読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

静物画(水彩)を描く

2010年02月18日 | 水彩画
薔薇とワインボトル
  今日は静物画。絵を習っているほかの人に、基本的に2時間で仕上げる教室
 というと大体驚かれる。普通2時間では仕上がらないというのだ。
  確かに後で見ると不満が残ったり、塗り残しがあったりで、なかなか完璧に2時
 間で完成というわけにはいかないのは確かだが、基本的に水彩画の特徴として、
 その場での感動を写し取ってしまうのが水彩画のよさが出るような気がするので、
 勢いで描いたほうが良い。あとで何か言われていじるとどんどん勢いがなくなって、
 一見きれいにはなっても感動を減じてくる(ような気がする)。

  さて今回の静物。薔薇は造花なので最初からそのつもりで描く。ボトルも中身は
 水と知っているのだが、ボトルの色を忠実にではなく、少し強調的な色合いにする
 と見た感じに近くなるから不思議。ボトルが台のクロスに写り込みする筈はないの
 だが、そう見えなくはないので強調すると安定感が出る。
  ハイライトはこの教室の欠点であるが、拡散した光源を無理に一点に絞り込んで入
 れる。
  背景は薔薇の葉を意識し、少し緑色を入れた。

  その他写実的でない部分が随所にあってやや気が引ける作品。

   
     ホルベイン6号

   
(この項終わり)
コメント
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