしたが、昨日のNY株式市場なども主な企業の決算発表を控え小動き。ムードは少し早いが夏休みという感じ。日本でも周りに夏休みに入っている人も出てきているので、海外は言わずもがな。米アルミ大手アルコアの決算が発表されたが、前年同期比で売り上げが22%増え3四半期ぶりに黒字転換となった。ただしこれは市場予想の範囲内。そもそも前年が悪かったので、その比較で . . . 本文を読む