読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

久しぶりの風景画

2010年04月23日 | 水彩画

典型的な下総の農家を描く

 おとといは東京は25度を越える今年初めての夏日だった。この辺もどんどん
気温が上がり、多分23度くらいにはなったのではないか。
 久しぶりの好天で、新緑の風景を描こうと思い立って近所の道を自転車で走
り回った。
 既に鯉幟を掲げている家もあって、ちょっと食指が動いたが、家の前に大きな
ビニールハウスがいくつも並んでいて構図が取れずに断念。
 
 少し行くと、蛇行する緩やかな坂道の傍らに重厚なつくりの農家があって、良い
構図が取れそうなのでここに決め、時折り通る車に気をつけながら1時間くらい
で描き終えた。
 本当は現場で色をつけたいのだが、足場が悪くおちおち色を付けていられない
ので、彩色は写真を撮って家で。

 2段の種類の違う樹の垣根、きれいに手入れされた庭樹、刈り込まれた玉柘植
などの奥に、複雑な間取りに合わせて何重もの瓦屋根が載った重厚な母屋があ
る。この辺りに良く見られる中農(格式が高いと門が違う)の家で、今作ったら何
千万円掛かるものやら・・・。表札を見たらこの辺りでは結構多い「金子」さんの
お宅だった。(そのほか多いのは日暮、平川さん。) 
 それはとにかく瓦屋根の下の桁などが良く見えず、つくりの重厚さが十分描け
なかったのが残念。

 キラキラ光る陽春の光が木々の葉で踊っているさまも描きたかったが、今日は
このシーンが限界だ。 

   
      ホルベイン F4 
(この項終わり)

コメント
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