◇クロシタアオイラガに刺された
何十年も生きているので、これまで毛虫にも刺されたことは何度かある。
しかし今度は正直言って、参った。
ある日遊びに来た娘に言われて、柿の葉が虫に食われているのに気が付いた。よく見ると
青い虫が葉っぱを食っている。何匹かいるので消毒薬(スミチオン乳剤)を入念に吹きつけた。
これは退治したと思ったのだが、また別の葉についた。これは庭木剪定ばさみで葉を切り取っ
て、毛虫は足でつぶした。
さて、ある朝洋間のポーチを見ると虫の糞のようなものがたくさん落ちているのを発見。上を
見ると、彼奴がいた!。「おのれ、逃がしてなるものか」と、脚立を持ち出して、その上から剪定
ばさみでチョンと葉を切った。十分距離をとっていたはずなのに、折から吹いた風で毛虫のつ
いた葉が我が腕に向かって…。犯人は「クロシタアオイラガ」。
途端に腕に「バチツ!」というような痛みが走った。やられたと思って、すぐ消毒薬を吹き付け
たが思い直して水道の流水をしばらくかけた。家人が「毛虫ならガムテープ」と、皮膚に入った
毒針をガムテープで取ってくれた。
しかし時すでに遅し。腕は刺された個所がこんもり腫れて、次第に腫れが広がってきて、熱を
もってきた。
余りひどくなると厄介なのでかかりつけのクリニックで診てもらった。詳しく聞きもしないで飲
み薬(抗アレルギー剤:アレロック)と塗り薬(ステロイド入り:リンデロン)を処方してくれた。
犯人のクロシタアオイラガ(もしかするとヒロヘリアオイラガ)は即刻「靴ひねりつぶしの刑」を
執行した。
毛虫は刺された翌日、3日目辺りがしんどいらしい。
夜は腕がどんどん腫れて痛みさえ感じてよく眠れなかった。薬はほんとに効いているのか。
朝ポーチを見るとまた糞が落ちている。見上げると「まだイタツ!」一体どこから出てくるのか。
柿の木は6月の入梅に入る前に消毒を2回もやったのに。
消毒や毛虫を退治するときには面倒でも長袖、長ズボンに履き替えて、メガネ、帽子も忘れ
ないで作業に臨みましょう。(実はこのときは葉っぱが2枚ほどだったので横着を決め込んで
半袖、半ズボンで立ち向かったわけで、またも反省しているところ。)
みなさん。毛虫にはくれぐれもお気を付けを。
(以上この項終わり )