先週末7月28日のNY市場の金価格は反発となった。この日発表された経済指標が、インフレ圧力の高まりを示さなかったことから、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが継続するとして前日に高まった過度な警戒が和らいだ。
前日に4%を超え、この日もNY時間外に4.041%まで上昇していた米長期金利が、終盤に向け低下し3.954%で終了。前日は1950ドル割れまで売り込まれていた金市場では、買戻しの動きがみら . . . 本文を読む
予想通り0.25%の利上げを決めた連邦公開市場委員会(FOMC)というイベントを通過した7月27日のNY金市場だが、予想外の反落となった。
利上げの再開と次回以降の見通しは今後のデータ次第というFOMCの通過は、いわば想定通りにつき目先の材料出尽くしということで、一般的には値動きが軽くなり上昇というパターンが想定できたが、逆に反落となった。 NYコメックスの通常取引は、前日比24.40ドル安の1 . . . 本文を読む
注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)は予想通り0.25%の利上げを決め政策金利は5.25~5.50%となった。2001年以来22年ぶりの高水準となる。かのグリーンスパン議長時代以来となる。
声明文は利上げを見送った6月会合時の内容をほぼ踏襲した上で、景気見通しを若干上方修正した。総じて想定通りのFOMCとなった。
終了後のパウエルFRB議長の記者会見に市場の関心が集まったのは、昨年3月以降 . . . 本文を読む
7月25日のNY市場の金価格は4営業日ぶりに小反発となった。NYコメックスの通常取引は前日比1.50ドル高の1963.70ドルで終了した。米連邦準備理事会(FRB)の政策決定を控え様子見ムードの中で、前日同様米長期金利やドル指数(DXY)の値動きに反応した取引に上下した。
このところユーロ圏の指標の悪化が目立っており、ユーロ売りが優勢となりドル指数(DXY)が強含みに推移しNY金の上値を抑えて . . . 本文を読む
週明けのNY金は3営業日続落となった。
本日から始まる連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、様子見モードの中で、対ユーロでのドル高がドル指数(DXY)を押し上げ、金市場では売りの手掛かりとなった。先週は50ドル方水準を切り上げており、薄商いのなか小口の売りで続落となった。4.40ドル安の1962.80ドルで取引を終了。
ドル指数(DXY)の動きと短期の移動平均線などを手掛かりとした、ファンドの . . . 本文を読む
今週予想通り米利上げが実行されると政策金利は5.25~5.50%となる。年初時点では、年央のタイミングでの、この水準までの上昇を読んだ連邦準備理事会(FRB)高官は少なかったと思う。それは同時に足元の米国経済の想定外の底堅さを意味する。
現時点の市場の大勢的な見方は、今回利上げし、次の9月は見送りし引き上げた水準を当面維持し、経済指標の変化を見ようというもので、状況によりそのまま利上げサイクルは . . . 本文を読む
0.25%利上げがフルに織り込まれた来週25~26日開催の連邦公開市場委員会(FOMCを前に、その後の会合での利上げ打ち止めのタイミングを巡る見方の振れが、今週はNY金の日々の値動きに影響を与えている。ただし、それは目先の動きに過ぎず、大勢的なものではないことに注意すべきと思う。 楽観悲観の市場環境の循環の中で、同じように強気を語り、はたまた弱気を語る市場関係者を見かけるが、振り回されない方がいい . . . 本文を読む
昨日の更新で書いたように19日のNY金はその後も狭いレンジでの推移となった。
NY時間に入り材料視されたのは、英国債買いで低下した英長期金利の流れが、米債にも波及し米10年債買われ利回りが低下、そのままNY金の買い手掛かりとなった。 英国債の利回り低下が何ゆえ材料になるのか。 それは、そもそも英国立統計局(ONS)が発表した6月の消費者物価指数(CPI)が、予想以上に鈍化したことがある。
前年 . . . 本文を読む
7月18日のNY金は、朝方発表された米経済指標を受けて利上げ長期化に対する警戒感が和らぎ、米長期金利が低下。金市場ではファンドによる新規とみられる買いが水準を押し上げた。NYコメックスの通常取引は前日比24.40ドル高の1980.80ドルで終了した。朝方は売り買い交錯状態となったものの、終盤にかけて水準を切り上げ一時1988.30ドルまで付けた。終値ベースでは6月1日以来6週間ぶりの高値となる。 . . . 本文を読む
週明け7月17日のNY金は5営業日ぶりの反落となった。先週は、消費者物価指数(CPI)および生産者物価指数(PPI)で物価圧力の鈍化が示され、利上げ局面の終わりが近づいているとの期待が台頭。米長期金利が低下し、利子の付かない資産である金の投資妙味が強まる中、相場は約1カ月ぶりの高値水準である1960ドル台に上昇していた。
上げ幅が拡大していたこともあり、先週末は利益確定や、ファン . . . 本文を読む