成功したのかそうでないのか中途半端な結果に終わったイタリア10年債の入札(発行)だが、このところの流れに沿って、トニカク現金ニという流れの中で金のみならず市場全般に荒れた。このところのパターンの「恐怖が支配する市場」がまた現れ、流れの勢いは今年9月26日のザラバの安値1535ドルをも一時は下に突き抜け1523.90ドルまで安値を見た。フロアの引けは23.20ドル安の1540.90ドル。プラチナに至 . . . 本文を読む
クリスマスは終わった。直後の年始までの数日間が年末の決算に向け、時にウィンドウ・ドレッシングと呼ばれる買いが這わされることから、例年ならば薄商いの中で比較的堅調に推移することも多いといえる。
ところが足元の市場は、S&Pに代表される格付け会社の判断の発表待ち状態にあり、皆身構えながら時間だけやり過ごしている状況。EU首脳会合前に、合意内容によってはユーロ圏の最高格付け6ヵ国を含め格下げ方向の見直 . . . 本文を読む
12月23日のNY市場の金価格は薄商いのなか途中買われる局面があったものの終盤・・・といっても短縮取引だが4.6ドル安で終了。これで3日続落。20日に20ドル強上げたこともあり週足では陽線。14日に急落したことで注目していたファンドのネットロング(純買い越し量)だが、今週は市況でも400トン割れへと書いたが、日本時間の今朝方発表されたCFTCのデータでは364.3トンとなった。ロングが減少、ショー . . . 本文を読む
昨夜は都内四谷の小さな居酒屋を借り切って、懇意にしている某経済誌部長氏の声掛けによる忘年会だった。30人弱が参加し店内はほぼ満席状態に。一同が見渡せるスペースがなかったので、6人から10人くらいが一つのテーブルの塊りというかグループとなったが、逆に酒がまわるにつれて会話は大いに盛り上がった。初めて行った店だったが、ご店主が日本酒にこだわりがあるようで(後に聞けば実際にそうだった)、おおっ!という銘 . . . 本文を読む
昨夜は、全般的に安定した材料が複数出たことでユーロ圏からNY市場へと株価の上昇は広がり、金を含め市場全般に買い戻しの動きがひろがりクリスマス休暇中の薄商いも手伝い思わぬ「ラリー」となった。これこそ「クリスマス・ラリー」という感じになった。NYのフロア取引(通常取引)では200日移動平均線に止められた金だったが、今朝のアジアの時間帯に入ってNY時間外取引で突破。クリアしたことでショートカバーを巻き込 . . . 本文を読む
いよいよクリスマス休暇入りという感じの相場付きになってきたが、薄商いの中で時に荒れるとされるのは確かにそうで、目立って上げたと思うと翌日まで持たなかったということも。金の場合、おおむねクリスマス休暇明けから年末年始の間のほうが値動きが大きかったりする。日本の休みに被るのだが。。。
本日は早朝5時ころから3本の原稿を書いていた。ルーティーンのものを入れると4本。エンジンがかかるまで . . . 本文を読む
北朝鮮トップの死亡報道。本日は、自前のセミナーの昼の部が14時開始でそろそろ会場に出る準備をしようとしていた時にニュースが入った。少ししてある通信会社の馴染みの記者氏から金市場への影響ということ電話をもらったが、「(影響は)ないでしょう」・・・と。もともこうした(政治的)「有事」への金市場の反応はあったとして、その“賞味期限”は短いというのが通り相場。事態を市場はドンドン織 . . . 本文を読む
5ヵ月ぶりなので7月初旬以来の安値に落ちた金だが、それでも15日の段階で年始からは154ドル、率にして10.8%の上昇率となっている。16日では同じく176.5ドル、率にして12%の上昇となる。週末の戻りは、14日の暴落に対する遅ればせながらの自律反発ということ。このところユーロドルとの相関性が高く、その面ではドルインデックスと伝統的な関係が戻ったような動きでもある。30日移動平均線ではドル建て金 . . . 本文を読む
先週末9日のEUサミットの賞味期限は予想外に短いものになった。14日はイタリア5年国債の入札が行われ、その条件が6.47%と同5年債のユーロ導入後の最高水準を突破することになった。この後、イタリア10年債の流通利回りが上昇を始めると、欧州株は下落基調を強め、10年債もイタリア財政が維持不能と目される7%を突破。この流れの中で、ユーロは売られ対ドルレートで今年1月以来となる心理的節目1.30ドル割れ . . . 本文を読む
本日は、FOMC後ということで、市況を掲載。
12月13日のNY市場の金価格は、引き続きユーロ圏情勢に影響を受け続落。取引終盤は、この日開かれたFOMC(連邦公開市場委員会)の声明文の公表を前に、小動きに。さらに声明文にて、新たな刺激策が見られなかったことを嫌気する売りが出たことから、NY時間外取引にて薄商いの中、結果的に下げ幅を拡大することになった。
金価格は週明けから前 . . . 本文を読む