読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

春は桜・花見

2010年04月03日 | その他

花見のはしご(飛鳥山公園と上野公園)

飛鳥山公園の桜
  不安定な陽気で、小寒い日や雨の日が続いて、桜の開花もどうかと思ってい
 が、東京では平年より早い開花という話で、近くの並木の花も3分咲きになった
 ので、それではと花見に出かけた。

  近場で花見と言ったら六高台(松戸六実)、松戸常盤平、あけぼの山公園、清
 水公園、柏の葉公園、江戸川堤、麗澤大学構内など選り取り見取りである。人
 によっては東京理科大構内も良いとか。
  妻は明後日清水公園に行くし、私は7日に新宿公園に行くので、今日は東京
 北区の「飛鳥山公園」に出かけた。

  「飛鳥山」は徳川家光が権現様を祀って、吉宗の時に大いに整備され、江戸
 の庶民の花見の名所になった。だが有名な花見の名所も桜の時期に訪ねるの
 は初めて。
  飛鳥山は京浜東北線上中里辺りから王子駅まで線路に沿って細長く伸びる
 台地で、古墳などもある。
  王子駅を降りて道を渡ればすぐ飛鳥山で、細い道を上っていくが土曜日で花
 も見頃とあって大変な混雑で、歩行者も渋滞している。大した上りではないがお
 年寄り向けにケーブルが走っている。「アスカルゴ」飛鳥山とエスカルゴを組み
 合わせたものか。

  [画像をクリックすると大きい画像で見ることが出来ます。]

        

  相も変わらず桜の下は花より団子組がしっかり場所取公園になっている。
  それでも山にある桜は平地の道路脇の並木とはまた違って、結構変化があ
  って面白い。

       

     


  公園の外れには「渋沢栄一史料館」がある。その前に渋沢記念庭園があり、
 そこには栄一が喜寿の祝いに当時の清水組(今の清水建設)社長から貰った
 という「晩香蘆」(バンガローをもじったとか) という凝った洋館と、栄一が門下
 生の団体「竜門社」から、80歳のお祝いと、男爵から子爵に昇爵したお祝いに
 贈られたという論語関係の書籍を集めた図書館の建物がある。
  いずれも国の重要文化財である。 

      

 <上野恩賜公園の桜
 
 
まだ1時ころで、このままではもったいないと、ちょっと足を延ばして上野恩賜
 公園の桜を見に行った。飛鳥山の桜は600本。上野は1200本と規模が違う。
  それにしても腹が空いたので何処かで昼食をと思ったが、どこも満員で行列
 を作っている。こんなことなら今朝作った筍ご飯をおにぎりにして持ってくればよ
 かった。と思ったが後の祭り。
 
  上野の桜は清水堂下から国立博物館前の噴水までがメインストリート。今日
 は桜が満開、しかも土曜日ということもあって道路は超満員。押すな押すなの
 盛況で、とてもまともには歩けない。
  老若男女ごったまぜで、外国人も多い。さすが花見のメッカで、桜の下での宴
 会はもちろん、桜がないところでも花より団子組が酒宴を開いている。
  勿論花は古木で、道に覆いかぶさるように両側から迫り、夜桜はさぞや風情
 があるだろうと思わせる。

      

      

  実は不忍池の弁天島までの桜並木は、湖水に映る桜花の情緒的な姿が
 なかなかいいのだが、今日はここまで。

  (この項終わり)

コメント
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