週明けの市場で注目されたのは、まずブルームバーグが報じた米税制改革案の後退をイメージさせるニュースだった。知られているように既に先月公表された税制改革案の枠組みでは、現行35%の法人税を20%に引き下げる方針が提案されている。30日には、税制案の作成をする米下院歳入委員会では、法人税率は2018年以降に年3%ずつ段階的に引き下げられる案を検討中と伝えられた。実施されれば2022年には税率は20% . . . 本文を読む
先週は26日木曜の午後は、「日経マネー」の別冊挟み込み付録?の企画で、豊島さん、スタンダードの池水さんとの事前シナリオなしの鼎談・・・というより、フリートークだった。内容は金とプラチナについて、いろいろ。約1ヵ月後の11月21日発売予定だが、まとめるライターさんは大変だろうなぁ・・・というのが率直なところ。
翌日27日金曜日の夜は、日経CNBCテレビ 21時からの生放送「夜エクスプレス」に9時1 . . . 本文を読む
連日似たようなことを書くのだけれど、NY金は下押すものの25日までの3日間連続で1280ドル近辺で通常取引(清算値)が終了ということになった。月初の10月6日にザラバ(取引時間中)の安値1262.80ドルまでつけたものの、それ以降は1270ドルを割りそうで割れないという展開。さすがにここに来て米10年債金利が2.4%を超えて来たので、どうなるかと見ていたが、買い戻されることに。
ちょうど(NY . . . 本文を読む
24日の金市場は、テクニカル要因と見られる買い気の高まりに(ファンドのロボット・トレード?)1280ドル台を回復した前日の地合いを受け、アジアの午前の時間帯こそ買い優勢となったものの、午後に入り失速。ロンドンからNYの午前に掛けては水準を切り下げながら進行することになった。通常取引に入った時間帯に発表された10月の米製造業PMI(購買担当者景況指数)速報値が54.5と1月以来の高水準となり予想も . . . 本文を読む
先週から今週と、夜までいろいろ入っており、更新が滞っている状況につきご容赦を。株式市場の連騰記録自体にはあまり意味を感じないものの、市場センチメントという点では、面白い素材だなぁ・・と。行き過ぎるところまで行かないと、戻らない振り子・・・という印象で見ております。
昨夜書こうとして書けなかったのは、ここにきての世界的な株高に加え(リスクオン)、ドル金利(米長期金利)の上昇の中で、NY金がそれほ . . . 本文を読む
本日は、NYダウが1日で22.6%(当時の水準で508ドル)も暴落した1987年10月19日の(いわゆる)ブラック・マンデーからちょうど30年になる。現在の水準に当てはめると、1日でNYダウは5230ドルほど下げたことになる勘定だ。下げ相場に際し損失を一定限度に抑えるように設計された金融商品の広がりが、内部要因として売りが売りを呼ぶ市場環境につながり思わぬ大暴落を現出させたとされる。
米国の財政 . . . 本文を読む
昨日は、15日の講演でイエレン議長が13日の米コアCPIの弱い結果を受けても、年内利上げ方針のみならず来年も利上げを続ける意思を示したにもかかわらず、16日のアジア時間の金は1300ドル台で堅調に推移していると書いた。結局、それはNYの時間帯に入って発表されたNY連銀製造業景況指数が、前月の24.4から20.4へ悪化予想のところ結果は30.2への上昇。つまり予想外。2014年9月に同水準があったが . . . 本文を読む
先週末発表の注目の9月の米消費者物価指数(CPI)は、エネルギー価格の上昇を背景に前月比0.5%上昇したが、市場予想(+0.6%)は下回ることになった。8月末から9月にかけてメキシコ湾岸を襲ったハリケーンの影響で製油所がストップし、ガソリン価格の上昇が目立っていたことから、上昇加速が予想されていた。実際にガソリンは前月比で13.1%もの上昇となっていた。CPIの前月比0.5%の上昇は、1月以来8 . . . 本文を読む
来年の2月初めに任期満了となるイエレンFRB議長。次期議長の有力候補にはゲーリー・コーン国家経済会議(NEC)委員長(=大統領経済補佐官) 、イエレン議長(再任)、ケビン・ウォーシュ元FRB理事 、パウェルFRB理事他の名前があがっている。
イエレン議長の再任を望む声が多い中で、同議長が8月末のワイオミング州ジャクソンホールで開かれた経済シンポジウムの折に、トランプ政権の金融規制緩和にやや批判的 . . . 本文を読む
NY金は10日で3連騰となったが、これといった材料のない中で、ドルが売られ米国債金利も2.365程度で頭打ちとなり、金に買いが集まり1296.70ドルまで買い上げられた。カタルーニャの独立宣言観測が地政学リスクとして意識されたという話もあったが、?という感じ。10日は北朝鮮労働党の記念日ということで、身構えた結果ということか・・・と。ただ、過去の例から必ずしもそうした記念日に行動を起こしているわ . . . 本文を読む