米感謝祭に重なったことでも注目されたOPEC総会。多少なりとも減産の意向を示すものの価格下落の歯止めにはならず・・・・くらいかと予想していたが、サウジの意向が強く働いたとされるが減産は見送りとなった。原油は急落でWTI原油は2010年5月以来の70ドル割れに沈んだ。日本時間28日21時の時点でも69ドル前後での推移となっている。
原油安はガソリン安につながり米国経済の追い風になるとの連想から、 . . . 本文を読む
あらゆる手段を使ってインフレ率を押し上げるべく「可能な限り迅速に」動くという週末21日のドラギECB総裁の発言。いよいよ国債を含む買付けに向かう決意表明と読んだのだろう、週明けの欧州系の国債(10年債)金利が軒並み下がり始め、25日は過去最低を更新するものが続出している。つまり過去最高値に買われている。
FRBは買い取りはやめたものの、資金は野積み状態(放置)。・・・というか、そうするほかに手 . . . 本文を読む
午後2時頃から2本の締め切り原稿を書いたが、1本は端末で配信されるものだったので、時事性を踏まえてスイスの金にからむ国民投票の内容を懲りもせず取り上げた。ただし、視点を少し変えて。2000年代の売却の経緯とその間の国際金融の環境を考えれば、これは金を買い戻せと言いたくなるよなぁ・・・という感じ。おまけにこれからECBが資産買取りを積極化させるという折でもある。手持ちのユーロ・・・・といってもキャ . . . 本文を読む
土曜日は仕事で、昨日はこのところ2年くらいの間隔で参加しているコンペ。内陸地の埼玉のゴルフ場だったので朝は冷え込んでいたが、昼間はポカポカ陽気で暑いくらいだった。
荒川沿いにある27ホールのゴルフ場でいわゆる河川敷のコースですが、これが3分の1はとても河川敷とは思えない林間コース。何よりクラブハウスとコースの行き来が、渡し船。スルーのラウンドはないようで前半回っての食事のときも船で戻る。帰 . . . 本文を読む
このところの暖冬に慣れているせいか昨年の冬は一般的な冬だったんだろうが寒い冬だったと記憶している。で、今年も寒くなるのが早いような・・・と思っていたら、米国では18日、全米50州で氷点下を記録したというニュースに???ハワイも?確かに州ということなら、高い山もあるし。しかし、この時期の異例の寒波となると景気にまで影響した年始の大寒波が思い起こされる。
NYの金は19、20日と時間外を含めて2日続 . . . 本文を読む
19日のNY市場の金価格は、金をめぐるスイスの国民投票を材料に乱高下することになった。10月27日のここで少し詳しく取り上げておきましたが(「果たしてスイスは金を買い戻すのか?」)、やはり近づくにつれて市場の材料になり始めたということでしょ。このあたりはスコットランドの独立問題と同じ。
繰り返すと要点は、以下の3点。
1.SNB(Swiss National Bank)すなわち中央銀行であるス . . . 本文を読む
NY時間外のアジアの終盤からロンドンの早朝に掛けて始まったショート・カバーの動きは、また一区切り10ドル幅の上昇をもたらし、結局1200ドル大台回復を見ることになった。先月10月30日以来のこと。ウクライナ東部で再び緊張が高まっていることや、ドイツの景況感(ZEWが11月に大きく回復していた(前回マイナス3.6から11.5)ことから、ドルがユーロに対して弱含みの動きに。そのタイミングでカバーが入 . . . 本文を読む
週末のNY市場の金価格。通常取引開始時点では10月の小売売上高が市場予想を上回るプラス0.3%となったことから米小売販売が一時的に減速したものの、緩やかな増加基調を維持しているということで、ドルが買われ、金市場では売りが膨らみ1150ドル割れを見ることになった。結局、この際の1146.00ドルがこの日の安値となった。
次に目立った動きがあったのは現地時間の午前10時。通常取引開始直後から売り込ま . . . 本文を読む
昨夜ここに「先週のラジオNikkei「マーケット・トレンド」では中国の買いは落ちているが、インドは買っているとしたが、それは現時点での話」と書いたのだが、ロイターが伝えるところでは、インドの10月の金輸入が約150トン!!!にもなり、インド財務省と中央銀行が輸入制限強化の話し合いを進めようとしている・・・・とのこと。昨年、輸入規制強化で総すくみ状態で密輸に流れたのだが、今年は9月は143トンに1 . . . 本文を読む
ワールド・ゴールド・カウンシルから7-9月期の金の需給統計が本日午後2時に発表された。この時間は冬時間の米国東部時間の午前0時。世界一率で13日発表。
全体の需要は前年同期比で2%の減少の929.3トン。昨年は価格の急落を受けて4-6月期の実需買いが記録的な盛り上がりを見せたが、7-9月はやや下火になった経緯がある。その3ヵ月との比較で2%減ということに。
目を引いたのはインドの復活。昨年は . . . 本文を読む