イラク情勢は一般的に重火器にまさる政府軍が優勢かと思いがちだが、スンニ派武装勢力の方も物量には劣るものの相応の装備とされる。政府軍の中でもスンニ派の兵士は、戦わずして逃げ出したり寝返ったりという事例もあるらしく、それがここまでのISIS(スンニ派武装勢力)の快進撃の背景にあるとされる。驚いたのはロシアが戦闘機をイラク政府に供与というニュースがあり、理由はフセイン政権が倒れた後で、イラク国内、特に . . . 本文を読む
昨日、アジアからロンドンの取引時間帯に金が1306ドル台まで急落した背景が中国発で伝えられた金担保の金融取引に関連したニュースだった。今年の4月にWGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)が発表した“China’s gold market: progress and prospects”と題したレポートで金担保の金融取引に供されている現物の累計総量が1000トンになるとの推計値が初めて示され話題とな . . . 本文を読む
先行して話は流れていましたがトヨタが燃料電池車を年度内に発売するという発表。
政府が販売サポートの補助金に前向き姿勢を示しているのは、トヨタならではですが、官民挙げてのプロジェクトで、付随した技術革新は必ず出てくるでしょうね。車体を軽くしたりは、いうに及ばず、車の裾野は広いので、運転しなくていい車というのも今でこそ知られているものの、10年前にはほんの構想段階だったはず。
プロジェクトとしては黒 . . . 本文を読む
今朝はコロンビア戦を見ながら開いた朝刊を見て、驚いた。アルゼンチン共和国 大統領府による15段の全面広告が目に飛び込んで来て、そのタイトルが「アルゼンチンは債務返済を継続したいが、継続させてもらえない」というものだったからだ。タイトルを見て、ここにも取り上げた、投資ファンドとの間での法定闘争が一応の決着を見た件についてのものだと直ぐに分かった。日本の一般紙(朝日新聞)に掲載という点に意外性があった . . . 本文を読む
6月に入ってNYコメックスの出来高が細っている。月初からここまでの1日当たりの平均出来高は11万4612枚(1枚=100オンス)となっている。これはロシアのクリミア取りで騒いだ3月の57%ほどの水準となる。この3月にしても過去数年の平均からは、それほど活況だったわけではない。週明けの取引は上昇となったことから、4連騰となる。金については雇用統計明けの月曜日6月9日から昨日までの11営業日中、上昇 . . . 本文を読む
本日は午後2時から4時まで先日ここで告知した自前のセミナーだった。顔なじみの方々も多く見えてくれて盛況だった。これで夜の部、昼の部と終了。FRBを中心に出口戦略にあたっての問題点を取りあげたが、ちょうどECB(欧州中銀)がマイナス金利を採用したところでもあるし、事例(いわば教材)が増えているので以前よりもわかりやすくなったのではないかと思う。目先の材料としては、雇用統計があるが、まずは7月2週目に . . . 本文を読む
今週のFOMCを超えて生まれた市場センチメントは、緩やかながら米国景気の回復が続く一方で、FRBによる緩和的な金融政策は当面続くというもの。最高値圏にある株価については、伝統的な指標に照らし合わせても歴史的な水準から外れていることを示す根拠は「まだ見当たらない」としたイエレン議長のお墨付きがNY株を押し上げた。
相変わらずの小幅上昇だがNYダウもS&P500種も20日の取引で過去最高値を更新した . . . 本文を読む
本日は夕刻18時30分からの自前のセミナーだった。途中休憩を正確には7分はさみ10分程度時間オーバーとなったのでみっちり2時間話した。参加いただいた皆様、ありがとうございました。いろいろ話題は飛びましたが、いわんとするところは伝わったのではないかと思っております。要はこの25年の大きな金融の流れを捉えた上で、直近5年を分析し、異常事態をどう捉えるかということです。終了後、関係者で(食べていません . . . 本文を読む
さてFOMCだが、金市場では買取り策(量的緩和策)を100億ドル減額することが織り込み済みとなっている。現行毎月450億ドル(約4兆6000億円)から350億ドルとなる。FOMCは今後7月(29-30日)、9月(16-17日)、10月(28-29日)と予定されており100億ドルずつ減額すると9月の時点では毎月150億ドルの買取りまで縮小する見通しとなる。足元の金市場で買い方が警戒するのは、5月以 . . . 本文を読む
原則合意ということで組合側の返事待ちとなっている南ア、プラチナ生産大手3社だが、早ければ週末13日金曜日に妥結という見通しが流れていた。“原則合意”とは、例えれば“あと一声”の歩み寄りという微調整ということだが、もともと組合側の過大な賃上げ要求(3倍近い賃上げ要求)がここまで長引いた背景となっている。週明け月曜日も何ら動きの変化は伝えられなかったが、本日は“山”側が組合側からの返事を受け取ったもの . . . 本文を読む