◇けっこう長い花の命
ご近所で深い付き合いのSさん宅からは、毎年暮れになるとシクラメンが届く。
去年も大きな鉢一杯に咲いたシクラメンを戴いて、いまだに元気がいい。
当のシクラメンに「早く描いて、描いて・・・」と催促されているような気分になのだ
が、なにせ絵を描く前にこなさねばならないことが多い。やっと責任分担の仕事
が一段落し、少し寒さも和らいだのでとうとう今日重い腰を上げてシクラメンと向
かい合った。
シクラメンは水がなくなると途端にでれ~としてだらしなくなるが、昨夜家人が
をやったので、今日は元気が良い。
これはという花2・3に目をつけてそれはしっかり描こうとするが、時間と共に太
陽が自分の都合で回っていくので光と翳が刻々と変わっていく。
多分自分の目には5段階くらいになっている花の色をしっかりと捉らえて写して
いくのはけっこうしんどい。その他大勢はいい加減にしていいかというとそうも行
かない。花がそこにあるという程度でよいのかもしれないが・・・少し描きすぎた。
シクラメンはけっこう絵の題材に取り上げやすく、これまでにも何度か描いて
いる。葉っぱに特徴のある文様のがあり、よく見ると実に面白い。
ホルベイン 4号
昔描いた作品 いずれも コットマン 6号
(この項終わり)